FIFA U-20ワールドカップ韓国2017のラウンド16対U-20ベネズエラ代表戦を翌日に控え、U-20日本代表は29日(月)、試合会場を視察後、隣接したグラウンドでトレーニングを行いました。

ウォーミングアップを終え、4対2からパス練習を行うと、攻守にわかれてラインコントロールやコンビネーションからのシュートを確認。その後セットプレーや8対8を行い、最後はPKの練習で締めくくりました。

グループステージ3試合で、フィールドプレーヤー全選手をピッチに送り出した内山監督。大会4試合目を再び中2日で迎えるにあたり、「戦力は揃っているし、誰が出ても（遜色ない）。フレッシュな選手、また相手を見てメンバーを決めたい」と総力戦を強調します。坂井大将選手も「選手を入れ替えながら戦うなかでも、自分たちのサッカーができている。総力戦でチームが一つになっている」と語ります。

「前線にスピードがあり、タレントが揃っている」と各選手が警戒するベネズエラは、グループステージをメキシコ、ドイツ、バヌアツ相手に3戦3勝、得点10、失点0で1位通過。南米予選では3位通過ながらも、首位のウルグアイから唯一勝ち星を得ています。「集中力をもって、まずは耐えること。時間が経つにつれて自分たちのリズムにもなるし、試合展開が大事」とDF中山雄太選手。イタリア戦で2得点を決める活躍を見せた堂安律選手は「自分の力で勝利に導けたら最高だけれど、個人よりもチームの勝利が最優先」と語り、三好康児選手も「自分たちがボールを持って動かすなかで、必ず相手の隙が出てくる」と勝利への意欲を見せていました。

日本のノックアウトステージ初戦（ラウンド16）は、Daejeon World Cup Stadiumで30日(火)17:00キックオフです。

監督・選手コメント

内山篤 監督
ベネズエラは前線にスピードがあり、日本としてはラインコントロールを含め意識を高める必要があります。中2日で連戦が続いていますが、選手たちとはいかにそれぞれがいい準備をするかが大事であるかをいま一度共有しました。フレッシュな選手、また相手を見てメンバーを決めたいです。試合にいい形で入り、焦れたゲームになれば、我々にチャンスが出てくる。グループステージの反省を活かしながらゲームができれば、十分チャンスはあると考えいています。

DF #5 冨安健洋 選手（アビスパ福岡）
ベネズエラは前線の選手に個人技があり、それぞれが特徴を持っています。組織で対応できればと思いますが、個でも負けてはいけませんので、強い気持ちでプレーしたいです。（日本は）グループステージは3試合で5失点と、試合の入り方からDF全体でのラインコントロール、ポジショニングまで、細かいところをつきつめてやっていきたいと思います。一発勝負なので、勝てるようにいい準備を積んでいきます。

MF #8 三好康児 選手（川崎フロンターレ）
ノックアウトステージに入り、ここからグループステージとはまた違った戦いになります。一試合一試合、勝つために戦っていきたいです。攻撃陣としては、目に見える結果を出さなくてはいけないと思っています。決定機を作り、（得点を）決めきるところは決めたい。いい感覚で出来ている部分もあるので、あとは最後の一歩の決めきる部分やアシストの精度を上げていきたいです。チーム全体で勝利への意識は高いですし、個人的にもこのチームを助けられるプレーができればと思います。ぜひいろんな方に見てほしいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※時間は全て現地時間です。