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川崎フロンターレ、蔚山現代を撃破してラウンド16進出!!
2014年04月23日
AFCチャンピオンズリーグ2014
グループステージ第5節
2014年4月22日(火) 19:00キックオフ 45分ハーフ
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ 3-1(前半2-1、後半1-0)蔚山現代
得点
1-0 32分 小林悠(川崎フロンターレ)
2-0 34分 大久保嘉人(川崎フロンターレ)
2-1 36分 ラフィーニャ(蔚山現代)
3-1 77分 ジェシ(川崎フロンターレ)
コメント
風間八宏 監督(川崎フロンターレ)
自分たちが2点を取るまでは良いリズムでできました。
相手が高さを使ってくることは分かっていましたが、そこにも慣れたというか、よく辛抱したなというところです。2点を取ってからは相手が出てきて、十分にチャンスがあったので、そこを決めてればもっと楽に自分たちの足で、サッカーができたのかなと思いますが、それ以上高望みせずに、今日は本当に選手たちが戦ってくれたと思います。
Q:6試合を戦ってみての率直な感想を伺いたいのですが。
6試合というのはリーグと併用でやっていかなければならない。その中でなかなか、メンバーもどういう形が一番いいのか、というところから始まって、そしてこのリズムの中に選手がどう入っていくのか。すごく模索して苦労したところがありますが、その中でも選手が自分たちの中で解消してついてきてくれました。あるいは自分たちのものを作り出してくれました。アウェイであれば環境が全く違います。アジアは広いのでかなり日程的にもきついですが、そこのところでできるだけムダのないプレー、それからコンディションも一人ひとりがしっかり合わせてくれました。かなり密度の濃かったグループリーグだったのではないかと思います。
Q:今日の前半のサッカーですが、意気込んで目一杯飛ばしたわけではなく、クールに効果的にプレーしていた。監督から見て後半押し込まれましたが、前半のサッカーは良かったと思われたのではないでしょうか?
選手がしたたかになってきました。それは何かというと自信を持ってきたのかなと思います。自分たちのスタイルが凄く明確になってきたんじゃないかと。特にボールを持って、しっかり自分たちが自信をもつというところができているので、ボールを持って自分たちが相手を見ることがだいぶできるようになってきたのかなと。もちろんミスもありましたが、そういう意味では本当に言われるとおり、選手の中に自分たちのイメージがはっきりできてきたのかなと思った前半です。
Q:昨日公式練習を休んだ大久保選手の状態をどう見て、起用したのでしょうか?
昨日体調が悪いということで、発熱もないということだったので、休んだら大丈夫だろうという話でしたので、はじめから起用するつもりでいました。体調を見ながら短い時間でもいいのかなと思いましたが、本人もその気で来てくれましたので、そこは別にそんなに大きなテーマにはなりませんでした。
Q:去年ACLが決まった時、また開幕前に風間監督がフロンターレのサッカーをアジアで見せたいと話されていましたが、グループリーグが終わってその点について総括してもらえますか?
自分たちのスタイルというものが選手の中に根付いているので、それをベースに戦いました。そしてこれだけの連戦の中でそれほど多くのけが人を出さず、本当にコンディションが悪いなというところを見せる選手もいませんでした。
また技術というものの大切さを戦いながら選手も感じているでしょうし、私自身もすごく感じています。ですからまだまだ成長過程でもっともっと、上にみんなで行きたいということを先ほど選手にもしました。そこを目指す上では非常にいい連戦だったと思います。もちろんまだまだここから連戦になりますから息は抜けないですが、しっかりそこはみんなでやっていきたいと思います。
Q:今日は勝負という視点では、前半はシュートを決められなかったし、相手に決定的な場面をつくられた。後半は特にもっと何本もあった。勝負の流れという視点で今日の試合全体を総括してもらえませんか。
ここのところ、勝負というものにもみんな長けてきたと思います。自分たちのベーシックな自信というのが勝負を分けているんじゃないかと思います。
Q:勝者のメンタリティということですかね。
そうですね、勝っていくことで、そういうものを身につけていく。ピンチは必ずありますし、チャンスが決まらないこともあります。ですがやり続けることがすごく大事で、特に今日は1点取られてもそこから立ち直りましたから。そういう意味では本当に徐々にチームが強くなっているということは感じています。
チョ・ミングッ 監督(蔚山現代)
まず今日の試合、川崎が勝ちました。ノックアウトステージ進出おめでとうございます。決勝トーナメントに上がってからも、いい成績を残す事を願っています。
Q:前半で2人の選手を交代しましたが、その狙いを教えて下さい。
突然筋肉を痛めたということ。そして膝の状態が悪くなくなったということで交代を余儀なくされました。突発的な出来事だったのですが、これで流れが悪くなったかもしれません。
Q:前半は川崎のパスワークに押し込められましたが、後半は反撃に出ていました。ハーフタイムの指示というのは?
ハーフタイムには、それほど特別な指示はしていませんでした。ですが私達にはゴールが必要でしたので、その中で相手が下がってくるだろうという予測を立てて、そして積極的に攻撃しようという話をしました。同点のチャンスがあったんですが、それをしっかり活かせなかったのが残念です。
Q:ACL6試合を戦って、最初は良かったんですが、その後の流れが悪くなった事を踏まえ全体的にどう感じていますか?
私達のチームはキム・シヌク選手にかかるところが大きいと思います。彼が得点を取ればいい試合ができますが、彼が得点できなければいい結果を得られなかった。今日の試合もやはり後半にノーマークのチャンスがありましたが、それを活かせなかったのが残念です。
Q:決勝トーナメントには行けず残念な結果でしたが、全体を通して予想外というか計算外だったことはありますか?キム選手の事以外でももしあれば教えて下さい。
出足は良かったんですが、Kリーグのタイトな日程で戦う中で、もう少し早く決めるチャンスがあった。それを逃してしまったのは私の失敗で、結局最終戦までもつれてしまいました。もう少し早く突破を決めるチャンスがあったのに活かせなかったということが失敗でしたし、また選手にとってもそれがプレッシャーになっていたというところがあったと思います。そこが残念でした。