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フレッシュな顔ぶれ、SAMURAI BLUE(日本代表)候補合宿スタート

2014年04月08日

フレッシュな顔ぶれ、SAMURAI BLUE(日本代表)候補合宿スタート

日本代表候補合宿が、4月7日、千葉県内のグランドで始まりました。

今回、3日間の短期合宿に招集された23人は全員がJリーグに所属する選手です。Jリーグ開幕から6試合で4得点のサンフレッチェ広島DF塩谷司選手や、現在リーグ首位の鹿島アントラーズDF昌子源選手、アルビレックス新潟FW川又堅碁選手ら、代表候補に初めて選出された7人を含みます。(合宿開始直前に、怪我で辞退したフロンターレ川崎FW小林悠選手に代わって呼ばれた広島FW石原直樹選手も初招集です。)

招集選手の約半数は代表経験があるものの、キャップ数5以下が大半というフレッシュな顔ぶれです。これまで代表戦を多く戦ってきた海外組や国内組の姿はありません。

6月に開幕するFIFAワールドカップ・ブラジル大会を戦う日本代表メンバーの発表を5月12日に控えて、代表の活動機会としては今回の合宿が最後になります。

アルベルト・ザッケローニ日本代表監督には、この機会に自分が関心のある選手らを手元において指導することで、各選手の能力や特長、性格などを見極めて選手情報を深めたいという狙いがあります。一方、選手たちにとっては、本大会メンバー入りをかけて指揮官へ最後のアピールの場です。

ザッケローニ監督は、「この3日間で、持っている能力を前面に出して欲しい。ワールドカップ最終メンバーを選考に、この中のメンバーが食い込んでくることを期待している」と話しています。大会中のケガや警告の累積による出場停止なども想定して、優れた戦力の台頭は常に望まれるところでもあります。

初日の練習では、前日のJリーグ戦で足を痛めて大事をとったFW南野拓実(セレッソ大阪)選手が別メニューでの調整になりましたが、他のメンバーはパス回しや攻撃の組み立てなどの練習に汗を流しました。

ザッケローニ監督は、選手の動きに鋭い視線を送りながら、時には自らボール出しをする場面もあり、また、チームコンセプトを伝えるべく選手に個別に声をかけ、身振り手振りで動き方を示しながら精力的に動いていました。

合宿は4月9日まで行われ、最終日には練習試合が予定されています。

 

選手コメント

塩谷司 選手(サンフレッチェ広島)
サンフレッチェとはやり方が違うので、最初は少し戸惑ったところもありましたが、いろいろ学びながら試行錯誤しながらやりました。試合で戦っているメンバーばかりなので、馴染みやすかったですし、すんなり入れたと思います。1対1は自信があります。センターバックだけでなくサイドバックも出来れば、アピールポイントになると思っています。代表に入るために自分の良さ、スピードや体の強さなどをしっかりアピールして、その中で代表チームの戦術も理解していきたい。(Jリーグで4得点という)活躍をしているから呼ばれたと思っているので、そういう好調や勢いは自分の良いところですから、アピールしたい。みんなレベルが高いので負けないように、しっかりチャンスをつかめるように、一日一日努力したいと思います。

豊田陽平 選手(サガン鳥栖)
東アジアカップの時のメンバーもいましたが、フレッシュな顔ぶれもいて、初日は新鮮な感じでした。練習は、監督のサッカーの基礎のところを東アジアカップでもやっていたのですが、今日もそれを繰り返しやれたので良かったと思います。ワールドカップの最終メンバーに選んでいただけるように、この短い期間の合宿でしっかりアピールして悔いの残らないよう、最善を尽くしたい。自分の強さの部分、守備力をしっかり出して、FWとして得点をしっかり獲らないといけないと思っています。(昨日のJリーグでも得点して)得点の感覚はすごく研ぎ澄まされていると思うので、これをしっかり継続していかないと、と考えています。

川又堅碁 選手(アルビレックス新潟)
FWは点を取るのが最終評価だと思います。その過程で楔(くさび)やボールの引き出し型や守備をしっかりやっていければと思っています。練習中にザッケローニ監督に体の向きをいろいろと言ってもらって、自分で気づいていない部分もありました。ボールも見えてゴールも見えるポジションを取ることなど、今までやっていたかもしれないんですけど、意識したことはなかったです。監督は、テレビで観ていた時にも「熱い人だな」と思っていたんですが、もっと指導してもらって上手くなりたい。あまり先を見ずに、今、目の前にあることを大事にして、一日一日を大切にして一生懸命やっていきたいと思います。

山下達也 選手(セレッソ大阪)
緊張もしたけれど、今のところ楽しく出来ています。いろいろなものを求められていると思ったし、ボールの受け方のタイミングや動き出しなど、学ぶことがたくさんあって刺激的でした。(ザッケローニ監督の戦術は)常に流動的に、センターバックであっても足を止めることがないという感じで、ボールを受けるポジションや角度、出し処など、細かく指示がありました。そういう部分は今後のサッカー人生にプラスになることで勉強になります。自分はディフェンスとして前で潰すところは意識しているし、セットプレーなど高さは自分のストロングポイントなので、アピールする場があれば、しっかりと出していければと思っています。

 

  • 3日間の合宿がスタート

  • 塩谷司選手インタビュー

  • 川又堅碁選手インタビュー

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