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アギーレ監督、初陣へ期待 ~キリンチャレンジカップ2014ウルグアイ戦~

2014年09月05日

アギーレ監督、初陣へ期待 ~キリンチャレンジカップ2014ウルグアイ戦~

SAMURAI BLUE(日本代表)のハビエル・アギーレ新監督は9月4日、キリンチャレンジ2014第1戦のウルグアイ戦を翌日に控えて公式会見に臨み、「密度の濃い練習ができている。いいチームプレーを見たい」と、初試合へ期待を寄せました。

8月半ばに就任したアギーレ監督の下、9月1日から札幌市内で合宿を行ってきた代表チームは、この日、試合会場となる札幌ドームで最終調整に努めました。狭いエリアでのパスやリフティング、ドリブルなどでウォーミングアップをした後、報道陣に非公開とした練習でプレーの確認を行い、約1時間半近く汗を流しました。
なお、MF長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)は、古傷の膝の調子が思わしくなく、4日朝、代表チームを離れてドイツに戻りました。

アギーレ監督は「準備期間は短かったですが、密度の高いトレーニングが出来ていて希望も感じられます。経験を積んだ選手も初選出の選手もいますが、私も含めて早くプレーしたい」と、練習での選手の反応に手ごたえを感じているようです。
対戦相手のウルグアイは今夏のFIFAワールドカップでベスト16に入り、大会後の最新のFIFAランクで6位(日本は44位)でした。3年前のコパ・アメリカでは優勝しています。
今回のチームにはFWエディンソン・カバニ(パリ・サンジェルマン)やDFマルティン・カセレス(ユベントス)らワールドカップのメンバー14人に、初選出された若手を加えた編成です。長年チームを率いているオスカル・タバレス監督は手術を受けた背骨の治療で不在のため、セルソ・オルテ・キンタス代表コーチが指揮を執ります。
ウルグアイとの対戦成績は日本の1勝1分け3敗で、直近の過去2試合(08年8月、昨年8月)ではいずれも黒星でした。
アギーレ監督は、「ウルグアイは非常にタフな対戦相手ですが、チャレンジをすることで成長できます。全てのボールに対して強くいきたい。ウルグアイに敬意は払いますが、恐れはしません。最初に残すイメージは大事です。失望させることはないと思います」と語りました。

5日のウルグアイ戦は札幌ドームにて19:25キックオフの予定です。

選手コメント

ハビエル・アギーレ 日本代表監督
短い準備期間でしたが、密度の高いトレーニングが出来ていますし、希望も感じられる、良い雰囲気が出来ています。ウルグアイは南米王者で8年近く同じ監督の下でプレーして、世界的にも重要な選手たちがそろった、非常にタフな相手です。しかも、彼らは整った良い守備をするので、楽な試合ではありません。我々は準備期間が短い状態で臨みますが、そういうことは関係なく、勝ちにいきたいです。簡単ではないですが、札幌と日本に良いイメージを残せるという希望を持っています。

FW 大迫勇也 選手(ケルン)
ウルグアイは激しさがすごくあって、球際で粘り強く、ボールを獲り切る力がとてもあります。そこで負けずに起点を作れるように、球際の部分でしっかりと戦えることが大前提です。1試合1試合で結果を出すことで自分も成長できるし、その意識でもっと上へ行けると思うので、この1試合にかける気持ちは強いです。僕らの世代が引っ張っていかないといけないし、僕らが成長していかないと日本は強くなりません。責任があると思いますし、責任のなかでやることでさらに成長できると思います。

MF 柴崎岳 選手(鹿島アントラーズ)
クラブと代表では求められていることが違うので早く吸収して、自分のプレーを出すと同時に、チームとして機能するようにやりたいです。ウルグアイは世界でもトップクラスで個人能力も高い。そういう相手に対しては、セカンドボールへの動きや攻守の切り替えしっかりして、一瞬の隙を与えないように、集中してやりたいです。

DF 森重真人 選手(FC東京)
練習ではいろいろとプレーの確認をしていますが、戦術的には1試合目は難しいところもあると思うので、1対1などサッカーの基本が大事になると思います。監督の情熱は言葉やジェスチャーで伝わってきます。戦う気持ちが大前提になっていると感じます。自分にとっては(ウルグアイの)FWカバニと対戦するチャンスです。しっかり自分の中のものを出し切りたいと思います。

DF 酒井宏樹 選手(ハノーファー96)
試合に向けた練習をしました。チームのやり方があるので、それを確認しています。あとは試合で本当にできるかです。監督はプレーを見てくれていると思うので、ドイツでやっているプレーをここでもやることが大事だと思っています。

GK 西川周作 選手(浦和レッズ)
ここ数日、アギーレ監督の下で集中して良い練習が出来ているので、明日へ向けて、みんな良い準備が出来ていると思います。GKが流れを変えるには、GK一人だけではなくて、周りとの関係が非常に大事になってくるので、出るチャンスがあれば、コミュニケ―ションをとってやっていきたいです。

MF 細貝萌 選手(ヘルタ・ベルリン)
今まで代表チーム全体でアンカーポジションのプレーをやっていないので、実際にやってみないと分かりませんが、カウンターに対して残っていかなくてはならないポジションです。僕がやるかどうかもわかりませんが、やることになったら、しっかりと相手を守備ではめることでチームに良い流れができるようにしたいと思います。

セルソ・オテロ・キンタス ウルグアイ代表コーチ
日本戦はウルグアイ代表にとって新しいプロセスの1試合目で、非常に重要な意味を持っています。若手にチャンスを与えて、代表チームの選手層を厚くしたいと考えています。日本はリスペクトに値する素晴らしい対戦相手で、テクニックレベルが非常に高く、ダイナミックかつ近代的なサッカーをする印象があります。明日は良い試合をして良い結果を得て、若手選手らの評価ができることを期待しています。日本も我々と同様に新しいプロセスを始める段階ですが、その新しいプロセスでも日本は世界での居場所を確立していくのではないでしょうか。

JFA-TV

  • ハビエル・アギーレ監督インタビュー

  • 大迫勇也 選手インタビュー

  • 細貝萌 選手インタビュー

  • セルソ・オテロ・キンタス (ウルグアイ代表コーチ) インタビュー

キリンチャレンジカップ2014

2014年9月5日(金) vs ウルグアイ代表 
北海道/札幌ドーム
19:25キックオフ(予定)/ 16:25開場(予定)
フジテレビ系列にて全国生中継
大会情報はこちら

2014年9月9日(火) vs ベネズエラ代表
神奈川/横浜国際総合競技場
19:20キックオフ(予定)/ 16:20開場(予定)
テレビ朝日系列にて全国生中継
大会情報はこちら

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