U-23日本代表 は6月26日(日)、キリンチャレンジカップ2016（U-23南アフリカ代表戦）に備えて、長野県松本市内で合宿をスタートしました。

合宿初日には、Ｊ1リーグ1stステージを戦い終えたＪ1リーグに所属する13人の選手が集合。日曜日ということもあり約850人のファン・サポーターが練習場に集まり、松本のサッカー熱とオリンピックへの注目度の高さを感じさせました。

初回の練習の冒頭には、日本代表オフィシャルパートナーであるキリングループが激励に訪れ、飲料の贈呈式が行われました。練習が始まると、ストレッチ、ランニングまで進んだタイミングで遠藤航選手、浅野拓磨選手の2選手はコンディションを考慮して練習を切り上げてホテルに戻りました。また左足に違和感のある亀川諒史選手は別メニューで調整。残る10人のうち、25日のリーグ戦で長時間プレーした中村航輔選手、橋本拳人選手、植田直通選手、中谷進之介選手、大島僚太選手、伊東純也選手、鈴木武蔵選手の7選手は、20分間のランニングとスタティックストレッチのリカバリートレーニングをこなし、櫛引政敏選手、野津田岳人選手、井手口陽介選手の3選手は、パス＆コントロールとゴール前のフィニッシュ練習で初日からしっかり汗を流しました。

翌27日は、26日に行われたＪ2、Ｊ3、サテライトリーグの試合に出場した7選手も加わり、夕方に松本市内で練習を行う予定で、JOC派遣前手続のため合流が遅れるDF松原健選手も27日夜に合流します。29日(水)の南アフリカ戦のチケットも残り僅かとなり、7月1日のオリンピック最終メンバーの発表に向けた国内最後の強化試合はさらなる盛り上がりを見せています。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
日本サッカー界は、J1リーグの1stステージ優勝、そして、2ndステージに向けて盛り上がりを見せていますが、ただその合間に我々U-23日本代表がオリンピックでの戦いで日本を盛り上げる役割があります。（オリンピックは）2016年のメインイベントで4年に一度しかなく、なでしこジャパンも出られないため、男子サッカーに注目が集まっていると思います。そこで我々が果たす役割は大きいものがありますし、選手たちにはそれを認識して活動して欲しいです。オリンピックはこの年代での目標で、成果を出しにいく大会です。しかしながらサッカー選手としてこれからのことを考えれば、ここがゴールではないし、オリンピックがすべてではありません。選ばれた選手には全てを懸けて戦ってもらいたいです。

今回の活動は、国内最後の強化キャンプとなりますが、U-23年代の強化をこの活動まで進めます。シーズンの合間で肉体的にはしんどい状況だと思いますが、我々にかけられている期待を考えればその疲れを吹き飛ばすくらいのパワーが必要です。そこでタフさが自然と育まれていく。この年代の持つ可能性を十分に示して欲しいです。

DF #6 橋本拳人 選手（ＦＣ東京）
自分の特長はボール奪取ですので、そこを一番に出していきたいです。そして、攻守において存在感のあるプレーをしたいです。オリンピックはずっと目標にしていました。今回がアピールする最後のチャンスとなるので、悔いの残らないように自分の全てを出したいです。点の取れるボランチを自分の中で常に目指しているので、今回も出場するチャンスがあれば狙っていきたいです。

MF #18 伊東純也 選手（柏レイソル）
前回のU-23日本代表の活動は怪我で離脱したため、今回は頑張ろうという思いでいます。自分の特長であるスピードを出していきたいです。オリンピックに出場する最後の18人に入るのは簡単ではありませんが、サイドで仕掛ける部分で自分の得意なプレーを出したり、しっかり自分の良さをアピールしていきたいと思います。

FW #9 鈴木武蔵 選手（アルビレックス新潟）
久し振りの代表活動で新鮮な気持ちです。招集されたことにすごく感謝していますし、チャンスを貰ったからには結果で応えたいです。怪我からの復帰がいつになるか分からなかった状況で、リハビリを一生懸命やってきた結果、このタイミングに復帰できて本当に良かったです。ダイナミックなプレーで他のFWと違う特長を見せたいですし、本大会前の最後のチャンスなのでどんどんアピールしてオリンピックメンバーに選ばれたいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

キリンチャレンジカップ2016

U-23日本代表 vs U-23南アフリカ代表
2016年6月29日(水) 19:30キックオフ(予定)
長野／松本平広域公園総合球技場

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