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[都道府県サッカー協会取り組み紹介]シニアサッカーの取り組み(山形県サッカー協会)
2014年04月22日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回は山形県サッカー協会におけるシニアサッカーの取り組みをご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 4月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
シニアサッカーの取り組み~山形県サッカー協会
高橋 豊 山形県サッカー協会シニア委員長
「プレシニア世代を取り込むために」
山形県は、県内を酒田・鶴岡・新庄・山形・長井・米沢の6地区に分けて、それぞれの地区サッカー協会が各地区を運営しています。2013年度のシニア登録チームの数は40代が5チーム、50代は6チーム、60代は3チームとなっており、登録選手は約350人で、東北では少ない状況にあります。しかし、本県では十数年前から、1種を卒業した年代がシニア世代へスムーズに移行できるように「山形県オーバー30サッカー大会」を開催してプレーの機会を提供しています。この取り組みにより、選手数は年々増加しています。
シニアの活動としては、競技力を重視する「全国シニアサッカー大会」の県予選や「山形県シニアサッカー選手権大会」、フェスティバルの側面が強い「山形県スポーツ・レクリエーション祭壮年サッカー競技」の3大会を毎年実施してきましたが、13年度はこれらの事業に加えて「山形県シニアリーグ」を初めて開催しました。全国的に見ても後れを取っていたリーグ戦を行うことで年間の試合数も増加し、プレー機会を増やすことができたと思います。
また、日本スポーツマスターズ大会の参加年齢が35歳以上に引き下げられたことで、1種を卒業したプレシニア世代にも新たな目標ができました。その年代を取り込むことが急務となっている現状を考慮し、シニアリーグの参加年齢を38歳以上にしたり、60歳代リーグにおいてレディースサッカーを経験した女子選手の出場も認めるなど、さまざまな工夫をしています。ただ、本県では冬季は活動の機会が十分に持てないので、雪が少ない東北他県との交流やフットサル大会の開催など、具体的な方策を検討していきたいと考えています。
14年度は、60歳代のカテゴリーが1チーム増えて4チームになります。しかし、本県のシニアサッカーはまだまだ発展途上です。サッカーは70歳を超えても続けることができる生涯スポーツです。これからもサッカーを通して、シニア年代のプレーヤーがいつまでも健康で生き生きと活動していけるよう、各カテゴリーのシニアリーグを充実させ、思い出に残るような多くの機会を提供していきたいと思います。