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U-18日本代表立ち上げ、スペイン遠征開始!~U-19 International Tournament "Copa del Atlantico"~
2019年02月04日
新生U-18日本代表が立ち上がり、2月2日(土)からスペインで遠征を開始しました。この年代は2001年以降に生まれた選手で構成され、2024年にパリで開催されるオリンピック世代とも呼ばれます。
U-18日本代表は、まずは11月に開催されるAFC U-19選手権2020予選を戦います。来年のAFC U-19選手権2020を経て、FIFA U-20ワールドカップ2021で活躍することを目標に、海外遠征、国内トレーニングキャンプでの実戦を積んでいきます。監督はU-20日本代表同様、影山雅永監督が務めます。
初めての活動はカナリア諸島で開催される「U-19 International Tournament "Copa del Atlantico"」。日本は3年連続での出場となり、U-18カナリア選抜、U-18セルビア代表、U-18スペイン代表と総当たりで対戦します。昨年は決勝でスペイン代表に惜しくも惜敗していますが、2回目の優勝を目指します。
2日(土)に日本を発ったチームは21時間の移動を経て大会開催地であるカナリア諸島へ到着。翌3日(日)には、早速グラウンドでトレーニングを実施。小粥智浩コンディショニングコーチのもと、時差対策とリフレッシュも兼ねて、ランニングとムーブメントプレパレーション、ストレッチを行いました。カナリア諸島ならではの清々しく温暖な気候で、選手の移動の疲れも取れていきます。午後のトレーニング前には、影山監督がミーティングを実施。過去の日本代表の歴史を学ぶとともに、U-18日本代表が目指す方向性、そしてチームコンセプトを伝えました。
「積極的にチャレンジしないと何も始まらない。少しでも上のステージでプレーしてほしい。AFCアジアカップUAE2019を見ても、簡単にはアジア予選を突破できない。その中でもチームとしては、必ずFIFA U-20ワールドカップ2021の出場権を取ること。日本の底力を見せて、上手いチームではなく強いチームになれるよう、相手が嫌がるチームになれるよう、常に勝利していこう」と影山監督は語りかけ、チームの意識を共有しました。
午後はより実践的なトレーニングを実施。しっかりとストレッチで体をほぐすと、早速ボール使い、影山監督おなじみのトロイカパスなどパス&ムーブに時間を割きます。最後はU-20日本代表も遠征ごとに行うホッケーゲームを行いました。ハーフコートで、ゴール前にポール2本を置いてゴールに見立て、その間を攻撃陣も守備陣も跨いではいけないルールで、ポールの後ろからもシュートを打てる状況で、10対10のゲームを実施。いかにタイミングを見て背後を狙い続けるか、また前線をも狙う意識を高めるトレーニングになります。ゲームは、最初から白熱し、初招集の選手たちが戸惑う部分もありましたが、徐々に個人の長所を発揮していきました。
U-19 International Tournament "Copa del Atlantico"初戦は2月5日(火)、地元U-19カナリア選抜戦に臨みます。
選手コメント
DF #15 植松建斗 選手(市立船橋高)
新たにスタートしたU-18日本代表の初めての海外遠征に初招集され、正直驚きましたが、とても嬉しく思います。本日は午前・午後と2部トレーニングでしたが、単純な「止める、蹴る」の質も悪いこと、それ以外にも多くの課題を強く感じました。常に質を高めないと、この日本代表には残れないとも感じました。この遠征では、チームメイトや相手の選手たちから多くのことを吸収して、所属チームに上手く伝えていきたいです。個人としては自分の力がどれだけ通用するのかを、次に繋げられるように後悔のないよう逃げずに全力で発揮して確かめたいです。初戦から必ずチーム全員で勝利を掴みたいと思います。
DF #19 井上樹 選手(ヴァンフォーレ甲府U-18)
今回新しく立ち上がったU-18日本代表に招集していただき、大変嬉しく思います。本日までのトレーニングでは、ランニングやパスワークでコンディションを整えましたが、チームメイトのパスの質の良さを感じました。この遠征では、スペインなど世界の強豪チームがどのようなスキルを使い、どのようなサッカーをしてくるのか、肌で感じ、学びたいです。特にスペイン代表にはリーガエスパニョーラで既にデビューしている同世代の選手もいるので、是非対戦したいです。相手が強くても、体を張った守備で毎試合、無失点を意識してプレーしたいです。初戦のU-18カナリア選抜戦に向けて、チームの勝利のために自分のプレーが発揮できるよう、良い準備をして臨みたいと思います。
MF #14 松橋優安 選手(東京ヴェルディユース)
新しく立ち上がったU-18日本代表に招集されて、とても嬉しく思います。本日のトレーニングは、長時間移動後ということもあり、コンディション的にきつい部分はありましたが、集中するところはしっかり集中できていたので、明日のトレーニングはさらに強度を高めていきたいと思います。自分の特徴を発揮しつつ、多くのものを吸収して今の自分よりも少しでも成長して日本に帰りたいと思います。優勝という結果で終わらせるためにも、まずは初戦が大事になってくるので、しっかりと勝てるようにいい準備をしたいです。
MF #17 松村優太 選手(静岡学園高)
招集されたからには自分の特徴を出さないといけないですし、このチャンスをモノにして、必ず2年後のFIFA U-20ワールドカップのメンバーに入り、本大会での活躍を目標に頑張りたいです。初日のトレーニングは長時間移動の翌日で、あまりハードなトレーニングではありませんでしたが、パスと動き出しや、ボール回しのトレーニングなど和やかな雰囲気でもしっかり集中してできました。この遠征では、技術面はもちろん、チームメイトのピッチ内外での姿勢を学びたいです。自分は高体連の選手で、Jユースやプロの選手とは普段あまり一緒にプレーをしないので、サッカーに対する姿勢も学べたらなと思います。今大会では強豪と対戦するので、その中で自分がどれだけ通用するのか知りたいですし、積極的にチャレンジしていきたいです。初戦まであと1日あるのでしっかり集中してトレーニングに取り組み、試合に臨みたいです。
スケジュール
2月3日(日) | TBC | トレーニング |
---|---|---|
2月4日(月) | TBC | トレーニング |
U-19 International Tournament "Copa del Atlantico" | ||
2月5日(火) | 16:00 | 第1戦 vs U-18カナリア諸島選抜(Municipal de Maspalomas) |
2月6日(水) | 16:00 | 第2戦 vs U-18セルビア代表(Anex Gran Canaria Stadium) |
2月7日(木) | TBC | トレーニング |
2月8日(金) | 18:30 | 第3戦 vs U-18スペイン代表(Anex Gran Canaria Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
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