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U-23日本代表 ギニアを下して今大会初勝利!
2016年05月26日
第44回トゥーロン国際大会 vs U-23ギニア代表
2016年5月25日(水) キックオフ時間 17:15 試合時間 80分(40分×2)
STADE ANTOINE BAPTISTE(シス・フール・レ・プラージュ/フランス)
U-23日本代表 2-1(前半2-1、後半0-0)U-23ギニア代表
得点
3分 富樫敬真(U-23日本代表)
10分 失点(U-23ギニア代表)
39分 南野拓実(U-23日本代表)
スターティングメンバー
GK:櫛引政敏
DF:三丸拡、植田直通、三浦弦太、ファン・ウェルメスケルケン 際
MF:南野拓実、原川力、喜田拓也、前田直輝
FW:富樫敬真、鎌田大地
サブメンバー
GK:中村航輔
MF:大島僚太、矢島慎也、野津田岳人、井手口陽介
FW:浅野拓磨、オナイウ阿道
交代
HT 南野拓実 → 浅野拓磨
52分 富樫敬真 → 野津田岳人
52分 ファン・ウェルメスケルケン 際 → 井手口陽介
64分 鎌田大地 → 大島僚太
マッチレポート
チーム全体のアグレッシブな姿勢が、今大会初勝利を呼び込みました。
第44回トゥーロン国際大会に参加しているU-23日本代表は、5月25日(水)現地時間17:15(日本時間26日0:15)からギニアと対戦しました。
これまでの2試合は4-4-2のシステムで臨みましたが、この試合の日本は4-2-3-1を採用。試合は早々に動きます。3分、三丸拡選手が左サイドからクロスボールを供給すると、1トップの富樫敬真選手がDFの前へ入り込み、右足で冷静かつ正確にゴールネットを揺らしました。
早々にリードを奪った日本ですが、10分に失点を喫してしまいます。日本の最終ラインの背後を狙ってきたボールをファン・ウェルメスケルケン 際選手が相手FWをガードしながらGK櫛引政敏選手にキャッチさせようとしましたが、ほんのわずかだけ相手選手にボールに触られてしまい、櫛引選手と入れ替わる際にボールがゴール内へ転がっていきました。
1-1の同点に追いつかれても、日本は試合の主導権を渡しません。ギニアのゴールへ絶えず迫り、39分には2点目を奪います。この試合のゲームキャプテンを務める原川力選手が、トップ下の鎌田大地選手へ縦パスを送ります。鎌田選手から南野拓実選手にパスがつながり、南野選手はペナルティーエリアのほぼ正面から右足でゴールへ流し込みました。40分ハーフの前半は、このまま2-1で終了します。
後半開始とともに、南野選手に代わって浅野拓磨選手が投入され1トップに入り、富樫選手は2列目の左サイドへスライドしました。
手倉森誠監督は、52分にも控え選手を起用します。富樫選手と野津田岳人選手、ファン・ウェルメスケルケン 際選手と井手口陽介選手が交代しました。野津田選手は富樫選手と同じ2列目の左サイドに入り、井手口選手は原川選手とダブルボランチを組みます。それに伴い、喜田拓也選手がボランチから右サイドバックへポジションを変えました。
64分には、4人目の交代選手が送り出されます。鎌田選手が退いて大島僚太選手が出場し、システムも4-3-3へ変更されました。71分にはピンチを迎えるものの、GK櫛引選手が1対1の場面をしのぎます。
選手の組み合わせとシステムが変わっても、日本の攻撃は機能し続けました。79分、前田選手が最終ラインの裏に抜け出して左足でシュート。後半終了間際には浅野選手がダイビングヘッドでギニアゴールを脅かしました。
相手GKの好守もあって追加点こそ奪えませんでしたが、日本はリードを守り切り、今大会初勝利を挙げました。第4戦は5月27日(金)現地時間17:15(日本時間28日 0:15)、イングランドとの対戦となります。
監督・選手コメント
手倉森誠 監督
スピードとパワーを高め、タフに戦えるようになろうしている中で、最後まで気の抜けないゲームを強いられました。そういった厳しさを求めてきたわけですが、相手の守備を崩した後の決定力については、ギニアから7点を奪ったイングランドより劣っているということです。自分たちが世界で大きなことを成し遂げようと思ったときに、満足していられないことがたくさんある、いかに自分たちに厳しくなっていけるか、というところが今後の課題になってきます。
GK #1 櫛引政敏 選手(鹿島アントラーズ)
練習から細かいところまで想定して話し合っていれば、失点を招いたようなシーンはなかったと思います。同じことがないように、細部の判断をすりあわせていきます。後半に1対1を止めた場面は、DFと協力しながら落ち着いて対応できました。今大会を通じて、自分たちのミスから失点しているところがあります。流れの中から崩された失点はほとんどないので、勝負どころでの守備をチーム全体で意識して取り組んでいければと思います。
MF #14 前田直輝 選手(横浜F・マリノス)
これまでの2試合も勝てた試合でしたし、勝たなくてはいけない試合でしたが、今日は早い時間帯に先制できて、少し楽にゲームを進められました。チームが勝ったのは良かったですが、自分のパフォーマンスはまだまだです。前半はボールに絡む機会が多かったと思いますが、後半は消える時間が長かったですし、決定的なチャンスを逃してしまいました。この大会を通してすべての試合で、まだまだ自分は物足りない、成長が必要だと感じています。
FW #20 富樫敬真 選手(横浜F・マリノス)
試合前から、1点取ってもすぐ2点目を取りにいくと、自分の中で決めていました。5月11日のガーナ戦もそうでしたが、チャンスがあるのに2点目を取れず、後半は疲労からクオリティが落ちてしまいました。そういった意味で、自分は成長し切れていません。次のイングランド戦でも点が取れることを証明して、このトゥーロンでもう一回り成長したい気持ちがあります。
スケジュール
第44回トゥーロン国際大会 | ||
---|---|---|
5月21日(土) | 1-2 | 第1戦 vs U-21パラグアイ代表(@Stade De Lattre) |
5月22日(日) | AM | トレーニング |
5月23日(月) | 0-1 | 第2戦 vs U-20ポルトガル代表(@Stade De Lattre) |
5月24日(火) | AM | トレーニング |
5月25日(水) | 2-1 | 第3戦 vs U-23ギニア代表(@Stade Antoine Baptiste) |
5月26日(木) | AM | トレーニング |
5月27日(金) | 17:15 | 第4戦 vs U-22イングランド代表(@Stade Léo-Lagrange) |
5月28日(土) | AM | トレーニング |
5月29日(日) | 16:15 18:45 |
3/4位決定戦(@Parc des Sports) 決勝(@Parc des Sports) |
※時間は全て現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。