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U-19日本代表 U-19国際フットボールトーナメントNutifood Cup 2014 第1戦結果
2014年01月07日
U-19国際フットボールトーナメントNutifood Cup 2014
2014年1月6日(月) 現地時間15:40キックオフ 45分ハーフ
Thong Nhat Stadium(ベトナム/ホーチミン)
U-19 トットナム・ホットスパー 2-1(前半0-1、後半2-0)U-19日本代表
得点者
7分 金子翔太(日本)
50分 Daniel Akindayini(U-19 トットナム・ホットスパー)
73分 Nathan Oduwa(U-19 トットナム・ホットスパー)
スターティングメンバー
GK:高木和徹
DF:広瀬陸斗、三浦弦太、内山裕貴、内田裕斗
MF:関根貴大、松本昌也、望月嶺臣、南野拓実、金子翔太
FW:宮市剛
サブメンバー
GK:田口潤人
DF:安東輝、畠中槙之輔
MF:高木大輔、大山啓輔、小川直毅
FW:田村亮介、諸岡佑輔、北川柊斗
交代
60分 宮市剛 → 諸岡佑輔
75分 関根貴大 → 田村亮介
80分 金子翔太 → 小川直毅
マッチレポート
U-19トットナム・ホットスパーのキックオフで始まった試合は、序盤は日本のペースで試合を支配。日本は相手コート陣内でボールを奪い、南野選手、金子選手を中心にシュートまでの形を何度も作ると、7分に待望の先制点が生まれる。
左サイドから南野選手がドリブルで仕掛け、ペナルティエリアに付近に侵入していくと、相手を引きつけたところで中央にいた金子選手にパス。これを金子選手が右足で冷静に決め日本が先制する。
その後も日本が、南野選手が裏のスペースに抜け出しシュートを打つなど、追加点を奪えるチャンスを数回作るも、これを決めることができない。
すると、試合のリズムは徐々にトットナムのペースに変わっていく。
No,17 Nathan Oduwa選手が右サイドからドリブルで仕掛け、日本のゴールを脅かす。
日本は、相手の高い身体能力の選手をグループで守り、ボールを奪おうとするが、ドリブル突破を許してしまう場面を作ってしまう。それでも、内山選手、三浦選手のデフェンス陣がカバーに入り、相手の攻撃をストップし、1-0のまま日本のリードで前半は終了。
ハーフタイムの鈴木監督の指示は、
『守備は、個の力で対応できなければ、グループで守る。そのためには、ボールを奪いに行っていない選手のポジショニングが重要。連動した動きをしないとボールを奪うことはできない。
そして、攻撃は相手のプレッシャーに焦ることなく、とにかくつなぐこと。
ボールは疲れないよね?パススピードをもっと速くして動かすことができれば、相手もボールを追いかけるだけで疲れてくるし、必ず相手陣内でスペースが生まれて攻撃のチャンスが増える。後半も全員で集中してプレーしよう。』と、選手に伝え後半のピッチに送り出す。
しかし、後半は立ち上がりからトットナムのペースで試合が進む。
No,11 Harry Voss選手が日本のディフェンスラインの裏にパスを配給すると、No,17 Nathan Oduwa選手やNo,20 Daniel Akindayini選手が抜け出してシュートまでの形を作られてしまう。
50分、日本がハーフウェイライン付近でファウルを取られると、トットナムが素早くリスタートし、日本のゴール前にパスを出す。これをNo,20 Daniel Akindayini選手が長い足で合わせてシュート。これが決まり、日本は同点ゴールを許してしまう。
その後も日本はなかなかチャンスを作ることができないため、選手交代で試合の流れを変えようと動く。60分に、宮市選手に代わり今回の遠征が代表初招集の諸岡選手を投入。ワントップの位置にそのまま入り攻撃の起点をつくり、相手陣内でボールを動かす時間が増えていく。
しかし、70分、日本が少し前がかりになったところで、不用意なミスでボールを奪われると、前半からチャンスメークをされていたNo,17 Nathan Oduwa選手が左サイドからドリブルで日本コート陣内に侵入。このドリブルを日本も2人、3人で奪いにいこうとするが止められず、最後は豪快な右足のシュートを決められ逆転ゴールを許してしまう。
もう後がない日本は、75分に関根選手に代わり田村選手、80分には金子選手に代わり小川選手を投入し、同点ゴールを奪うため、攻撃をしかけていく。
しかし試合終盤、トットナムの選手にも疲れが出てきたため、失点されないために自陣のゴール前を固めてくる。高さでは圧倒的に不利な日本は、ボールを動かしサイドで起点を作り、相手の背後に侵入していくかタイミングを狙って攻撃を仕掛けていくと、再び攻撃のチャンスが増えてくる。82分には、南野選手が裏に抜け出しGKと1vs1の場面になるがシュートは枠の外。
85分には、最大のチャンスがやってくる。右サイドから小川選手がクロスボールをゴール前に入れると、諸岡選手がシュート、GKが弾いたところを田村選手が再びシュートするが、190cm以上あるGKが素早く反応し、これをブロック。そして最後のチャンスはアディショナルタイムに右サイドからサイドバックの広瀬選手が抜け出すと、GKのポジショニングを見てループシュートを放つが、これもゴールポストにあたりに決めることができず、試合は1-2で終了。
日本は大事な初戦を勝利で飾ることができなかった。
監督・選手コメント
鈴木政一監督
チームとしても、選手もスタッフも、とても良い経験をさせてもらった試合でした。一番の感想は、身体能力や技術の高い選手に対して、どのようにグループとして、そしてチームとして守るかということが課題として明確になったことですし、選手も今後は意識を高く持って対応してくれればと思っています。今日の試合は、10月のAFC U-19選手権に向けての課題も見つかった試合にもなりました。次のベトナム戦は、日本と同じようなパスサッカーをしてくる相手ですし、第3戦のAS ローマも個の能力が高い選手がいますので、色々な対応を考えながら、今日の反省を活かした試合をし、良い試合ができればと思います。
金子翔太選手(JFAアカデミー福島)
今日の試合の反省としては、決定力がなかったこと。1対1の守備の対応が甘かったこと。この2つが特に反省する点です。 最後のフィニッシュで慌ててしまったり、精度を欠いたりしました。練習の中でもっと意識するべきだと思います。また、相手の選手はドリブルがうまく、僕らはかなりやられてしまいました。リーチが長く身体能力の高い相手と対戦できたことは良い経験になりました。これらを改善しつつ、残り2戦勝てるように頑張りたいと思います。
南野拓実選手(セレッソ大阪)
大事な初戦を落としたのは非常に残念です。自分としてもフル出場した中で、チャンスを決めきれなかったことが悔しいです。試合はまだ続くので、しっかりと次に切り替えてまた良い準備をしたいと思います。
松本昌也選手(大分トリニータ)
立ち上がりは良いリズムで試合に入ることができましたが、先制点を取ったあとに全体的に足が止まり簡単なミスから相手にチャンスを与えてしまい、自分たちで崩れた部分があったので、そういったミスを無くしていけば自分たちのリズムでサッカーができると思います。守備の面では、スピードやフィジカルの強い相手にまずは個でいかに押さえられるか、そしてチーム全体でどのように守るかをもっともっと話し合って良くしないといけないと感じました。今日の課題を次にいかして残り2戦勝てるように頑張ります。
諸岡佑輔選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
今日は、代表初試合だったけど緊張せず自分の良さやプレーを出せたと思います。レベルの高い中でプレーができ、足りない部分や課題がはっきりとわかったので、これからの成長にすごく繋がると思います。
試合の結果としては負けましたし、自分もゴールを決めれられるたシーンがあったので、自分の力不足と悔しさを感じます。ただ、まだ残り2試合あるので切り替えて、個人としては必ず得点を、そしてチームは2勝して優勝したいと思います。
スケジュール
日付 | U-19国際フットボールトーナメントNutifood Cup 2014 | ||
---|---|---|---|
1月6日(月) | 15:40 | 第1戦 vs U-19 トットナム・ホットスパー |
|
1月8日(水) | 18:00 | 第2戦 vs U-19 ベトナム代表 |
|
1月10日(金) | 15:40 | 第3戦 vs U-19 AS ローマ |
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