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JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 with KIRIN スペシャルステージ in 山口 1月30日に萩市民体育館で開催

2011年02月04日

JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 with KIRIN スペシャルステージ in 山口 1月30日に萩市民体育館で開催

寒さなんかへっちゃらだ! 家族の触れ合いと、ボールを蹴る楽しみを味わうことをテーマに開かれる「JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 with KIRIN スペシャルステージ山口 in HAGI」が1月30日、萩市民体育館(萩市)で開催され、山口県内の22チーム、約200人が参加。当日の寒波を吹き飛ばすように会場は終日熱気であふれた。ファミリー賞は「ニコニコ」が授賞。フェスティバル賞に「ブラックスリーS」。フットサル賞に「ホッケJAPAN」がそれぞれ選ばれた。

ファミリー賞

前日から続く寒波で、当日は萩市民体育館の周辺も朝から真っ白な雪景色に。見た目は風情があるものの風の冷たさが肌を刺すようなコンディション。それでも会場の中では、白熱したゲームが繰り広げられ、元気な子どもたちの歓声と熱気に包まれた。

萩市内から参加して、笑顔あふれるプレーを見せた「ニコニコ」がファミリー賞を受賞した。チーム構成は海野敏幸さん(35)と森田健一郎さん(36)の2家族による合同チーム。実は海野さんの妻智子さん(34)と森田さんは実の兄妹で、この大会にあわせてチームを結成した。智子さんの説明では「主人は特にサッカーをしていた訳じゃないですが、子どもたちが萩明倫サッカースポーツ少年団に入っていて、家族でボールを蹴るのも楽しいと思って参加してみました。兄の健一郎(森田さん)は、学生のときにサッカーをしてましたからね」。

海野さんの娘のひいなちゃん(9)と息子の楓眞くん(7)。森田さんの息子の航生くん(7)が所属する萩明倫サッカースポーツ少年団は、女子チームが昨年は山口県代表として中国大会に出場したという。笑顔でピッチに立ったひいなちゃんも選手になることを夢見ながら、この日も果敢にシュートを狙っていた。日本代表の本田圭佑選手が好きな楓眞くんと、前田遼一選手が好きな航生くんのいとこコンビも元気にピッチを駆け回った。智子さんは「きつかったけど、子どもといっしょにできて楽しかった」と満足そう。森田さんは「ずっとやってなかったから体力不足ですね。これからは、子どもとボールを蹴る楽しみができました」と、うれしそうに話した。子どもから大人までみんなで楽しめるフットサル。その面白さにどっぷりと浸った兄妹ファミリーが文字通りふさわしい賞を手にした。

フットサル賞

フットサル賞を受賞したのは阿武郡阿武町から参加した大山豊史さん(31)率いる「ホッケJAPAN」。メンバーは大山さんが代表を務める同町の小学生フットサルクラブ「サルトーレFC」のスクール生、大野拓巳くん(11)、俣野大輔くん(11)、白石貴紀くん(11)、若松屋総太郎くん(11)の4人とそのお母さんたちも参加した。同クラブはスクール生約20人で、阿武町で発足して4年目。週2回の練習。うち1回は萩市のチームと合同練習をしているという。大野くんは「ゴールは2本決めたけど、3試合とも引き分け」と、満面の笑みとまではいかなかった。俣野くんの母ひとみさん(40)はピッチに立つ予定だったがケガでスタンド観戦。代わりに娘の智映さん(14)に代打を頼んだ。ひとみさんは「フットサルは子どもが楽しんでやってるのがいいですね。今日はいっしょにやれることを楽しみにしてたんですが…」と残念そう。はじめてピッチに立った白石くんの母理恵さんは「いいところでころんじゃいました」と、日頃の運動不足を反省していた。

フェスティバル賞

山陽小野田市から参加した「ブラックスリーS」がフェスティバル賞に選ばれた。メンバーは地元の社会人サッカーチームでプレー経験がある斉藤大樹さん(34)と妻の茜さん(31)、息子の翔和くん(7)、瞬斗くん(5)の4人家族が中心。それに翔和くんの友だちの讃岐壮真くん(7)と讃岐颯斗くん(8)兄弟。斉藤さんの職場の後輩にあたる佐藤圭佑(26)、さつきさん(27)夫妻も加えての出場だ。斉藤さんは「普段は子どもともなかなか遊べないから、今日は良かったです。子どもたちにはこれからサッカーを教えてやりたいですね」。茜さんも「主人からは運動音痴って言われいる私ですが、ちょっとしんどかったけど、子どもといっしょにボールを追っかけて楽しかった」と、子どもと楽しめたフットサルを喜んだ。佐藤さんの妻さつきさんは「子どもが生まれたばかりなんです。サッカーばかりやってた主人ですが、今は育児も積極的にしてくれます。早く息子といっしょにフットサルができるようになるのを楽しみにしていると思います」と笑顔を見せた。

キリンフットサル教室

元フットサル日本代表でJFAスペシャル・インストラクターの相根澄(さがねきよし)さん(37)による「キリンフットサル教室」が、参加チームの小学生約70人を対象に行われた。最初はピッチの中をぶつからないように鬼ごっこ。次はぶつからないようにドリブル練習。相根さんは「狭いところでドリブル練習したのは、できるだけボールを自分の近いところでコントロールすることが大切だから」と解説した。また、パスの練習では足の裏でボールを止めることを教えた。「パスを受けるときは、足のインサイド、アウトサイド、ヒールなどいろいろあるけど、強いパスを確実に止められるのは足の裏で受けること」。ドリブルにしてもパスにしてもきちんとボールをコントロールできるように練習しようと呼びかけた。さっそく子どもたちはペアになって強いパスを確実に止める練習にチャレンジ。慣れてきた子どもたちの上達の早さに「うまいねー」と、声をかけていた。締めくくりはシュート練習でトーキックシュートを伝授。「ボールのどこを蹴るといいか、きちんと狙いを定めてキックすること」とポイントをアドバイスしていた。

 

キリンビール(株)山口支社営業部部長 島田 明人さん

日頃から格別のご支援を賜り心よりお礼申し上げます。この「JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 With KIRIN」は、フットサル経験者はもちろん、これまでフットサルに触れたことがない方でも家族でフットサルの楽しみを身近に味わえるようにスポーツコミュニティーを重視したイベントです。本日は皆さんの熱意あふれるプレーを拝見し、多くの方々にボールを蹴る楽しみを身近に味わっていただき、サッカーに親しんでいただく機会をご提供できたのではないかと喜ばしく思っております。 キリングループは1978年からサッカー国際試合に協賛し、現在は日本代表オフィシャルスポンサーとして日本サッカー界を支援しています。今後も新たなスタートを切った日本代表への支援をはじめ、未来の日本代表を夢見るジュニア、ファミリーなどの次世代育成や裾野の拡大にも積極的に取り組み、日本のサッカー文化の創造に貢献できるよう、微力ながらできる限りの応援をさせていただきたいと思っております。

また、山口県での活動として、「やまぐちの恵みにかんぱい!」をスローガンに、地産地消の取り組みやビール・清涼飲料などの商品やさまざまなサービスを地元山口県の皆様にご提案させていただきたいと思います。今後ともご支援いただきますようどうぞよろしくお願いいたします。

山口県サッカー協会 副会長 野田 忠義さん
「JFAファミリーフットサルフェスティバル」は2003年から毎年実施されていますが、スペシャルステージの開催は山口県では初めてとなり大変うれしく思っています。1日しっかりと1つのボールを追っかけて、仲良く楽しんで下さい。どうか家族や仲間でこころを1つにして、このフットサルを通じて、いい汗をかき、心のきずなを深めていただくことを期待します。今年は山口で国体が開催されます。県協会ではこの機会に、みんながサッカーやフットサル、さらに、いろいろなスポーツができるような仕組み作りを進めたいと考えます。子どもたちが外で遊ぶこと、仲間と遊ぶこと。そこから築かれたきずなを大切にすることが社会全体を明るくすると信じています。これからもフットサルのさらなる普及を目的に家族で楽しめるフットサル、サッカーの支援を続けていきます。

 

文・写真提供:日刊スポーツ

 

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