ニュース
U-18日本代表ポルトガル遠征 強豪ポルトガル代表を破り2連勝!~第24回リスボン国際トーナメントU18~
2018年06月17日
第24回リスボン国際トーナメントU18 第2戦 vs U-18ポルトガル代表
2018年6月15日(金) キックオフ時間 16:00 試合時間 90分(45分ハーフ)
Municipal Sports Park(ポルトガル・マフラ)
U-18日本代表 1-0(前半0-0、後半1-0)U-18ポルトガル代表
得点
87分 櫻川ソロモン(U-18日本代表)
スターティングメンバー
GK:梅田透吾
DF:中村拓海、三国ケネディエブス、中村桐耶、東俊希
MF:上月壮一郎、平川怜、山本理仁、鈴木冬一
FW:宮代大聖、櫻川ソロモン
サブメンバー
GK:石井僚
DF:吉永昇偉、吉村仁志
MF:椿直起、水野雄太、アペルカムプ真大カール、喜田陽
FW:山田寛人、斉藤光毅
交代
66分 宮代大聖 → 斉藤光毅
72分 鈴木冬一 → 水野雄太
72分 山本理仁 → 喜田陽
マッチレポート
第24回リスボン国際トーナメントU18大会2日目。U-18日本代表はU-18ポルトガル代表と対戦し、1-0で勝利し、2連勝を飾りました。
ポルトガル代表とは昨年も対戦し、1-3で敗戦。1つ上のU-19ポルトガル代表は、7月に開催されるFIFA U-20ワールドカップポーランド2019の予選を兼ねたUEFA U-19選手権に出場予定です。彼らは、U-21日本代表が参加した第46回トゥーロン国際大会2018にU-19代表として参加、日本に2-3と敗戦しましたが、試合内容はほぼ日本を圧倒した欧州随一の強豪チームです。
日本は強豪相手にウォーミングアップから集中し、試合に臨みました。両チームとも初戦を制しており、勝利すれば優勝が近づく一戦。試合は序盤から激しい展開を見せていきます。ポルトガルは、素早い縦へのパス交換からスピードを活かしてサイド攻撃を仕掛け、何度もクロスを上げていきます。しかし、日本は初戦以上に攻守の切り替えスピードを上げ、フィジカルが勝る相手に何度も食らいついてボールを奪い、相手に決定機は許しません。この日は守備陣が集中し、高さ、速さ、粘り強さにも関しても相手に負けず、シンプルにプレーすることで、リスク管理を徹底します。強風の影響もあり、攻撃面では我慢する時間が長かったものの、執拗な守備で相手が疲れ始めた前半終盤、日本はゴール前でチャンスを作ります。トレーニングで学んだ相手の空いたスペースを取る動きからリズムを作り、41分には、MF鈴木冬一選手が中央にパスを入れると、FW宮代大聖選手がダイレクトでFW櫻川ソロモン選手にパスを繋ぎ、決定機を迎えますが、惜しくもオフサイドの判定。先制点を奪えず、前半はスコアレスドローで終了します。
後半先制点を狙うべく攻勢に出る相手に対し、日本は落ち着いて対応すると、素早いパス交換から、攻守に上下運動を繰り返す両サイドから決定機を作ります。50分には、右サイドからDF中村桐耶選手が見事なクロスを上げますが、宮代選手やFW櫻川ソロモン選手が僅かに合わず、56分にはDF東俊希選手が左サイドから鋭くライナークロスを上げますが、あと一歩中央で合わせられません。貴重なチャンスを逃していくと、相手は一気に交代選手を出場させ、新しい選手で勝負に出ます。57分には、スピードに乗った相手FWに右サイドを崩されると、強烈なロングシュートを放たれますが、GK梅田透吾選手が上手く弾きだします。さらに77分、日本は一瞬のミスから決定機を許します。自陣の最終ラインでボールを失うと、相手にクロスを上げられ、梅田選手も抜かれてシュートを打たれますが、ゴールライン上で途中出場したMF喜田陽選手がクリアし、何とか防ぎます。決定機を防ぐと、最後にドラマが待っていました。87分、中央でボールを受けた桜川選手が左サイドにボールを預けると、同じく途中出場したFW斉藤光毅選手が相手を引きつけながらピンポイントでクロスを上げると、桜川選手が豪快なヘディングシュートを決めて、待望の先制点を奪います。試合終了間際にも、斎藤選手が決定機を迎えますが、シュートは僅かに外れます。終了間際、日本は時間を上手く使いながら、相手の猛攻を防ぎ、試合はそのまま1-0で終了。強豪ポルトガルを劇的な展開で破り、2連勝を飾りました。
次戦(最終戦)は、U-18オーストリア代表と本日1-1で引き分けたU-18ノルウェー代表と対戦します。
選手コメント
GK #1 梅田透吾 選手(清水エスパルスユース)
FIFA U-17ワールドカップインド2017以来、久々に日本代表に招集され大変嬉しく思います。この先も日本代表に招集されるよう全力でプレーしたいです。影山雅永監督になって初めての日本代表だったので、慣れるために必死に食らいついていきました。トレーニングは、チーム全体が試合を意識して良い雰囲気でした。今日対戦したポルトガル代表は、個人の能力が高く危険な場面もありましたが、勝ちにこだわった結果、勝利することができました。しかし、自分は失点につながるようなミスをして、チームメートに助けられた場面があったのでそういったミスを無くしていきたいです。また、FIFA U-17ワールドカップのようにインテンシティが高いギリギリの戦いの中で、自分に何ができるのか冷静に考え、その中で無失点に抑えることができるよう日常のトレーニングを頑張っていきたいです。最終戦に向けて良い準備をし、勝利を収められるようにチーム一丸となり、勝ちにこだわって最後まで戦いたいと思います。
DF #2 東俊希 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
今回、U-19日代表インドネシア遠征以来で、日本代表に招集され、海外の強豪と闘えることを大変嬉しく思います。1試合目は勝利することができ、またチーム、そして個人としても収穫があり、いい経験ができました。今日の試合は、キャプテンマークを巻かせてもらい、さらに自覚と責任を持ってプレーでき、強豪U-18ポルトガル代表にチーム一丸となって勝利することができ良かったです。1試合目と比べて、2試合目は決定機を演出できるクロスまでいい形でいけましたが、課題はその最後の質をもっと上げて点に繋げないといけないということです。最終戦では、自分の特徴をもっと出してアシストという結果を出しながらチームの勝利に貢献して優勝して帰れるようにしたいです。
DF #5 三国ケネディエブス 選手(青森山田高校)
U-16/U-15日本代表として森山佳郎監督から招集され、当時はFWでプレーしていましたが、ポジションをCBに変えて、評価されてU-18日本代表に初招集されたことを嬉しく思います。ポルトガル遠征が始まって1週間、皆が凄く良い雰囲気でトレーニングをするので、楽しいですし、今日のU-18ポルトガル代表との試合は1-0の無失点で勝利できたのは凄く自信になりました。初戦のU-18チェコ代表戦も悪い出来ではなかったですが、秋葉忠宏コーチから細かな修正点を具体的に映像を見せて貰いながら何度もアドバイスを貰ったので、初戦の課題を意識して試合に臨みました。試合終盤に、判断ミスから失点に繋がるようなミスをしてしまったので、CBとしてもっと責任感を強く持ちプレーしたいと感じました。守備陣の連携した粘り強い守備は90分間通して良かったと思います。この遠征では、強豪国と対戦することで世界を肌で感じることができるので、もっと食らいつき相手に何もさせないようなプレーをしたいです。最終戦は、U-18ノルウェー代表にも無失点で勝利し、優勝して日本に帰りたいです。
FW #20 櫻川ソロモン 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉U-18)
まず日本代表に選んでいただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。正直驚きましたが、このチャンスをきっかけに大きく成長したいと思いました。トレーニングでは、いつも出てこない所からパスが来て、パススピードの違いや基礎的な技術が普段の環境とは違い、驚きの反面サッカーをいつも以上に楽しく感じました。今日の試合では、あまり仕事ができていない状況でまだまだでしたが、FWとして決勝ゴールが取れたことは良かったと思います。これからもチームメートや相手の良いところを吸収できるようにしたいと思います。この遠征で達成したいことは、まずチームとしては3戦全勝し、個人としてはチーム得点王を目指したいと思います。チームの勝利に貢献できるよう最終戦も頑張ります。
スケジュール
第24回リスボン国際トーナメントU18 | ||
---|---|---|
6月13日(水) | 1-0 | 第1戦 vs U-18チェコ代表(Municipal Sports Park) |
6月14日(木) | AM | トレーニング |
6月15日(金) | 1-0 | 第2戦 vs U-18ポルトガル代表(Municipal Sports Park) |
6月16日(土) | AM | トレーニング |
6月17日(日) | 11:00 | 第3戦 vs U-18ノルウェー代表(National Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
第24回リスボン国際トーナメントU18
日程:2018/6/9(土)~2018/6/19(火)
会場:ポルトガル/Municipal Sports Park、National Stadium
大会情報はこちら