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U-21日本代表 カナダに引き分け、準決勝進出はならず ~第46回トゥーロン国際大会2018~
2018年06月04日
U-21日本代表は3日(日)、第46回トゥーロン国際大会2018のグループC第3戦でU-21カナダ代表と対戦しました。9分に先制を許し、59分に三笘薫選手の得点で同点に追いつきましたが、逆転ゴールを決めることはできず1-1で試合終了、準決勝進出を逃しました。
第3戦のスターティングメンバーは第2戦のポルトガル戦から4名を変更。GKオビパウエルオビンナ選手、ディフェンスラインに橋岡大樹選手、冨安健洋選手、杉岡大暉選手、両サイドは右に藤谷壮選手、左に初瀬亮選手、中盤は底に板倉滉選手、松本泰志選手、前目の位置に三好康児選手、森島司選手、トップに小川航基選手を配置し試合に挑みます。
前半は、序盤は日本がボールを優位に動かし相手陣内に入り攻撃を仕掛けますが、9分に日本陣内でのパスをカナダに奪われてしまい、ショートカウンターでドリブル突破され、GKオビ選手がシュートコースを限定して相手選手に向かったものの、冷静にゴール左隅にシュートを決められ先制を許す展開となります。前半のうちに同点に追いつくため、日本は20分頃から両サイドからの攻撃を仕掛け、シュートまでの形をつくるも得点は奪えず0-1のまま前半を折り返します。
準決勝進出には勝利が必要な日本は、後半開始から小川選手に代わって上田絢世選手、森島選手に代わって三笘薫選手をピッチに投入。すると、日本がカナダ陣内でボールを奪いシュートで終わる場面が増えます。そして59分、橋岡選手が相手ゴール前の上田選手を狙ってロングパスを入れると、こぼれたところに三笘選手が相手よりも早く反応してボールを受けます。数的不利な状況のなかドリブルで仕掛け、冷静に相手をキックフェイントで交わし、ゴール右隅にシュートを決めて同点とします。その後も日本は一方的な展開で攻撃を続け、上田選手、三好選手、三笘選手が幾度もシュートを放ちますが、相手選手の体を張った守備で得点は奪えません。終了間際の79分には、左サイドのスペースに松本選手がロングパスを入れると初瀬選手が全速力でボールに追いつき相手GKと1対1の場面でループシュートを放ちます。しかしこのボールは無情にもゴール左にそれてゴールラインを割ってしまい逆転ゴールは奪えず試合は1-1で終了。グループCでは、日本戦の後にポルトガルがトルコと対戦し1-2でトルコが勝利。この結果、グループCは1位にトルコ、2位にカナダ、3位に日本、4位にポルトガルが入り、日本の準決勝進出はなりませんでした。
U-21日本代表は、6月7日(木)にU-21トーゴ代表と7/8位決定戦で対戦することが決まりました。なお準決勝には、メキシコ、トルコ、スコットランド、イングランドが進出しています。
監督・選手コメント
横内昭展 監督代行
80分で試合を決めるつもりで、選手たちは最後まで諦めずにやってくれました。少ないチャンスでも得点を決めるためのクオリティを上げ、ゴール、相手の背後へともっとギアを上げて向かっていかなくてはいけない。そこが我々と世界との差だと感じています。試合序盤は前線と後ろが間延びし、そこを相手に読まれてしまった。後半からは、相手が多少ボールを持たせてくれた面もありましたが、いいトライをしてくれました。ディフェンスラインから数的優位を作り、思い切ってやってくれたと思います。点が取れなかったことが一番の課題です。次は順位決定戦になりましたが、我々に無駄なゲームなんて1試合もありません。いかに自分たちを奮い立たせて次に向かうことができるか。選手たちは試合後にいい顔をしていましたし、全力でいいコンディションに持っていってくれると思います。(トーゴは)普段対戦できない相手で、貴重な一戦になります。
MF #6 初瀬亮選手(ガンバ大阪)
自分のミスからの失点です。相手にやられたのはあのシーンくらいで、反省しています。ただそのなかでも、チームとして切り替えて、チャンスを作り出すことができました。あと一歩、決めきるところは自分たちに足りないところですし、結果につなげられていないのは、自分たちの力のなさです。もっともっとチームとして突き詰めれば結果も出てきますし、チームはいい方向に進んでいると思います。切り替えて、また次がんばります。
MF #8 三苫薫選手(筑波大学)
アグレッシブさを強調していこうと思って試合に入りました。2点目を決められるシーンで、三好選手のクロスを決められなかったのは自分の力不足です。勝負強さがなかったので磨いていきたい。結果を出さないといい経験をしても次につながらないですし、それが出せなかったことが悔しいです。
MF #10 三好康児選手(北海道コンサドーレ札幌)
80分を通して最後に勝てているように、という気持ちを全員が持って挑んだ試合でした。チャンスはありましたし、後半は特に試合を支配できていました。追いつくところまではできましたが、試合を決定づけるところが、力の足りないところだと思います。自分たちがボールを持っているなかで、失った状況から失点することは過去にもあったことで、全員の意識やボールの動かし方で違いが出てしまったと感じています。(今後に向けて)ビルドアップは少しずつ良くなっていますし、手応えも掴んでいます。決定力、パスの精度、シュートの精度が、前線としては一番重要だと思います。
スケジュール
第46回トゥーロン国際大会2018 | ||
---|---|---|
5月28日(月) | 1-2 | 第1戦 vs トルコ(Vitrolles/Stade Jules Ladoumegue) |
5月29日(火) | AM | トレーニング |
5月30日(水) | AM | トレーニング |
5月31日(木) | 3-2 | 第2戦 vs ポルトガル(Vitrolles/Stade Jules Ladoumegue) |
6月1日(金) | AM | トレーニング |
6月2日(土) | AM | トレーニング |
6月3日(日) | 1-1 | 第3戦 vs カナダ(Fos-Sur-Mer/Stade Parsemain) |
6月4日(月) | AM | トレーニング |
6月5日(火) | 未定 | 未定 |
6月6日(水) | 未定 | 未定 |
6月7日(木) | 16:00 | 7/8位決定戦 vs トーゴ(Carnoux/Stade M.Cerdan) |
6月8日(金) | AM | トレーニング |
6月9日(土) | 未定 | 未定 |
※グループステージの結果により、順位決定戦あるいは準決勝への進出が決まります。
※時間はすべて現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
第46回トゥーロン国際大会2018 組合せ
グループA:イングランド、中国、メキシコ、カタール
グループB:フランス、韓国、スコットランド、トーゴ
グループC:カナダ、日本、ポルトガル、トルコ
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