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全国シニア(60歳以上)サッカー大会、東京都選抜(Lazos27)が初優勝!
2014年06月03日
6月2日(月)、第14回全国シニア(60歳以上)サッカー大会と、シニア(70歳以上)フェスティバル3日目を開催しました。全国シニア(60歳以上)は準決勝2試合と決勝戦を行い、上位チームが日本一を目指して熾烈な戦いを演じました。
準決勝
千葉四十雀SC 1-0(前半0-0、後半1-0) 大阪シニア60
東京都選抜(Lazos27) 2-1(前半0-0、後半2-1) 兵庫県シニア60選抜
準決勝の2試合は共に僅差のゲームに。千葉四十雀SC(千葉)と前回大会の覇者・大阪シニア60(大阪)の一戦は、千葉四十雀SCが相手をシュート1本に抑え、1-0で退けました。一方、2年続けて4強入りを果たした東京都選抜(Lazoz27/東京)は、兵庫県シニア60選抜(兵庫)に2-1で勝利。今大会初失点を喫したものの、決勝進出を決めました。
決勝
千葉四十雀SC 0-1(前半0-1、後半0-0) 東京都選抜(Lazos27)
関東勢同士の対戦となった決勝は、開始早々に試合が動きます。2分、千葉四十雀SCのDFの横パスをカットした深澤光賢選手が素早くシュートに持ち込み、東京都選抜に先制点をもたらしました。その後も東京都選抜は丁寧にボールをつないで攻撃を組み立て、相手に守備の的を絞らせません。一方の千葉四十雀SCは、機を伺って攻撃に出ます。しかし、酒井充選手のロングシュートがクロスバーに阻まれるなど、得点はならず。試合は東京都選抜がリードを保ったまま、終盤に突入。東京都選抜は残り5分を切ったところからパスを回して守備時のリスクを減らし、試合を終わらせにかかります。最終ラインからは熊谷信彦選手がゲキを飛ばし、千葉四十雀SCに隙を与えません。そして試合はこのままタイムアップ。5試合1失点と大会を通じて堅守を誇った東京都選抜が、日本一に輝きました。
なお、シニア(70歳以上)フェスティバルは同日、3日目を開催。参加した各チームが3日連続となる試合日程ながら、元気なプレーを披露。サッカーの楽しさをピッチで全身で表現しています。
日本サッカー協会はシニア年代のサッカー環境の整備、プレー機会の創出にこれからも取り組んでいきます。
監督・選手コメント
渡辺博 監督(東京都選抜/Lazos27)
チーム名にも由来している、昭和27年生まれの選手たちが中心となってここまでくることができました。優勝したことはもちろんですけれど、控えに回った選手が最後までチームをケアしてくれたことに胸がいっぱいです。あらためて選手間の絆の深さを感じましたし今年のチームは最高だったと思います。今日の決勝では、最後までボールを追いかける選手たちの姿を見て、サッカーへの思いと、勝利へのこだわりがひしひしと伝わってきました。2回目の出場で優勝できるなんてこれ以上幸せなことはないです。あまり欲張ってはいけないけれど、来年はぜひ連覇にトライしたい。その前にブラジルでワールドカップを戦う日本代表に「60歳パワー」を届けたいと思います。
深澤光賢 選手(東京都選抜/Lazos27)
前回大会では準決勝で負けてしまったので、今年こそ優勝するぞと意気込んでいました。このチームが発足した昨年、2年以内に全国制覇する目標を立てました。実際、こうして2年目に自分の決勝点でチームの優勝に貢献することができて本当に幸せです。この年齢で全国大会に出場する機会はそうないです。シニアサッカー大会は、何歳になっても真剣勝負ができる有意義な大会。今、70歳以上のフェスティバルを開催していますが、いつかその年代の全国大会ができることに期待しています(笑)。それくらい、サッカーはやり甲斐がある。点を取ったり、勝ったりすることもうれしいけれど、みんなの気持ちが一つのボールでつながっているところに、このスポーツの魅力を感じます。
山下貢 監督(千葉四十雀SC)
珍しく、ミスから失点してしまいましたね。崩されてゴールを奪われたわけではないのでこればかりは仕方がない。欲を言えば、もう少し中央から攻撃を仕掛けたかったけれど、そこに行く前に両サイドでうまく止められ、なかなか中央に切り込めませんでした。結果は少し残念。それでも大会期間中の3日間、みんなと過ごすことができて楽しかったです。試合後、ホテルに帰ってから次の試合のメンバーをどう組むか迷うこともあったけれど、最後は勝負にこだわりました。この大会を通じて、あらためてサッカーの魅力を感じることができたのも大きいです。ボール一つあれば誰とでも仲良くなれる。サッカーは本当に世界の共通言語なんだなと思いました。
井上龍彦 選手(千葉四十雀SC)
チームとして組織力がある相手にうまくパスを回され、最後まで自分たちの時間をつくることができませんでした。僕自身、トラップミスが多かったので反省していますが、それだけ相手のプレッシャーを受けていたということなのだと思います。序盤、もう少し相手の攻撃を凌いでいれば違う展開になったとも思いますが、こんなものでしょうね(笑)。また頑張って、もう一度この大会に出場することができるよう、練習します。やはり真剣勝負は緊張感があって面白いです、若い頃は自分が点を取ってもそこまで喜ばなかったのに、この歳になってチームメイトの得点にも無意識のうちにガッツポーズをつくってしまう。それくらい、サッカーは楽しいです。
JFA-TV
第14回全国シニア(60歳以上)サッカー大会
2014年5月31日(土)~6月2日(月)
藤枝総合運動公園サッカー場(天然芝)、藤枝総合運動公園陸上競技場(天然芝)、藤枝市民グラウンド(天然芝)、中外製薬工業株式会社藤枝工場グラウンド(天然芝)
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