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U-20日本女子代表、カナダに5-0で快勝 グループ首位でノックアウトステージへ FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア201
2016年11月21日
FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア2016に出場しているU-20日本女子代表は20日(日)、 グループステージ最終戦でU-20カナダ女子代表と対戦しました。グループBの首位は2連勝のスペイン、日本とナイジェリアが1勝1敗で続く混戦をきわめ、同時刻に開催される他会場の試合結果に左右されずにノックアウトステージ出場を決めるには、カナダに勝利するしかありません。グループステージ最終戦は強風の中、16時にキックオフを迎えました。
日本はスペイン戦から5名の選手を入れ替えます。日本のゴールを守るのはGK松本真未子選手、右サイドバックにMF宮川麻都選手、右サイドハーフにMF水谷有希選手がそれぞれ本大会の初出場を果たし、ボランチにはチーム最年少のMF林穂之香選手を抜擢。トップには初戦でハットトリックを達成したFW上野真実選手が入りました。日本は立ち上がりから攻勢に出ます。5分、DF乗松瑠華選手から低い位置でパスを受けたFW籾木結花選手はゴールまで距離があるにも関わらず、強気な姿勢でシュートを放ち、CKのチャンスを得ます。籾木選手のCKをファーサイドに走り込んだDF市瀬菜々選手が合わせますが、惜しくもゴールには至りませんでした。
守りを固めるカナダ陣営をなかなか崩しきれない日本でしたが26分、ついにスコアを動かします。左からのCKをゴール前で競り、こぼれたところをDF市瀬選手がシュートするもゴールライン際でDFに跳ね返されます。しかし、そのボールは詰めていたMF長谷川唯選手の前へ。MF長谷川選手が落ち着いて蹴り込んで日本が先制します。42分には、FW籾木選手が強烈なシュート。GKが弾きだしたボールをFW上野選手が決めて追加点を挙げて前半を折り返します。
勢いを持続させたいと気合いを入れなおす選手たちの表情が一気に花開いたのは後半開始2分のことでした。FW籾木選手が上げたクロスを中央で競り、そのこぼれ球をFW上野選手がマイナス方向へ流すと、MF林選手が走り込んでゴールネットを揺らします。この瞬間、MF林選手はもちろん、ピッチ上のすべての選手たちの笑顔がはじけました。日本の勢いは止まらず、51分にMF長谷川選手、途中出場したMF杉田妃和選手が73分に追加点を挙げ、終わってみれば5-0の快勝となりました。
ナイジェリアがスペインを下したことで、日本はグループB首位でノックアウトステージへ進出することが決まりました。次なる戦いは3日あけた24日(木)、グループA2位のU-20ブラジル女子代表と準々決勝と戦います。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
ゲームの入りは動きが硬かったかなと思いましたが、選手はしっかりとゲームをコントロールして、自覚を持ってゲームに臨んで得点を重ねてくれました。風の影響もあって、日本の良さであるパスサッカーでは、コントロールのところで遅れが出てしまうので、思うようなサッカーはあまりできませんでした。ノックアウトステージは負けたら終わりなので、精神的な部分が非常に重要だと思います。自分たちがやってきたサッカーを信じて、それを貫くということはありますが、フィジカルで弱い部分が出てしまうと、日本の良さは出せません。個人個人の運動量であるとか、判断力を上げて、絶対に一番上を狙っていきたいと思います。
MF #8 長谷川唯 選手(日テレ・ベレーザ)
先制点が大事だったので、ラッキーな形ではありましたが、最初に自分が点を取れて良かったです。ノックアウトステージでは一回負けたら終わりなので、第2戦のような戦いはできません。試合の入りが毎試合大事なってくると思いますし、うまくいかなかった時に、試合の流れを変えられるような選手が必ずいなければ勝てません。自分がそういう役割をできるように、頑張っていきたいと思います。
MF #20 林穂之香 選手(セレッソ大阪堺レディース)
前半は、もっと積極的に前を向いて仕掛ける場面があっても良かったのかなと思います。前半、1点入ってからは肩の力が抜けてちょっとずつ自分のプレーを出していけるようになったので、後半はハーフタイムで一回リセットして、もっと積極的にシュートを狙っていこうと思いました。日本らしいサッカーをするためには、ファーストコントロールというのが一番重要になってくると思うので、細かいところを一つ一つ丁寧にしていきながらも、最後のフィニッシュのところは精度を上げていきたいです。
FW #18 上野真実 選手(愛媛FCレディース)
入りは、慌てることなく自分たちのペースでつなげていけたと思います。プレッシャーがきても慌てることなく、繋ぐという意識をしてプレーしていました。その中で、攻撃につなげられたという点では、(スペイン戦よりも)改善できたと思います。自分のところにボールを預けてくれたのに失うことが多かったので、そこでキープできていたらもっと攻撃につなげられたと思います。守備に関しても前線から奪えるような、チーム全体として前で奪えるようなサッカーをしていきたいです。
スケジュール
FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア 2016 | ||
---|---|---|
11月13日(日) | 6-0 | vs ナイジェリア(Bava Park) |
11月14日(月) | AM/PM | トレーニング |
11月15日(火) | AM/PM | トレーニング |
11月16日(水) | 0-1 | vs スペイン(Bava Park) |
11月17日(木) | AM/PM | トレーニング |
11月18日(金) | AM/PM | トレーニング |
11月19日(土) | AM/PM | トレーニング |
11月20日(日) | 5-0 | vs カナダ(National Football Stadium) |
11月21日(月) | AM/PM | トレーニング |
11月22日(火) | AM/PM | トレーニング |
11月23日(水) | AM/PM | トレーニング |
11月24日(木) | 19:30 | 準々決勝 vs ブラジル(National Football Stadium) |
11月25日(金) | AM/PM | トレーニング |
11月26日(土) | AM/PM | トレーニング |
11月27日(日) | AM/PM | トレーニング |
11月28日(月) | AM/PM | トレーニング |
11月29日(火) | 16:00/19:30 | 準決勝(Sir John Guise Stadium) |
11月30日(水) | AM/PM | トレーニング |
12月1日(木) | AM/PM | トレーニング |
12月2日(金) | AM/PM | トレーニング |
12月3日(土) | 16:00/19:30 | 3位決定戦/決勝(National Football Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
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