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佐々木監督、「大会連覇へ弾みを」 ~なでしこWORLD MATCHガーナ戦~
2014年09月13日
第17回アジア競技大会(仁川)へ向けて調整中のなでしこジャパン(日本女子代表)の佐々木則夫監督は9月12日、なでしこWORLD MATCH対ガーナ女子代表戦を翌日に控えて試合会場のNDソフトスタジアム山形で公式会見に臨み、「大会連覇を目指して、弾みをつけたい」と抱負を語りました。
9日から山形県内で行ってきた合宿では、積極的な守備から縦への速い攻撃を意識したプレーでゴールを狙い、プレーの質を上げることを主眼に取り組んできました。最終調整となった、12日の公式練習ではチームは中盤からのビルドアップとシュート練習や、セットプレーでの攻守の確認などに時間を割きました。
今回のチームにはFW増矢理花選手、DF臼井理恵選手、DF羽座妃粋選手の初選出3選手を含めて代表戦出場経験の少ない選手も多く含まれており、若手の成長と新戦力の台頭にも期待が寄せられています。
日本は15日にアジア大会初戦(対中国)を迎えますが、「大会連覇にチャレンジする中で、若手も融合しながらやれれば理想」と佐々木監督は話しており、「明日の試合も初招集がスタメンという可能性もある」と話しました。
ガーナはFIFAランク48位(日本は3位)。来月のアフリカ選手権での上位入賞で来年のFIFA女子ワールドカップへの出場権獲得を目指しています。今回の来日前にも国内合宿を行い、強化に取り組んできました。
佐々木監督は、初顔合わせとなるガーナ戦で選手たちがチャージやリーチ、展開のリズムなどの違いを感じて「状況を把握して対応する力を身に着けられれば」と話しています。
自身の出身地の山形で行われる試合ですが、佐々木監督は「攻守にアクションするサッカーを思う存分発揮して、アジア大会への良い準備にしたい」と意気込みを見せました。
試合は13日(土)の19:00キックオフの予定です。
コメント
佐々木則夫 監督
アジア大会では連覇にチャレンジします。若手も融合しながらできれば理想です。大会メンバーが18人という少ない人数で6試合を戦うということは、全員で戦わなくてはいけない状況です。その中で若手の融合が自然とできるだろうと思います。(今回の合宿で)若手が持ち味を出そうとチャレンジしていて、とても良いですし、可能性を持ったプレーをしてくれているので、非常に楽しみです。アジアの選手にはチャージの深さやリーチの長さなど日本人と違う特徴がありますが、ガーナ選手のチャージも深く、「まだ大丈夫だろう」というタイミングで、一歩速い動きで入れ違うような状況が起こり得ます。そういった点において相手を観察して状況を把握し、早く対応する力を身につけられればと思います。
MF 宮間あや 選手(岡山湯郷Belle)
新しい選手が多いので、そういった選手とのコンビネーションや、自分たちの現時点での立ち位置をきちんと把握して、対ガーナというだけでなく、何を足りないと感じるのかを自分たち自身で見極めたいと考えています。うまくいかない時間帯でも、みんながじれずに慌てずにやって、乗り越えていかなくてはいけないと思っています。代表のユニフォームを着る以上は日本代表選手としての自覚を持ってプレーしなくてはいけません。新しいメンバーには思いきりプレーしてもらえるように、自分たちがリードするところもありますが、彼女たちにもそういう自覚を持って、自分たちらしいプレーをしてくれたらいいと思います。
DF 長船加奈 選手(ベガルタ仙台レディース)
ビルドアップでは積極的にボールを送り込んでいきたいですし、守備では前に強く行く時と引く時の判断を早くしていきたいと思います。ガーナは前線の選手が前へのスピードがあって前線に残っていたりするので、カウンターに気を付けてリスク管理をこまめにやっていかないといけないと感じました。合宿でDFラインとGKのコミュニケーションを獲りながら出来ているので、そこは今後につながっていくので良いところだと感じています。
FW 髙瀬愛実 選手(INAC神戸レオネッサ)
チームとしても個人としても結果を残すのが、今回自分が掲げた目標でもあるので、しっかり頑張ってやりたいと思います。自分としては誰とやってもやりやすいと思ってもらえるようなFWでいたいですし、合宿に入ってからいろいろなFW陣と組ませてもらいましたが、やりにくさは感じなかったので、しっかり良い準備が出来ていると思います。4年前のアジア大会で初めて代表で優勝するピッチに立たせてもらって、すごくいい経験をさせてもらい、とてもいいイメージがあります。今度は自分から何かを起こせるように、この大会を頑張りたいと思っています。
FW 吉良知夏 選手(浦和レッズレディース)
ガーナは個人の能力が日本人選手とかけ離れていて、リーチの長さやスピードなどが、日本人の選手とは違うと思います。普段と違いますが、獲られても、もう一回挑戦し、メンタルでぶれずに積極的に続けていくことと、どんどん仕掛けて行って自分がリズムを作ることを心がけていきたいです。次の大会はわからないので、今回の合宿と大会がチャンスだと思って、1試合1試合、試合に出たら得点にこだわって結果を出していきたいと思います。
ユッシフ・バシギ ガーナ女子代表監督
我々の長所はオールラウンドに戦える点で、特に守備は(アフリカ選手権)予選4試合で無失点でした。ホーム、アウェーに関係なく、得点できる力もあります。長旅の疲れはありますが、チームの状態は良く、けが人もいません。明日は良い試合をお見せできる自信があります。日本はとても良いチームですし、世界チャンピオンの日本と対戦することは我々にとってとても有益なことで、日本にとっても我々と対戦することが役に立てばと思っています。
JFA-TV
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佐々木則夫 監督インタビュー
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川澄奈穂美 選手インタビュー
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増矢理花 選手インタビュー
なでしこジャパンWORLD MATCH
なでしこジャパン(日本女子代表) vs ガーナ女子代表
2014年9月13日(土) 19:00キックオフ(予定) /17:00開場(予定)
テレビ朝日系列にて全国生中継