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四国サッカー協会にてユース審判員育成担当者伝達講習会を開催

2014年10月24日

四国サッカー協会にてユース審判員育成担当者伝達講習会を開催

10/18(土)、19(日)に愛媛県・松山市にて四国サッカー協会審判委員会が主催する、「ユース審判員育成担当者研修会 伝達講習会」を開催しました。
今回の講習会は、今夏に行われた全日本少年サッカー大会に参加したユース審判育成担当者が、四国に在住する審判インストラクターを対象に、今後のユース審判員育成の方針や指導法を伝達することを目的に開催されました。

2日間で4県から14名のユース審判員、11名の審判インストラクターが参加しました。

講習会は愛媛県で行われた4種中予ジュニアリーグの試合を通して行いました。
試合を担当したユース審判員への試合分析指導を地域インストラクターが行い、また、廣嶋禎数JFAトップレフェリーインストラクターがプラクティカルトレーニングや講義を行いました。
夜は、地域インストラクター同士でユース審判員の活動環境や指導方針についてディスカッションを行いました。

講習会にはJFA審判委員会より廣嶋インストラクターの他、高橋武良委員、吉野内浩志普及部会員も参加し、ユース審判員への指導と共に、地元の審判インストラクターとの情報交換を行いました。
集合時には緊張からか表情の硬かったユース審判員たちも研修を通し、徐々に積極的に参加者たちとコミュニケーションするようになり、また地域のインストラクターたちも他県の審判育成について積極的に意見交換するなど和やかな雰囲気で充実した2日間となりました。

伝達講習会は今後、全国各地域にて開催予定です。

参加者コメント

廣嶋禎数 JFAトップレフェリーインストラクター
全日本少年サッカー大会で学んだことが、その地域のインストラクターに伝達されるとても有意義な機会でした。
ユース審判員のみならず若手審判員は答えを求めたがる傾向にありますが、彼らには物事の捉え方として論理的に考える能力を身につけて欲しいと思っています。またインストラクターのみなさんには、「教えすぎず考えさせる」指導をして欲しいと考えています。

高橋武良 JFA審判委員会普及部会長
JFAも日々ユース審判員の分析や指導方法を検討していますが、それはあくまでJFAが接しているユース審判員を対象にした分析です。地域・都道府県のインストラクターのみなさんはJFAの資料も参考にしつつ、普段接している審判員たちと向き合って必要な分析を行っていただきたいと思います。

仙波諒平 ユース審判員(愛媛)
初めて8人制サッカーの審判をしましたが、しっかりとファウルを見極めることができ良かったです。
しかし一方でオフサイドを見逃してしまう場面もあったので、適格にレフェリングできるようになりたいです。
実際にワールドカップで審判を務めた廣嶋インストラクターから、プラクティカルトレーニングや講義を教わることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

大嶽琴音 ユース審判員(徳島)
始まる前はすごく緊張していましたが、研修会が進むにつれて段々と楽しくなっていきました。
担当してくださったインストラクターからもたくさんアドバイスを頂き、これからの審判の活動に活かしていきたいと思います。一緒に参加していたユース審判員には負けないように、これからも頑張って審判活動していきたいです。

中村翔太 ユース審判員(香川)
今回の大会は、4種年代ということもあり、怪我に対する注意や配慮が重要であることを再確認出来ました。これは普段主に審判をしている2種やほかのカテゴリーにおいても当てはまると思います。
また、元国際副審の廣嶋禎数インストラクターのトレーニングと講習は、将来国際審判を目指す僕にとって刺激的なものでした。

山下貴広 ユース審判員(高知)
基本的な対角線審判法、素早い位置取りなどインストラクターの方々から指摘していただきました。前から固まっていた自分のやり方などを相談していろんな意見をもらえたので、改めてこの講習会に参加して良かったと思いました。高知に帰って審判活動をする時もこの講習会で得たことを意識してやっていきたいと思います。

萩森俊春 インストラクター(愛媛県審判委員会事務局長)
我々地域インストラクターの役割や指導する能力を活かし、みんなで取り組んでいきたいと思います。ユース審判員の彼らには、自分自身で考える力をつけさせ、人として、審判員として「感じる力」をつけて欲しいと考えます。
我々が接しているユース審判員を分析し、日々の指導方法に活かしていきたいです。

森誠二 インストラクター(徳島県審判員会委員)
都道府県だけでこのような研修会を開催しようとするとなかなか大変な面もあり、今回のように四国で開催する研修会はとてもありがたく感じています。
ユース審判員たちは近くの県に同じような審判を目指す仲間がいると実感することができ、意味がある機会だったと感じています。
県内にいる「審判に興味を持っています」という高校生を我々がサポートしていかねば、と感じました。

大平昌司 インストラクター(香川県審判委員長)
ユース審判員にとっては、1人制審判を経験することで、今日はたくさん勉強になったと思います。私自身も1人制審判を通し、大変勉強になりました。また、廣嶋インストラクターのプラクティカルも今後指導していく上でとても参考になりました。
県内の高校生には積極的に3級を受験して頂けるようにしていきたいと思います。

岩河義弘 インストラクター(高知県審判副委員長)
スケジュールがタイトだったこともあり、ユース審判員は多少疲れている様子も見えましたが、研修を通し審判員は大変であることを理解してもらえたということで意味があったかなと考えています。彼らは今日一日で言動が変わってきました。とても良い刺激になったのではないかと思います。
自分がプレーしているカテゴリーだけでなく他のカテゴリーとの連携を大切にし、アクションにつなげていかねばと感じました。

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