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U-17日本女子代表 FIFAU-17女子ワールドカップコスタリカ2014 前後半の得点で日本が白星発進!
2014年03月17日
FIFAU-17女子ワールドカップコスタリカ2014
2014年3月16日(日) 現地時間14:00キックオフ 45分ハーフ
Ricardo Saprissa Ayma Stadium(コスタリカ/チバス)
U-17スペイン女子代表 0-2(前半0-1、後半0-1) U-17日本女子代表
得点者
43分 宮川麻都(U-17日本女子代表)
51分 松原志歩(U-17日本女子代表)
スターティングメンバー
GK:松本真未子
DF:北川ひかる、市瀬菜々、大熊良奈、遠藤優
MF:宮川麻都、長野風花、杉田妃和、松原志歩、長谷川唯
FW:小林里歌子
サブメンバー
GK:浅野菜摘、森田有加里
DF:橋沼真帆、南萌華
MF:平塚万貴、佐藤瑞夏
FW:鴨川実歩、齋原みず稀、児野楓香
登録外メンバー
MF:西田明華
交代
82分 北川ひかる → 平塚万貴
マッチレポート
気温26度と過ごしやすいコンディションでスペインとの大会初戦を迎えました。晴天の日曜日、会場のRicardo Saprissa Aymaスタジアムには2,250人の観衆が集まりました。
試合前のミーティングで、高倉監督は「チームの立ち上げから1年少し、私自身世界の舞台で戦えることを楽しみにしていた。その初戦で強豪と戦える時に、どれだけ皆が上手くやれるか、でなく、どれだけ皆が戦えるかをみることが楽しみ。今日から決勝戦まで、全員で戦おう!」と話し、選手たちをピッチに送り出します。
日本ボールでのキックオフ。開始わずか32秒でスペインの選手がシュートを放ちますが、これはGK松本真未子選手(浦和レッズレディースユース)の守るゴールの枠外。序盤はスペインが前がかりにボールを進めてきますが、高倉監督の指示通り、日本は落ち着いて対処し、徐々にペースを掴みます。
5分には松原志歩選手(セレッソ大阪堺レディース)が日本の初シュートを放ちますが、ゴールの枠を捉えきれません。
17分、松本選手からのゴールキックを受けたDF市瀬菜々選手(常盤木学園高校)が前からチェックに来たスペインの選手を1人かわしたものの、次のタッチが大きく、スペインの選手にボールを奪われ一気にゴール前まで持ち込まれます。これを1対1の場面でGK松本選手がしっかりと相手のシュートをブロックします。
その7分後、今度は長谷川唯選手(日テレ・ベレーザ)がこぼれ球を拾ってシュートしますが、スペインGKがファインセーブで防ぎ、惜しくも得点になりません。
その後も杉田妃和選手(藤枝順心高校)、長谷川選手、宮川麻都選手(日テレ・メニーナ)がシュートチャンスを迎えますが、いずれも決まりません。
42分、日本がスペインゴール正面20mの距離で得たFK、長谷川選手の蹴ったボールはまたもスペインGKのファインセーブにあいます。しかし、このプレーで得たコーナーキックから待望の先制ゴールが生まれます。
日本左サイドのCK、杉田選手が右足で蹴ったボールは直接ゴールへの軌道を描きますが、スペインGKがなんとかゴール前から弾き出したボールをゴール正面の宮川選手が頭で押し込み、日本が先制、1-0でハーフタイムを迎えます。
後半開始からわずか6分後、スペイン右サイド深くで日本がFKのチャンス。杉田選手がゴール前に入れたボールを長谷川選手がそらし、ゴールエリア内正面にフリーで走りこんできた松原選手が蹴りこみ、2-0とします。
その後もリズムの良い攻撃で、66分、88分にもそれぞれ長谷川選手、杉田選手が決定機を迎えますが、得点にはつながらず、前後半の1得点ずつで日本が2-0と完勝、幸先の良いスタートを切りました。
この試合、攻守にわたってチームを牽引した杉田選手がマッチMVPに輝きました。
同じグループのニュージーランドとパラグアイは1-1の同点に終えたため、日本がグループCで首位にたちました。
中2日をはさみ、19日にはパラグアイとの試合を行います。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
大会初戦で強豪スペインとの対戦ということで、選手たちは気合が入っていましたが、落ち着いてゲームに入ろうと話しました。内容としては、攻守ともにチームの規律をしっかり守り、アグレッシブにプレーしてくれたと思います。昨年4月にコスタリカでの4カ国対抗大会に出場したことで、選手たちにとっては現地の生活や雰囲気を感じることができ、良い経験となっていました。(多くのサポーターが見に来てくれましたが)普段はたくさんの観客の前でプレーする機会はなかなかありませんが、さらに多くの方々に来ていただければ、選手たちももさらに良いプレーができると思います。次の試合に向け改善するところはまだまだ多いですし、次はさらにレベルアップしたゲームができるようにしたいと思います。
杉田妃和 選手(藤枝順心高等学校) 選手情報はこちら
大会初戦のスペインとの試合に勝つことができて嬉しいです。試合前は緊張もありましたが、試合が始まってからは自分たちができることをやり、徐々に(緊張がとけて)良い感じになりました。(ゴールシーンの)コーナーキックは狙い通りではありませんでしたが、2点目のフリーキックは狙い通りでした。個人的にはいつもよりも試合中に声を出すことができたと思いますが、攻撃ではもっと参加できるところがあり、守備では対応が遅れたこともありました。これらは今後の課題です。初戦で良い流れができたので、次はもっと良いプレーをして、チーム全員で勝利を収めたいです。
宮川麻都 選手(日テレ・メニーナ) 選手情報はこちら
初戦に勝てたことが一番嬉しいです。(ゴールシーンは)そのまま(コーナーキックが)ゴールに入るかと思いましたが、ボールがこぼれてきたので押し込みました。スペインは個人技が高く、スピードやパワーがありました。試合中に競り合いに負けてしまうところがあったので、そこを含め、この試合から課題がたくさん見つかりました。次のパラグアイとの試合では、今日のスペイン戦よりももっと良いプレーができるようにしたいと思います。
松原志歩 選手(セレッソ大阪堺レディース) 選手情報はこちら
ゲームへの入り方が弱気になってしまうことが多かったので、今日は強気なプレーをし、シュートを打つことを考えて試合に入りました。ゲーム前にスペインの映像を見て、強いチームでパスを回してくると思っていましたが、実際ゲームに入ると早い時間帯で自分たちのペースがつかめたと感じています。ハーフタイムに裏を狙っていこうと言われていたので、相手DFの裏で積極的にボールをもらえる場面が何度か出せたのでよかったです。(得点場面は)あまり覚えていませんが、杉田選手から良いボールが入ってきて、目の前にボールが来たのでゴールに思い切り蹴りこみました。次の試合でもまた得点を決めたいです。
市瀬菜々 選手(常盤木学園高校) 選手情報はこちら
スペインはパスをしっかりまわし、足元とスピードがある強い相手でしたが、日本も試合にとても集中できていました。ミスもありましたが、全員でまとまりのある守備ができ、自分たちの良い所が多く出た試合だったと思います。攻撃もいい形を多く作ったので、最後のシュートが入れば完璧だったと思います。自分自身はアジアの大会からずっとラインコントロールと攻撃のビルドアップの正確性を意識してやって来ました。前半はずっと集中してラインをコントロール出来ましたが、後半は集中力が切れる場面があり、スライドが遅れることもありました。次のパラグアイ戦では、前からボールを取りに来られても慌てずに前線に良いパスを送って攻撃のリズムを作りたいです。また、ラインの上げ下げのタイミングなど、集中して相手の攻撃への対処をしっかりしたいと思います。
スケジュール
日時 | 予定 | |
---|---|---|
03月06日(木) | 1-2 | トレーニングマッチ 対 JFAアカデミー福島 |
03月11日(火) | 1-1 | トレーニングマッチ 対 カナダ(Victoria Pitch) |
FIFA U-17女子ワールドカップコスタリカ2014 | ||
03月16日(日) | 2-0 | 対 スペイン(チバス) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月17日(月)04:50~07:10(生放送)※日本時間 |
||
03月19日(水) | 20:00 (現地時間) |
対 パラグアイ(チバス) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月20日(木)10:50~13:10(生放送)※日本時間 |
||
03月23日(日) | 17:00 (現地時間) |
対 ニュージーランド(サンホセ) |
03月27日(木) | 17:00/ 20:00 (現地時間) |
準々決勝(リベリア) |
03月31日(月) | 17:00/ 20:00 (現地時間) |
準決勝(リベリア) |
04月04日(金) | 14:00/ 17:00 (現地時間) |
3位決定戦/決勝(サンホセ) |
チバス:リカルド・サプリサ・アイマスタジアム
サンホセ:コスタリカ・ナショナルスタジアム
リベリア:エドガルド・バルトダーノスタジアム
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