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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第1種の取り組み(佐賀県サッカー協会)
2014年06月09日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回は第1種の取り組み紹介の4回目となります。
※以下の寄稿記事はJFA news 5月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第1種の取り組み~佐賀県サッカー協会
石隈松信 佐賀県社会人サッカー連盟委員長
「社会人サッカーをより一層楽しんでいただくために」
4月13日、今年もまた新しいシーズンが始まりました。前夜から降り続く雨の中、少人数のスタッフがグラウンドづくりに精を出し、大会運営を進めてくれました。
佐賀県はサッカー場に限りがあり、試合会場を確保するのもひと苦労です。一回戦はやむなくクレー土の会場となり、雨の中、選手たちは泥だらけになりながらプレーに励みました。選手たちが日ごろの練習の成果をいかんなく発揮できるよう、よりよい環境を準備したいところですが、現状としては難しい面があります。
また、私たち運営スタッフが常々感じていることがあります。サッカーを楽しむためには、選手・審判・運営が協力し合って互いを尊重し、認め合いながら活動していくことが不可欠だということです。今年も年度当初に、審判委員長を含めた審判事務局と社会人運営スタッフが集まり、今年度の審判手配の計画を立てました。社会人連盟が主管する大会のために限られた有資格審判員を手配していただいている審判委員会の苦労を目の当たりにし、頭の下がる思いです。しかし、少数ではありますが、選手たちの中には審判の判定に暴言を吐いたり、試合終了後に何かしらの不服そうなそぶりをしたりする者も見受けられます。そのような光景に出くわすたびに、この試合が行われるためにどれだけの関係者がどれだけの努力をされているのかを心に留め、社会人としてサッカーを楽しむための最低限のマナーを身につけてほしいと感じます。
現在、社会人サッカー連盟では、新たな取り組みとして35歳以上のミドルリーグ(仮称)の創設を検討しています。佐賀県では、県リーグ・地域リーグに所属している35歳以上の選手が、シニア大会の参加年齢( 40歳以上)に達するまで試合に出場する機会がなく、サッカーをやめてしまう傾向にあります。ミドルリーグの創設はそのような人々にプレー機会を増やすとともに、登録者数の増加にもつながると考えています。しかしながら、実際にチーム数が確保できるのか、一定数を確保するためには何らかの条件設定が必要か、会場は確保できるのかなどさまざまな課題も考えられます。運営側としては、主に35歳から40歳の選手に働きかけて、できるだけ長くサッカーを楽しんでいただけるよう工夫しながら取り組んでいきたいと思います。
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