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女子1級審判員対象 スキルアップ研修会開催
2014年05月22日
女子1級審判員(全36名)を対象とした研修会「スキルアップ研修会」を、5月10日(土)神奈川県・しんよこフットボールパーク、11日(日)兵庫県・神戸レディースフットボールセンターにて分散開催しました。
この研修会は女子1級審判員のスキルアップを目的とし、フィジカル面の強化、映像を使っての判定力の向上、競技規則の理解、プラクティカルトレーニングを用いてのレフェリング技術の向上などを目指し、年3回開催する予定となっています。
対象は女子1級審判員ですが、女子の2級審判員もオブザーバーとして参加することができます。
研修会の冒頭、審判委員会を代表し、10日は上川委員長、11日は小幡副委員長より、女子部会の体制が新しくなる旨報告がなされ、研修会がスタートしました。
インストラクターコメント
鮎貝志保 S級インストラクター(宮城県)
今回は、2014年度第1回目の開催で、プラクティカルトレーニングと映像を使ってグループでのディスカッションを行いました。
プラクティカルトレーニングは、「主審の死角が生まれやすいエリアの判定(主審と副審の協力)」と題して、正しい判定はもちろんのこと、主審からの見え方、副審からの見え方、そしてお互いの見え方を理解した上での協力関係の在り方について確認しました。
映像を使ってのグループディスカッションでは、1つ1つの事象をそれぞれの考慮事項に照らし合わせながら正確に分析を進めました。
実践を意識した活発な意見交換がなされただけでなく、経験や情報も共有できる良い機会となりました。
今回の研修会で何より感じたのは「参加した審判員の意識の高さ」。
自分達が女子のトップレフェリーであるという自覚をもち、貪欲に技能の向上に努めていました。
半日という短い時間ではありましたが、参加した審判員の真摯に取り組む姿勢と、ご協力いただいた方々のサポートのおかげで無事に研修会を終えることができました。
私個人としては、今後2回の開催に向け、今回の反省をしっかりとふまえ、女子1級審判員の皆さんがより実践で役立つプログラムを準備していきたいと思います。
参加審判員コメント
桐原純子 女子1級審判員(神奈川県)
半日という短い時間での研修ではありましたが、内容も厳選されていたので、集中してテーマにじっくり向き合うことができました。
前半のプラクティカルトレーニングでは、一回のプレーで区切り、その都度、鮎貝インストラクターの解説があったことと、即座に実際にはどうだったかをデモンストレーターに確かめることができたので、どのように動いたらいいか、どう視点を置いたらいいか、視野の確保をどうしたらいいか、その場でチャレンジすることができました。
トレーニングを通して、今までやっているつもりでも十分でなかったことや、その必要性を強く感じていなかったものでも重要であることなどを改めて認識しました。
後半は映像を見ながら、判定や主審のポジショニングなどについてグループに分かれてディスカッションとグループ発表を行い、活発な意見交換ができました。
最後に、スピードスケートのトレーニング映像を全員で見ました。
他競技でしたが、スタートダッシュ時の体の使い方や、体と意識を連動させて反応速度を速めることなど、今年のフィジカルテーマである「加速力」と深く関連していて参考になりました。
当日までの準備や当日の運営など、インストラクターや周りの方々のご尽力により行われていることを思うと本当に頭の下がる思いです。感謝の気持ちを忘れずに今後も精進していこうと思います。
最後に、当日、デモンストレーターとして研修会に参加していた日体大の学生さんたちに、この場を借りて改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。忙しい中、本当にありがとうございました。
助廣那由 女子1級審判員(千葉県)
プラクティカルトレーニングでは、副審との協力の中で、タッチライン際でプレーが行われているとき、主審の死角になりやすい場所について、また、副審の観点から、主審の位置、オフサイドライン、争点等、狭い中でたくさんの事柄を視野に入れなければならないことを再認識しました。
映像分析では、反則の現象について、グループで分析し説明することで、お互いに理解を深めることができました。
新たな取り組みとして行われたビデオ研修では、審判とは異なる観点から物事を見ることで、日常においても、審判をすることと共通する場面を自分自身で作ることができることを感じました。
今回の研修で学んだことを自身の中で反芻し、今後の活動に活かすことができるよう努めたいと考えます。
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