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U-19日本代表、国内最後の練習試合で流通経済大に3-2で勝利

2018年10月12日

U-19日本代表、国内最後の練習試合で流通経済大に3-2で勝利

来年5月に開催されるFIFA U-20ワールドカップポーランド2019の出場権獲得を目指し、AFC U-19選手権インドネシア2018に向けた活動をスタートさせたU-19日本代表は11日(木)、千葉県東金市内で流通経済大学とのトレーニングマッチに臨みました。

影山雅永監督はこの試合の意義について、「まずはサッカーのためのコンディションを整えること」を挙げます。U-19世代は所属チームでの出場時間が大きく異なり、「ずっと試合に出続けている選手もいれば、ほとんど出ていない選手もいて、バラバラの状態をまずは国内合宿で整える必要がある。この試合は選手の出場時間を変えて、それを整える場としたいと思っている」と語りました。

また、「アジアの戦いでは、相手が日本戦で様々な対策をとってくる。どんなことをしてきても対応できるように、バリエーションを持っておきたい」と戦術面でも複数の戦い方をテストしました。相手が引いて守ってきたとき、激しくプレスをかけてきたときなど、様々な形を想定しつつ、時間帯に応じて戦い方を変えることを試しました。このため、出場メンバーについても「先発して長く出た選手がレギュラーということではない」と説明しています。

流通経済大学は大学サッカー界を代表する強豪チームです。リーグ戦の合間の練習試合でしたが、U-21日本代表にも選ばれている選手たちを含めたAチームの選手たちを含めたメンバーで、格好のシミュレーション機会となりました。

30分×4本の形式で行われた試合の1本目は、相手のハードなディフェンスに苦しんだことに加え、「どうしても自分たちのやり方を思い出しながらのゲームになる」(影山監督)という代表チーム特有の問題もあり、なかなか思うように試合を運べません。2本目の開始早々には自分たちのミスから攻守の切り替えが遅れて失点を喫してしまいました。

ただ、徐々に攻撃のリズムも掴み、試合の途中から3バックシステムへの変更もテストする中で、28分にはFW斉藤光毅(横浜FCユース)選手のシュートがゴールポストを叩く決定機も作りました。3本目の12分にはFW宮代大聖選手(川崎フロンターレU-18)のクロスからFW原大智選手(FC東京)のゴールが決まって同点に追い付きます。

4本目の15分にはFW久保建英選手(横浜F・マリノス)がインターセプトからのドリブルシュートを決めて勝ち越しますが、25分には隙をつかれて相手のミドルシュートを浴びて失点。同点に追い付かれてしまいます。しかし終了間際の30分、左サイドのDF東俊希選手(サンフレッチェ広島ユース)のクロスから原選手が再び決めて、3-2と勝ち越し。最後に勝利を決める得点が生まれ、U-19代表が国内で行う最後の練習試合を白星で終えることとなりました。

影山監督は攻守で課題が出たことを認め、選手と共有していく考えを明らかにし、「ここからさらに良い準備をしてアジアの戦いに臨みたい」とAFC U-19選手権に向けた強い意欲を語りました。日本の初戦となるU-19朝鮮民主主義人民共和国代表との試合は、日本時間19日の21時から開催されます。

監督・選手コメント

影山雅永 監督
先週末にクラブでの試合に出ている選手もいれば、出ていない選手もいて、その状況は様々です。まずはそのコンディションを揃えていくことが大切になります。選手たちは非常に明るく前向きに取り組んでくれていて、ちょっと明るすぎて大変なくらいです。オフ・ザ・ピッチのそうした元気の良さをうまく試合で発揮できるように導いてあげられたらと考えています。ここから本格的な準備を始めるので、良いトレーニングをしていきたいと思っています。

DF #17 石原広教 選手(湘南ベルマーレ)
このチームでの試合は久しぶりだったので、最初は少し感覚が違っていてビルドアップのところなどで難しい部分もありました。簡単なミスが多かったことが反省点だと思います。繋ぎながらさらにゴールへ向かっていくというところをチームとしてもっと出せれば良かったです。U-19世代を代表して大会に行かせてもらうので、この世代全員の分まで絶対に出場権を獲らないといけないと思っています。

FW #13 原大智 選手(FC東京)
チームで試合に出られていないので、体力面では少し難しいところもありました。ただ、自分が絶対に点を入れるんだという気持ちでプレーして、実際に2得点を決められたのは良かったと思います。1点目は宮代選手が自分を観ているのが視野に入ったので、思い切って動き出しました。2点目は相手のDFがファーにいる自分の動きに気付いていなかったので、イメージ通りでした。

FW #18 斉藤光毅 選手(横浜FCユース)
1本目は選手同士の距離感が悪く、うまくボールを動かすことができませんでした。AFC U-19選手権インドネシア2018では自分の持ち味であるドリブル突破や仕掛けていくところを出していきたいと思います。右サイドでのプレー経験はそれほどありませんが、それを言い訳にしてはいられません。ここに選ばれているからには、覚悟をもってやっていきたいです。

スケジュール

10月8日(月・祝) PM トレーニング (東金アリーナ)
10月9日(火) 終日 チームビルディング ※非公開
10月10日(水) AM/PM トレーニング (東金アリーナ)
10月11日(木) 3-2 練習試合 vs.流通経済大学(東金アリーナ)
10月13日(土) PM トレーニング
10月14日(日) AM/PM トレーニング
10月15日(月) 17:00 練習試合 vs.U-20 PKNS(PKNS aports complex)
10月17日(水) PM トレーニング
10月18日(木) PM トレーニング
AFC U-19選手権インドネシア2018  
10月19日(金) 19:00 グループステージ第1戦 vs.U-19朝鮮民主主義人民共和国代表
@Pakansari Stadium
10月20日(土) AM トレーニング
10月21日(日) PM トレーニング
10月22日(月) 19:00 グループステージ第2戦 vs.U-19タイ代表
@Pakansari Stadium
10月23日(火) AM トレーニング
10月24日(水) PM トレーニング
10月25日(木) 16:00 グループステージ第3戦 vs.U-19イラク代表
@Pakansari Stadium
10月26日(金) AM トレーニング
10月27日(土) PM トレーニング
10月28日(日) TBC 準々決勝(@Gelora Bung Karno Stadium)
10月29日(月) TBC トレーニング
10月30日(火) TBC トレーニング
10月31日(水) TBC トレーニング
11月1日(木) 16:00/
19:30
準決勝(@Gelora Bung Karno Stadium)
11月2日(金) TBC トレーニング
11月3日(土) TBC トレーニング
11月4日(日) 19:30 決勝(@Gelora Bung Karno Stadium)

※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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