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第25回全国レディースサッカー大会 富士山をのぞむピッチで女性プレーヤーが躍動

2014年03月22日

第25回全国レディースサッカー大会 富士山をのぞむピッチで女性プレーヤーが躍動

「第25回全国レディースサッカー大会」が3月21日(金・祝)、いよいよ開幕しました。主に30歳以上の女性プレーヤーを対象とした今大会には、地域予選を勝ち抜いた16チームが参加。1次ラウンド初日から、雄大な富士山をのぞむ時之栖スポーツセンター裾野グラウンド(静岡県)で熱い戦いが繰り広げられました。

グループAは、関東予選で優勝したFC.VIDA Feliz(千葉/関東1)が好発進しました。第1戦で四国代表のKochi ganador FC(高知)、第2戦では第23回大会(2011年度)の覇者・清水FCレディース(静岡/東海2)をどちらも2-0で下し、1次ラウンドで2連勝。1勝1分で2位につけたのは長野フレンズ(北信越/長野)で、清水FCとの第1戦は0-0のドロー。Kochiとの第2戦も得点が奪えない時間が続きましたが、アディショナルタイムに松本美保選手が値千金のゴールを決めて勝利しました。

第25回全国レディースサッカー大会 富士山をのぞむピッチで女性プレーヤーが躍動

グループBは、前回王者の東京アルテミスSC(東京/関東2)、過去2回の優勝を誇る広島FCレディース(広島/中国)、九州予選を3連覇した沖縄県レディース(沖縄/九州1)などの顔ぶれが揃いました。この“激戦区”で一歩リードしたのは、元なでしこジャパン(日本女子代表)キャプテンの池田浩美選手を擁する兵庫。第1戦で広島と引き分けるも、続く沖縄戦は梅林早知選手のハットトリックなどで4-0と快勝しました。明日の1次ラウンド最終戦は、得失点差3で追う東京との直接対決となります。

グループCは小平サッカークラブ(東京/関東3)が2連勝し、好調なスタートを切りました。3ゴールと大活躍したキャプテン・坂下亜実選手のご主人、英勝さんも観戦に訪れ、「妻の試合にはできるだけ足を運ぶようにしていますが、選手の皆さんが真剣にサッカーに打ち込む姿に感銘を受けています。これからも妻のサッカー活動をバックアップしていきたいと思います」と話し、力強い声援を送っていました。

第25回全国レディースサッカー大会 富士山をのぞむピッチで女性プレーヤーが躍動

グループDは、第1戦で共に白星スタートとなったおいでやす京都(関西1/京都)とHABATAKE(北海道)が第2戦で対戦しました。17分に東川彩選手がヘディングシュートを決めて京都が先制。HBATAKEも34分、岩谷恵里選手が同点弾を沈めて勝負を振り出しに戻します。強風でボールコントロールに苦しむ両チームでしたが互いに譲らず、試合は1-1のままタイムアップとなりました。勝ち点1を分け合い、HABATAKEが得失点差1で京都を追いかけます。

大会2日目は、午前中に1次ラウンド最終節を行い各グループの順位を決定、午後には順位別トーナメント1回戦を実施します。

監督・選手コメント

大和忍選手(広島FCレディース)
風が強かったけれど、楽しめました。試合中、一番ドキドキしたのは、点を入れられそうになったときです。ゴールポストが私たちを味方してくれたことと、ゴールキーパーの頑張りもあって、2試合とも無失点に抑えることができました。あとは風に押されて戻ることができた私の守備のおかげです(笑)。本当にみんなとサッカーできることが楽しい。集まってワイワイする時間を与えてくれるのがサッカーなので、この楽しさを子どもたちとも共有したい。なでしこジャパンの頑張りもあり、私の周りでもサッカーを始める子どもが増えました。今後、さらに女子サッカー界の裾野が広がっていけばと思います。

坂下亜実選手(小平サッカークラブ)
2試合で3得点を挙げることができて素直に嬉しいです。長所であるチームワークも、随所に発揮できました。小中学校から一緒にプレーしていたメンバーなのでお互いの特徴が分かっていますし、連係を深めた上で勝ちたい。楽しむというより、高みを目指して最後に笑いたいです。目標は優勝ですが、一人の選手としてのゴールは見えていません。チームの選手の多くは、一度サッカーから離れ、20代半ばで復帰した選手たちです。かつてボールを蹴っていた仲間たちとこうしてまたプレーできて幸せですし、喜びしかありません。

林憲子選手(おいでやす京都)
普段は小学生の女子チーム、トレセンの指導に関わっています。プレーヤーとして試合に臨むことが決して多くない中、こうした大会に参加すると、「やっぱり自分でプレーするのが一番楽しい」「もっとうまくなりたい」と思います。かつて違うチームでプレーしていた選手と集まり、今度は仲間として戦うのも楽しいですね。また、他の地域には、なでしこジャパンの元キャプテン・池田浩美選手をはじめ、数年前までなでしこリーグで活躍していた選手たちがたくさんいます。うまい選手たちと対戦するのはやっぱり楽しいですし、そうした機会をもっと増やしたい。個人的には、5年後、10年後には京都府内でレディース年代の大会を開催したいという目標があります。

池田浩美選手(アジュール兵庫)
全国大会という真剣勝負の場に参加すると、身も心も引き締まります。アジュール兵庫には、なでしこリーグ時代のチームメートがたくさんいますから、現役を退いてもみんなとつながっていけるのは本当に嬉しい。現役中はさまざまなプレッシャー、責任を背負ってプレーしていましたが、今は肩の力を抜いてサッカーと向き合っています。でも、試合となるとスイッチが入ってしまうんですよね(笑)。誰にも負けたくないという気持ちが出てきてしまいます。
今回は子どもを連れてきています。私がプレーする姿を小さい頃から見ているので、サッカーを身近に感じてくれていると思います。本人が興味を示すなら、ぜひプレーさせたいですね。また、出産後もこうしたレベルの高い大会に出場できるのは素晴らしいことだと感じています。

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出場チーム紹介(グループA、B、C)


第25回全国レディースサッカー大会

1次ラウンド 2014年3月21日(金・祝)
1次ラウンド・
順位別トーナメント
2014年3月22日(土)
順位別トーナメント 2014年3月23日(日)
会場:時之栖スポーツセンター 裾野グラウンド(静岡県裾野市)

日程・組み合わせなど大会情報はこちら


第25回全国レディースサッカー大会 <レディース・エイト(40歳以上)オープン大会>

1次ラウンド 2014年3月21日(金・祝)
順位別トーナメント 2014年3月22日(土)
順位別トーナメント 2014年3月23日(日)
会場:兵庫県立三木総合防災公園(兵庫県三木市)

日程・組み合わせなど大会情報はこちら

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