AFC U-23選手権中国2018（1/9～27）に挑むU-21日本代表は3日(水)、大阪府内でキャンプ2日目のトレーニングを行いました。

この日、練習を始めたときの気温は5℃。時折雪が舞い、終日冷たい風が吹き付けたなか、午前・午後の二部練習を実施しました。午前中は4対4+サーバー+ジョーカーや6対5のポゼッショントレーニングを。午後は2対1、3対2でゴールに向かうかたちを繰り返したあと、狭いエリアで途中ポジションを変えながら10対10のゲームを行いました。

新しいチームが立ち上がってからは、12月のタイ遠征に続いて2回目の活動となりますが、前回から引き続き選ばれている選手は6選手のみ。「チームのベースをしっかり積み上げて、前進させていきたい」と語る森保一監督は、コンセプトを浸透させるべく、「ボールを動かすなかで頭を使おう」「常に準備を」「ボールを受けたあとの次の動きを考えて」とプレーを止めながら情熱的に声をかけていきます。またサポートする横内昭展コーチ、和田一郎コーチも、要所要所で選手にアドバイスを送ります。

それに応える選手たちは「頭も身体もだいぶ使っている」、「みんな今やっているサッカーを一生懸命覚えているところ。いいトレーニングができている実感がある」と充実した表情で取り組んでいます。互いのアピールがありつつも、「選ばれているということは、ここにいるみんながいい部分を持っているということ。それを共有し合いながらプレーできれば」とMF神谷優太選手は語ります。

キャンプ3日目もU-21日本代表は二部練習。5日(金)には14:00より大学選抜との練習試合を行います。

選手コメント

DF #7 原輝綺選手（アルビレックス新潟）
韓国でのFIFA U-20ワールドカップが終わり、全員が同じスタートラインに立っているので、しっかりアピールしていきたいです。同じ仲間であることに変わりはないですが、互いに練習から100％の力を出して切磋琢磨しながらやれています。森保監督は決めつけるプレーではなく、常に相手を見ること、相手の逆をとっていくことなど、細かい部分にこだわっていると感じます。後方のポジションであればどこでも高いクオリティーを出したいですし、自分がボールを取ったところから攻撃がスタートできるという強みを出していきたいです。

DF #20 古賀太陽選手（柏レイソル）
チーム全体としても個人としてもまだまだ質にこだわらなければいけないですが、レイソルのボールを大事にして攻撃につなげていくサッカーと似た部分もあり、森保監督の言葉はスムーズに入ってきます。楽しみながら練習ができています。DFとして守備も大事ですが、後方からの組み立ても求められているので、攻撃のスタートラインとして、しっかりボールをつなげることを心掛けています。また代表として戦ううえで、球際でも他の選手に負けないようにしたいです。ビルドアップという自分の良さをしっかり出し、大会を通じて失点を少なくするためにも身体を張って戦う姿勢を出していきます。

MF #10 三好康児選手（北海道コンサドーレ札幌）
ここに向けて身体を作っていこうと自分なりに考えて合わせてきました。監督・スタッフも変わり、トレーニングからそれぞれのアピールがあることを感じますし、競争があるのは当たり前のことだと思っています。これからもっとトレーニングを重ねていくので、楽しみな部分が多いです。自分の特徴である決定機を作ること、仕掛けることをやりつつ、守備でのハードワーク、戦うことに全員で取り組んでいきたいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC U-23選手権 中国2018

大会期間：2018年1月10日(水)～1月27日(土)

日本代表戦：
第1戦 1月10日(水) vs パレスチナ代表
第2戦 1月13日(土) vs タイ代表
第3戦 1月16日(火) vs 朝鮮民主主義人民共和国代表

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