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U-18日本代表ポルトガル遠征 ノルウェーに惜敗し、惜しくも初優勝を逃す!~第24回リスボン国際トーナメントU18~
2018年06月18日
第24回リスボン国際トーナメントU18 第3戦 vs U-18ノルウェー代表
2018年6月17日(日) キックオフ時間 11:00(現地時間) 試合時間90分(45分ハーフ)
National Stadium(ポルトガル・リスボン)
U-18日本代表 1-2(前半0-2、後半1-0)U-18ノルウェー代表
得点
7分 失点(U-18ノルウェー代表)
40分 失点(U-18ノルウェー代表)
51分 平川怜(U-18日本代表)
スターティングメンバー
GK:石井僚
DF:吉永昇偉、中村桐耶、吉村仁志、中村拓海
MF:椿直起、平川怜、アペルカムプ真大カール、上月壮一郎
FW:宮代大聖、斉藤光毅
サブメンバー
GK:梅田透吾
DF:三国ケネディエブス、東俊希
MF:鈴木冬一、山本理仁、水野雄太、喜田陽
FW:山田寛人、櫻川ソロモン
交代
42分 吉村仁志 → 三国ケネディエブス
HT アペルカムプ真大カール → 喜田陽
HT 吉永昇偉 → 東俊希
HT 宮代大聖 → 水野雄太
HT 石井僚 → 梅田透吾
73分 斉藤光毅 → 櫻川ソロモン
73分 椿直起 → 鈴木冬一
73分 上月壮一郎 → 山本理仁
マッチレポート
リスボン国際トーナメントU18大会最終日。U-18日本代表はU-18ノルウェー代表と対戦、1-2で惜敗し、初優勝を逃しました。ノルウェー代表とは、昨年も同大会で対戦し、0-1で敗戦しています。本大会も1分け1敗と結果は苦しんでいるものの、粘り強くポルトガル、チェコとも接戦を繰り広げているチームです。
優勝がかかった一番、これまでの試合と異なり気温が30℃を超す猛暑の中、試合はスタートします。ピッチコンディションや相手の激しいフィジカルを活かした攻撃に、日本は序盤苦しみます。ボールを簡単に失う機会が増え、7分に中盤でボールを奪われると、カウンター攻撃を受け、左サイドを簡単に崩されるとシュートを冷静に決められてしまいます。反撃に出たい日本は、パス交換で左サイドに流れたボールをDF中村拓海選手がクロスを上げると、MF椿直起選手が中央で合わせますが、シュートは外れます。11分にも、MF平川怜選手の逆サイドへのロングパスに反応した中村拓海選手が上手くトラップし、シュートを狙いますが、僅かにシュートは外れます。その後は、相手がフィジカルの強い長身FWに向けてロングボールを何度も送り込み、競り合いでこぼれたセカンドボールを奪えない日本は、我慢の時間が続きます。しかし、日本は何度も攻め込み、28分にはFW宮代大聖選手、MF上月壮一郎選手、FW斉藤光毅選手と流れるようなパスワークから、クロスを椿選手がボレーで合わせますが、相手のGKのファインセーブにあい、決められません。決められない時間が続いた後、痛い失点を許します。40分、ロングボールを中央に入れられると、競り合いからスピードに乗ったカウンター攻撃を受け、再び決められ追加点を許します。その直後の42分、日本は相手のパスミスから斉藤選手が相手GKとの1対1の決定機を迎えますが、シュートは僅かに外れてしまいます。前半はそのまま0-2で終了します。
後半、得点が欲しい日本は、消耗戦の為メンバーを一気に交代し、攻めに出ます。そして51分、中央でボールを受けた平川選手が相手と競りながらもドリブルで力強く持ち運び、1人かわしてシュートを放つと、ゴール右隅にシュートは決まり1点を返します。その後も、前半とは異なり、ボールに必死に食らいつき、切り替えも徹底しますが、相手もゴール前は粘り強く対応し、なかなかチャンスを作れません。68分には、パスを上手く繋ぎ、途中出場したFW水野雄太選手がシュートを放ちますが、シュートは僅かに外れてしまいます。守備を固めて来た相手に対し、攻め込むも時間だけが過ぎていき、試合はそのまま1-2で終了。同時刻に開催された試合で、U-18ポルトガル代表がU-18チェコ代表に2-1で勝ち、勝ち点6で日本と並びましたが、レギュレーションの結果、得失点差で日本は2位となりました。初優勝を狙った日本ですが、僅かに届かず、悔しい敗戦となりました。
【最終順位】
1位:U-18ポルトガル代表
2位:U-18日本代表
3位:U-18ノルウェー代表
4位:U-18チェコ代表
次回のU-18日本代表の活動は8月に開催される2018SBSカップ国際ユースサッカーになります。このU-18日本代表の選手が1人でも多くU-19日本代表に入り、活躍が期待できる遠征となりました。
監督・選手コメント
影山雅永 監督
今年初めてのU-18日本代表での活動として、ポルトガルでの第24回リスボン国際トーナメントU18に出場しました。この年代は、昨年インドで開催された、FIFA U-17ワールドカップインド2017に出場した年代であり、その時のメンバーが中心となりながらも新たなメンバーを加えての遠征となりました。U-18代表として、日本サッカーを強化するための活動であり、同時に今年AFC U-19選手権インドネシア2019が開催されるU-19日本代表へのチャレンジでもあります。
2日間の4セッションにおいてチームのコンセプト、攻守における狙いをトレーニングし、中1日の3試合を行うというハードな日程でしたが、選手たちはチームとしてのコンセプトを理解しながら自分の個性を出すことにトライしてくれました。
上の年代へ昇格するために存分に力を発揮できた選手、そうでない選手が当然おり、優勝をかけた最後のU-18ノルウェー代表戦では失点の重さを痛感することとなりました。優勝は逃してしまいましたが、自分のプレーに目を向けることのできた遠征になったことと信じています。特に第2戦目のU-18ポルトガル代表戦で見せた激しく連続した守備からのボール奪取、そして素早くボールを展開してゴールへ迫る攻撃は彼らのサッカー理解の高さを示すものでした。改めて選手を派遣して頂いた所属チームの皆様、関係しサポートしてくれた方々にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
DF #3 中村桐耶 選手(コンサドーレ札幌U-18)
今回初めてU-18日本代表に招集され、この1週間はとても光栄でした。今後も継続的に招集されるよう所属チームで誰よりも頑張りたいです。今日は優勝がかかった試合でしたが、早い時間帯に2失点。苦しい状況になりながらも、ブロックを固めてくる相手を左右に揺さぶりながらサイドを攻略し、チャンスは何度も作れました。しかし、最後まで追いつけず優勝を逃す形になってしまいました。フィジカルの強い相手に対する守備力、守備の安定感がまだまだ足りないなと感じました。優勝は逃してしまいましたが、チームメートや対戦相手のレベルが高い中での試合を経験する機会は滅多にないので、今回経験できたことを今後の個人の成長に繋げていければと思います。所属チームに戻っても、常に世界を意識してトレーニングに励んでいきます。
MF #4 平川怜 選手(FC東京)
U-19日本代表大阪トレーニングキャンプに続けて、今回U-18日本代表に選ばれてとても光栄でしたし、結果をどうしても出したい気持ちでこの遠征に臨みました。今日の試合は、優勝のかかった試合でしたが、勝つことができず非常に悔しいです。個人的にはゴールを決めることができたのは良かったですが、ゲームキャプテンとしてチームを勝利に導けなかったのは実力不足だと感じました。チームとしても、引かれた相手に対しての攻撃のパターンが少なかったことは大きな課題だと思います。所属チームに戻りますが、常に世界を意識してプレーして、まだ代表で活躍できるよう日々頑張っていきます。
FW #11 斉藤光毅 選手(横浜FCユース)
FIFA U-17ワールドカップインド2017以来のメンバーと一緒に、このU-18日本代表のメンバーに選ばれることができ、嬉しく思います。悔しい思いをした大会でしたので、より成長した姿を見せたく、本遠征に臨みました。強豪ポルトガル戦では、途中で出場しながらも決勝点をアシストできたことは良かったと思います。しかし、今日は本当に悔しい試合になってしまいました。2失点した後、自分が決められる決定機が何回かあり、そこを決めずに結果追い付けなかったのは自分の実力不足だと思います。今回の遠征では、ドリブルで積極的に仕掛けることが多くでき、それがチャンスに繋がる部分もありながら、自分の特徴である裏への飛び出しがあまり上手くいかなかったのでもっと走って、チームメートに要求していきたいです。FWなので、決める能力をもっともっとつけていかないと絶対にだめだと思うので、所属チームに戻ったらフィジカルを強くしながら、決める能力を高める努力を常にし続けたいです。
スケジュール
第24回リスボン国際トーナメントU18 | ||
---|---|---|
6月13日(水) | 1-0 | 第1戦 vs U-18チェコ代表(Municipal Sports Park) |
6月14日(木) | AM | トレーニング |
6月15日(金) | 1-0 | 第2戦 vs U-18ポルトガル代表(Municipal Sports Park) |
6月16日(土) | AM | トレーニング |
6月17日(日) | 1-2 | 第3戦 vs U-18ノルウェー代表(National Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
第24回リスボン国際トーナメントU18
日程:2018/6/9(土)~2018/6/19(火)
会場:ポルトガル/Municipal Sports Park、National Stadium
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