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JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 with KIRIN スペシャルステージ in 熊本 5月30日に巻フットサルセンター・カベッサ熊本で開催
2010年06月04日
5月30日、「JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 with KIRINスペシャルステージin巻フットサルセンター・カベッサ熊本」が宇城市で開催された。午前の部として、中学生以下の子供たちが出場する12チームの交流戦とフットサルクリニックを、午後の部として、中学生以上が出場する12チームの交流戦を実施。午前の部の表彰式では「もりすぱ!」にファミリー賞、「フェリシーダ託南GR」にフットサル賞、「アンティーロ託南GR」にフェスティバル賞が贈られた。
ファミリー賞
真夏を思わせるような五月晴れの下、巻フットサルセンター・カベッサ熊本に熊本23チーム、佐賀1チームの24チームが集結。午前の部、午後の部にそれぞれ12チームずつがエントリーし、美しく整備された3つのピッチで白熱の交流戦が行われた。
午前の部に出場した12チームの中からファミリー賞を獲得したのは、佐賀県から参加の「もりすぱ!」。まさにファミリー賞受賞にふさわしい、家族5人のみで構成された純粋なファミリーチームだ。
チーム名の「もりすぱ!」は、苗字の森と家族で応援している「アビスパ福岡」の「スパ」とを合体させたもの。佐賀県などで行われたファミリーフットサルに何度か出場した経験があるそうで、お揃いのユニフォームの胸部分には3匹の子ブタのイラストが描かれていた。「アレは夫の知人にお願いしたんです」と、森直子さん(37)。
試合では、佐賀県武雄市の「リバイバルフットサルサガ」のジュニアチームに所属する森蒼紗君(11)と森健登君(8)が主力としてチームを力強く牽引。兄弟間でキラーパスを出し合い、絶妙のコンビネーションプレーを披露していた。そんなお兄ちゃんたちと一緒に自宅の庭でサッカーに親しんでいるという森歩夢君(4)も、小さな体で懸命にボールを追っていた。
2敗1引き分けという結果に子供たちは不本意顔だったが、劣勢でも決して試合をあきらめない姿からは強い精神力が感じられた。そうした姿勢が共感を呼び、ファミリー賞受賞につながったと言えるだろう。
森正文さん(37)は、「よくがんばってくれました」と子供たちを称えながら、「なにせ私はサッカー派というよりは野球派。妻は体育会系ではなく文化系ですから」と笑った。そして、「熊本県のフットサルはレベルが高くて、チームにいい刺激を与えてくれました。子供たちと一緒にもっと上手くなれるように練習したい」と、チームのさらなる飛躍を誓っていた。
フットサル賞
フットサル賞は、熊本市から参加した「フェリシーダ託南GR」が受賞した。託麻南小学校サッカー部に所属する子供たちと、その親によるチームで、成績は1勝2敗だった。
試合は満足のいく内容だったようで、「試合前に練習したワンツーが試合で使えたのが良かった」と、飯田成昭さん(41)。子供たちも「たくさんシュートがうてた!」「ドリブルも良かった!」と嬉しそうに語ってくれた。自分たちの成長を実感しながら戦えたようだ。
また、「相根さんのフットサルクリニックで教えてもらったトラップやパス、ワンツーの技術は、子供たちの個人技やパスワークの質を向上させてくれるはず」と、吉野峰一さん(36)。今回、貴重な実戦経験を積んだ子供たちが、フットサル元日本代表直伝のテクニックを身につけ、さらなるステップアップを遂げることを期待していた。
フェスティバル賞
フェスティバル賞に輝いたのは、熊本市の「アンティーロ託南GR」。フットサル賞を受賞した「フェリシーダ託南GR」同様、託麻南小学校サッカー部所属の子供たちと、その親によるチームで、1勝1敗1引き分けの成績をあげた。
金富真幸さん(8)、金富宏弥君(5)、古庄澪奈さん(13)の3人は、今回が初めての試合出場だったという。「初出場の子供たちが先発をして、後半に試合経験者と交代する作戦でした。試合前に家に忘れた靴を取りに帰るというアクシデントがありましたが、とにかくがんばりました」と、金富智さん(40)。
3試合で4得点をあげ、チームの得点王となった古庄可夏美さん(11)は、「シュートはそんなに得意じゃない」と謙遜気味だったが、お父さんの古庄浩介さん(46)が「可夏美の右足にフットボールの神がおりてきました」と笑顔で語ってくれた。
キリンフットサル教室
元フットサル日本代表でスペシャルインストラクターの相根澄(さがねきよし)さん(35)による「キリンフットサル教室」が行われ、約40人が参加。昨年までFリーグのバサジィ大分に所属していた久米田大輔(くめただいすけ)さん(31)、カベッサ熊本のコーチ陣がサポートを務めた。
最初は2人組になり、フットサルで多用される足の裏を使ったトラップ&パスの練習。さらに、足元やボールを見ずに行う練習も。「ブラジルのサンパウロFCの選手たちは、ウォーミングアップに必ずこれをやってるよ!」という相根さんの声に子供たちの目の色が変わる。続いて、フェイントを加えた壁パス(ワンツー)の練習も行った。
最後は、相根さんらと実戦。久米田さんが本職のゴレイロ(ゴールキーパー)を務め、相根さんはフットサル特有の華麗なテクニックを披露。子供たちも真剣にボールを追っていた。ゴールを決めた託南GR―YUJI親衛隊の白石海君(11)は、「次は股抜きを決めたい!」と嬉しそうに話してくれた。
キリングループでは、サッカーの裾野拡大や未来の日本代表を目指す次世代に向けたサッカーの取り組みを展開している。サッカーを通じて子どもたちに「スポーツの楽しさ」を伝え、「心の豊かさ」を育むために、2008年から始まり、3年目となる今年もサッカー教室「キリンサッカーフィールド2010」を全国12都市で開催中(9月4日・佐賀会場開催予定)。
講師には元サッカー日本代表選手の城彰二氏、コーチ陣には元Jリーガーの安永聡太郎氏、式田高義氏、元なでしこジャパンの小野寺志保氏などを迎え、日常触れ合うことのできない元プロ選手と触れ合う場を提供するほか、練習中の水分補給の重要性を伝える「ウォーターローディング」の講義や、健康で丈夫な身体作りに欠かせない「食の大切さ」も伝えている。
(詳細は以下URL参照 http://www.kirinholdings.co.jp/csr/soccer/)
キリンビール熊本支社は、「ビールメーカーとして休肝日を推奨することで社会貢献をしたい」という想いで開発されたノンアルコール・ビールテイスト飲料新商品「キリン休む日のAlc.0.00%」をサンプリングする、「休肝日の推奨イベント」を実施中。6月は九州各県(熊本・長崎・大分・北九州)で実施。6月14日には、「熊本・びぷれす広場」にて午後4時30分~6時30分(予定)「キリン休む日のAlc.0.00%」見本缶(350ml)約2000本をサンプリング予定。
キリンビール熊本支社は、今後も皆さまに愛される存在であり続けるために地元熊本を中心に九州と密接にかかわる活動をしていく。
熊本県サッカー協会 専務理事 北岡 長生さん
熊本県では2回目の開催となる今回のイベントに、多くのチームが参加していただき心から感謝しています。今年度はさらに、熊本県サッカー協会主催のファミリーフットサルの大会を県内各所で開催します。子供はもちろん、初心者の大人も楽しめる大会ですので、ぜひ参加してみてください。
また、協会ではロアッソ熊本の支援のほか、キッズフェスティバル、女子フェスティバル、シニアの大会などの開催も予定しています。興味のある方はホームページをご覧ください。
文・写真提供:日刊スポーツ
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