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U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ(長野菅平)活動レポート(8/23)
2014年08月24日
今日も菅平は晴れ。時々雲が太陽を遮ると乾燥した涼しい風がグラウンドを横切ります。
キャンプ最終日は午前中のみのトレーニングということで、限られた時間の中で最後の追い込みをかけました。
30分のゲームを3本行い、その後はチームを3つのグループに分けハードなランニングメニューを2セット行いました。
ピラミッドのように三角形に設置されたカラーコーン目掛けて勢いよく飛び出していった選手たちも、数秒後にはスピードが落ち、顎が上がり、同じチームの仲間たちからかけられる声援すら耳に届かない状態になっていきました。しかし世界を勝ち抜くためには、このような状況下でも持っている力を発揮できなくてはなりません。走り終えた選手たちの表情は、充実感と達成感に満ち溢れていました。
本日をもってチームは一旦解散し、26日に再び集結します。
「横綱相撲で世界を取る」という大きな目標に向かって心身共に成長し、自信を掴んだメンバーが、まずはアジアの頂点を目指します。
※98JAPAN=FIFA U-17 World Cup 2015 チリ大会出場を目指すU-16日本代表チームの呼称
監督・選手コメント
吉武博文 監督
キャンプの総仕上げとして紅白戦を行いました。両チームとも士気も高く、ハイプレッシャー、ハイテンションの中でゲームが行われたのは評価できます。また、ディフェンスラインを高く保ち、コンパクトな状態を作り、できるだけ前でボールを奪おうとするパフォーマンスも評価できます。しかし、攻撃側のチームは背後にある広大なスペースを上手く使うことができず、コンパクトな守備を崩すことができませんでした。戦術的な指示で68mの幅を広く使うポジショニングを指示すると、崩しの形も出るようになってきました。今度は守備側がやや間延びした状態にあるにもかかわらず選手同士の距離感が離れ、有効な組み立てができなくなりました。要は、戦術的な指示を出すと短時間は上手くいくが、相手が変化すると適応できない、という課題が改善できませんでした。この問題は直前キャンプで改善したいと思います。
最後に、今回のキャンプでは怪我人が出て紅白戦ができない状態にあったところ、トレーニングパートナーとして中学生2名を快く派遣してくださった地元AC長野パルセイロの皆さまに心より感謝いたします。
田中康介 選手(京都サンガF.C.U-18)
2日間の追い込みで身体に疲労が溜まっていく中での30分3本ゲームは少々きついものでしたが、楽しんでプレーすることができました。この活動で自分が課題としていた「追い込む」ということが達成できてとても満足しています。26日には再び集まりタイに向かいますが、心と体の準備をしっかりして大会に臨みたいと思います。
千田奎斗 選手(横浜F・マリノスユース)
トレーニングが始まる前は今回のキャンプも最終日ということで「しっかりやっていこう」と意気込んでいましたが、ウォームアップの最初のボールをキャッチングミスし、試合ではパスミスやクロスボールをキャッチミスしてしまいました。その時、チームスタッフから聞いた「一番最初は一回しかこない」という言葉を思い出しました。「最初」の大切さ、重要さを改めて意識し、6日からの最終予選に備えたいと思います。
安井拓也 選手(ヴィッセル神戸U-18)
最終日となり、この数日間で溜まった疲労をいかに身体に残さずトレーニングに取り組めるかが重要だと思っていたので、食事のとり方や睡眠も意識して過ごしました。走り込みで辛い時に98JAPANみんなで声を掛け合ったことでチームとしての一体感がさらに増したと思います。
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今後の予定
8月18日(月)~23日(土) | 国内トレーニングキャンプ |
---|---|
8月26日(火)~9月3日(水) | 直前キャンプ |
AFC U-16選手権タイ2014(バンコク) | |
9月6日(土) | グループステージ第1戦 vs 香港代表 |
9月8日(月) | グループステージ第2戦 vs 中国代表 |
9月10日(水) | グループステージ第3戦 vs オーストラリア代表 |
9月14日(日) | ノックアウトステージ 準々決勝 |
9月17日(水) | ノックアウトステージ 準決勝 |
9月20日(土) | ノックアウトステージ 決勝 |
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