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U-16日本代表

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U-16日本代表、グループ首位でノックアウトステージ進出 ~AFC U-16選手権マレーシア2018

2018年09月28日

U-16日本代表、グループ首位でノックアウトステージ進出 ~AFC U-16選手権マレーシア2018

U-16日本代表は27日(木)、AFC U-16選手権マレーシア2018の第3戦でU-16マレーシア代表と対戦し、2-0の勝利を飾りました。これによって、グループAの1位が確定し、ノックアウトステージ進出を決めることとなりました。

日本は「全員で戦う」という森山佳郎監督が大会前に掲げたコンセプト通り、第2戦に続いて先発を大幅に変更。#1 GK山田大樹選手(鹿島アントラーズユース)、#4 角昂志郎選手(FC東京U-18)、#2 鈴木海音選手(ジュビロ磐田U-18)、#21 中野伸哉選手(サガン鳥栖U-18)、#8 成岡輝瑠選手(清水エスパルスユース)、#15 中野瑠馬選手(京都サンガF.C.U-18)、#10 西川潤選手(桐光学園高校)、そして#20 唐山翔自選手(ガンバ大阪ユース)の8名が新たに先発メンバーとなりました。

試合は当初26日(水)の現地時間16時30分に開催される予定でしたが、激しい雷雨の影響を受けて順延の決定が下され、27日の11時開始となりました。試合に向けて「最高の準備をして、最高に気持ちを高めていた」(森山監督)だけに、心身ともに非常に難しい状況となりましたが、同時に「こういうハードルを乗り越えて強くなるのが育成年代」(同監督)と前向きに捉え、あらためて準備を整え、試合に臨みました。

試合前の状況は、ここまで1勝1分けの日本に対し、マレーシアは1勝1敗。「(相手は)勝たなければいけないので、熱く激しい試合になると思う」という指揮官の予想どおり、ホスト国のマレーシアが序盤から地元の声援を背に受けながら攻勢に出ていきます。優れた個人技を持つ選手も多く、サイドからピンチを迎えるシーンもありましたが、「何とか最後の部分で耐えることができていました」(森山監督)。

会場の雰囲気にも慣れ、徐々にマレーシアの勢いも落ちてきた前半の半ば過ぎから日本もペースを掴み始めます。そして迎えた37分でした。左サイドを成岡選手が鋭くドリブル突破して、クロスボールを送り込みます。これはマレーシアのDFに一旦はクリアされますが、セカンドボールにMF横川旦陽選手(湘南ベルマーレU-18)が素早く反応して先にボールへ触ると、こぼれ球が転々とゴール前へ。これに唐山選手が反転しながらのシュートで合わせ、見事にゴールネットを揺らします。

後半に入っても日本は不必要なリスクを避けながら慎重に試合を運び、危ないシーンをほとんど作らせません。逆に昼間の試合の厳しい暑熱からマレーシアの勢いも徐々に落ちていきました。日本は全員で戦ってきた効果でそれほど運動量が落ちることもなく試合を進めることができ、逆にアディショナルタイムには成岡選手が見事なミドルシュートを突き刺します。これで2-0となり、そのまま試合終了。日本が2勝1分けの戦績でグループリーグ通過を決めました。

試合詳細はこちら

準々決勝は日本時間30日(日)17時30分からキックオフです。勝てば来年のFIFA U-17ワールドカップペルー2019の出場権も得られる大一番で迎える相手は、西アジアの強豪・U-16オマーン代表となります。

選手・監督コメント

U-16日本代表 森山佳郎 監督
一日順延になったことで昼間の暑い時間帯のゲームとなり、しかもマレーシアのサポーターの前で圧力を感じるため、グループステージで一番タフなゲームになりました。マレーシアのFWの選手やサイドの選手にはスピードがあり、対応が難しかった部分もありました。我慢するところは我慢しながら、相手の攻撃の怖さ、特にボールを奪ってからのカウンターを最後のところで何とか抑えられたことが勝因だったと思います。

MF #6 横川旦陽 選手(湘南ベルマーレU-18)
アウェイの雰囲気の試合で、立ち上がりは少し緊張もあったと思います。自分のミスもあり、ピンチもありましたが、そこでも守れていたので、これはやられないぞという感覚もありました。それから後の時間帯は、周りの選手とも話しながら、リスク管理をしながら戦えたと思います。このプレッシャーのかかる完全アウェイの雰囲気の中で勝てたことは、チームにとってとても大きかったです。

MF #8 成岡輝瑠 選手(清水エスパルスユース)
今日はサイドではなく中盤の中央で先発することになりましたが、戸惑いは特になくやれたと思います。マレーシアとは予選でも対戦していて、チームというより個人で仕掛けてくる印象があり、そこを意識して守りました。また相手はカウンターに強さがあるので、ボールの失い方は注意してプレーしていました。得点シーンは、似たような場面でパスを選んでしまったことがあったので、今度は思い切り打とうと思って打ちました。

FW #20 唐山翔自 選手(ガンバ大阪ユース)
これほど観衆の入っている試合でプレーしたのは初めてのことで、最初はちょっと怖さもありましたが、徐々に慣れていきました。ゴールは落ち着いて決めることができましたし、入ったときはすごくうれしかったです。試合が順延になってしまったのはとても難しい経験でしたが、何とか対応できました。次の準々決勝も勝って、最後は絶対に優勝したいと思います。

スケジュール

AFC U-16選手権マレーシア2018
9月20日(木) 5-2 グループステージ第1戦 vs.U-16タイ代表 (UM Arena Stadium)
9月21日(金) AM トレーニング
9月22日(土) PM トレーニング
9月23日(日) 0-0 グループステージ第2戦 vs.U-16タジキスタン代表(UM Arena Stadium)
9月24日(月) AM トレーニング
9月25日(火) PM トレーニング
9月26日(水) 2-0 グループステージ第3戦
vs.U-16マレーシア代表(National Stadium Bukit Jalil)
9月27日(木) AM トレーニング
9月28日(金) PM トレーニング
9月29日(土) PM トレーニング
9月30日(日) 16:30 準々決勝 vs.U-16オマーン代表(National Stadium Bukit Jalil)
10月1日(月) AM トレーニング
10月2日(火) AM トレーニング
10月3日(水) PM トレーニング
10月4日(木) 16:30 準決勝(National Stadium Bukit Jalil)
10月5日(金) AM トレーニング
10月6日(土) PM トレーニング
10月7日(日) 20:45 決勝 (National Stadium Bukit Jalil)

※時間はすべて現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC U-16選手権マレーシア2018

大会期間:2018/9/20(木)~2018/10/7(日)
準々決勝 vsオマーン
2018年9月30日 17:30キックオフ(日本時間)
CSテレ朝チャンネル2で生中継
TV放送情報はこちら
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