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第17回全日本女子ユースサッカー選手権大会 いよいよ決勝!日テレ・メニーナと浦和レッズレディースユースが激突
2014年01月07日
晴天に恵まれた1月6日、準決勝2試合を終え、決勝進出チームが決定しました。
日テレ・メニーナ(関東1/東京)とFC VICTORIES(関西1/兵庫)の第1試合、立ち上がりはFC VICTORIESが勢いのある攻撃を見せますが、先制したのは日テレでした。4分、宮川麻都選手がオーバーラップから相手DFとGKを寄せつけて籾木結花選手へパスを送ると、籾木選手がこれをしっかりと決めます。9分には、長谷川唯選手のシュートがGKに弾かれてこぼれたボールを、再び籾木選手が押し込みます。2点のリードを許したFC VICTORIESですが積極的な姿勢は崩しません。前線からプレッシャーを掛けてチャンスを狙います。しかし、前掛かりになったFC VICTORIESの隙を日テレは逃しませんでした、14分、隅田凜選手のパスから長谷川選手がドリブルで持ち込んで3点目を決めると、個人技を生かしたドリブル突破や裏への飛び出し、息の合った連係プレーなどから前半だけで10得点を奪います。
後半、GKを含む3人を交代した日テレはやや攻めあぐねましたが、57分に途中出場の安部由紀夏選手が、77分には長谷川選手が得点を重ねます。FC VICTORIESも最後までゴールを目指しましたが、一矢報いることはできず。盤石な強さを発揮した日テレが12-0で勝利し、4連覇へあと一歩と迫りました。
日テレと頂点を争うチームはどちらか。第2試合は、浦和レッズレディースユース(関東3/埼玉)とジェユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東2/千葉)の関東勢対決です。
序盤、主導権を握ったジェフLが浦和ゴールに迫りますが、ゴール前を堅く守る浦和はシュートを許しません。ジェフLの攻撃をしのいでいた浦和は、細かいパスをつなぎ、右サイドの遠藤優選手がスピードのあるドリブルで攻め上がるなど、徐々にリズムをつかみ始めます。一進一退の攻防が続いた50分、浦和は中央から中村みづき選手がドリブルで仕掛けて右へパス、このパスを受けた遠藤選手が先制ゴールを決めて均衡を破ります。勢いづいた浦和は、59分と74分にも加点しジェフLを突き放します。対するジェフLも反撃を試みましたが、浦和が最後までゴールを死守して決勝戦へ駒を進めました。
7日は、3位決定戦が10時半、決勝戦は13時にキックオフです。
監督・選手コメント
鈴木 俊 監督(日テレ・メニーナ)
相手の特長を抑えて、見ている人に必死さが伝わるようなプレーをしようと選手に伝えました。立ち上がりにイメージ通りの点が入ったので試合を落ち着かせることができました。
年齢に関係なく技術がしっかりしていて、チームのために戦える選手を試合で使うことをチームコンセプトにしているので、その環境の中で選手たちは切磋琢磨できていると思います。決勝戦は勝ちにこだわって、かつ内容も求めていきます。4連覇を目指して、しっかりと調整して100%の状態で臨みたいと思います。
籾木結花 選手(日テレ・メニーナ)
今大会、関東予選で活躍してチームを全国大会に導いてくれた鳥海由佳選手がケガで出場できていません。トリ(鳥海選手)が出られない分、自分たちは4連覇しなければという緊張感を持って戦えていると思います。トリは今日から試合を見に来てくれていて、頑張ってと声を掛けてくれました。みんなトリの手作りのお守りを身に着けて試合に出ているんです。なので、絶対に負けられないです。明日は最後の1秒まで全力でプレーして、絶対に4連覇を達成します。
吉岡 圭 選手(FC VICTORIES)
ベスト4に残ったのは、なでしこリーグのユースチームばかりです。その中で「自分たちにできることを精いっぱいやろう。街クラブの意地を見せよう」と臨みました。何点取られたとしても絶対に1点は取りたかったので悔しいです。最後まで点が取りたいという気持ちで戦いましたが、自分の長所を出すことができませんでした。3位決定戦では絶対に点を取って3位を取りにいきます。メダルを持って帰って(応援してくれた方々に)恩返ししたいと思います。
下山 薫 監督(浦和レッズレディースユース)
前半はうまくプレーできない場面が多くありました。その時間をしのいで自分たちのペースに持っていけたのは、選手たちがピッチの中で状況を把握して、落ち着いてプレーできたことが大きいと思います。守備は失点ゼロにこだわるというよりも、選手が失点しないことにこだわっているので、それが良い結果につながっていると思います。
日テレ・メニーナは素晴らしいチームです。私たちはチャレンジャーとして、浦和らしいサッカーで挑みたいと思います。
遠藤 優 選手(浦和レッズレディースユース)
前半は自分のプレーが悪くて、裏にも抜けられずドリブルもできませんでした。シュートチャンスもありましたが打てなくて、HTに後悔していたので、後半に先制点を取れて良かったです。コースが見えていたので落ち着いて蹴ることができました。浦和は団結力が強いチームです。みんなの支えがあってここまで来ることができました。毎試合で点を取れているので、決勝戦でもゴールを決めて勝ちたいと思います。
鴨川実歩 選手(ジェユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
本当に悔しいです。でも、主力の5人がケガで出られない中、全員が気持ちを出して戦うことができました。相手はパスを回してくるので、FWは上がりすぎず、相手のボランチにボールが入ったときにプレスを掛けられるようコンパクトな守備を意識していました。前半は集中して守ることができましたが、後半の早い段階で失点してリズムを崩してしまいました。3位決定戦は、気持ちを切り替えて戦います。個人的には、ボランチとしてチームの流れをつくるプレーを心掛けたいです。
3位決定戦と決勝戦の模様をJFA-TVではライブ放送!
2014年1月7日(火)J-GREEN堺での3位決定戦(10:30キックオフ予定)と決勝戦(13:00キックオフ予定)の模様をJFA-TVではライブ放送いたします。
※インターネット回線の状況などによりライブ配信が出来ない場合もございますので予めご了承ください。
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