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4強進出チームが決定 高円宮杯 第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
2014年12月24日
高円宮杯 第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会は12月23日(火・祝)、準々決勝の4試合を開催し、ベスト4進出チームが決定。ヴィッセル神戸U-15(関西2)、京都サンガF.C.U-15(関西3)、サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース(中国1)、FC東京U-15深川(関東2)が25日(木)の準決勝に臨みます。
ピックアップマッチ 1
ヴィッセル神戸U-15(関西2) 1-0(前半0-0、後半1-0) 浦和レッズジュニアユース(関東4)
ケーズデンキスタジアム水戸の準々決勝第1試合は、前回大会の覇者・浦和と初優勝を狙う神戸の対戦。序盤は互いにペースを探り合う展開となる中、9分に浦和の白田颯人選手が右サイドから中央へと切り込んでファーストシュートを放つと、ここから浦和が攻勢を強めていきます。
対する神戸もカウンターでチャンスを狙いますが、浦和の出足の早い守備の前に、なかなかペースを握ることができません。前半は浦和が攻め、神戸が守り抜く展開のまま、スコアレスで折り返しました。
後半、両チームともに前線の選手を投入してゴールを狙いますが、試合の流れは大きく変わりません。そして終盤には、延長戦に持ち込ませたくない神戸がプレスを強めるものの、80分が経過し、2分間のアディショナルタイムへと突入。すると、最後のプレーで神戸が見せました。右サイドを駆け上がった渡邉一也選手がゴールライン際からエリア内に侵入するとファーサイドへラストパス。これを受けた今岡陽太選手がゴールに流し込み、終了間際での劇的な決勝点が生まれました。直後に試合終了の笛が鳴り響き、神戸が11年大会以来となるベスト4進出を果たしました。
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ピックアップマッチ 2
セレッソ大阪U-15(関西1) 0-1(前半0-0、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-1) サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース(中国1)
ケーズデンキスタジアム水戸の準々決勝第2試合は広島とC大阪が対決しました。次第にペースをつかんだのはC大阪。効果的なプレスと状況判断で広島からボールを奪うと、すぐさまゴール前へとつなげてチャンスをつくり出していきます。26分には有水亮選手がGKをかわしてシュートを放ちますが、得点はならず。その後もC大阪が優位に試合を進めるものの、得点は生まれずに後半へと突入しました。
後半もC大阪が主導権を握っていましたが80分では決着が付かず、勝負は延長戦へ。3試合連続の延長戦となった広島は、開始前に沢田謙太郎監督が、「自分たちのペースではないが、これもサッカー。やりたいことをしっかりとやり切ろう」と選手を鼓舞してピッチに送り出します。そして、両者ともに疲労から足が止まり始める中で、勝利への強い気持ちを見せたのが広島でした。延長後半の98分、ゴール前FKの早いリスタートからパスを受けた川井歩選手が、正面右から狙い澄ましたシュートをゴール左隅へと突き刺しました。土壇場で生まれた広島の先制点にスタンドも湧き上がります。C大阪も最後まで諦めずにゴールを狙いましたが一歩届かず。C大阪の22本に対して広島のシュートは5本でしたが、粘り強く戦ったことで勝利の女神は広島に微笑みました。
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監督・選手コメント
今岡陽太 選手(ヴィッセル神戸U-15)
本当に厳しい戦いでしたが、最後の場面では右サイドの渡邉(一也)選手が突破してくると信じてゴール前に走り込みました。パスを受けたときには、この試合に出ていない仲間や応援してくださっている保護者の皆さんのためにも、絶対に決めようと思いました。延長戦になると厳しくなるので、80分間で決めようと最後に力を振り絞りました。僕たちは1年間、日本一になりたいという思いで練習してきたので、今後もその気持ちでは負けずに戦っていきたいです。
大橋浩司 監督(浦和レッズジュニアユース)
サッカーにおける原理原則をゲームで表現するのがわれわれのやり方であり、敗れてしまいましたが選手たちは1年間練習で取り組んできたことを一生懸命に出して、非常によくやってくれました。結果がどちらに転ぶかは仕方がないことですので、選手は悔しがっていましたが、自分としては納得のいくゲームができました。この年代に必要なことをしっかりと積み重ね、選手は理解してくれていました。次のステージでも彼らはきっと頑張ってくれると思います。
川井歩 選手(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)
FKの早いリスタートからパスを受けて、DFとの1対1だったので仕掛けてシュートに持ち込みました。とにかくゴールに向かって振り切って、みんなの気持ちが一つの形になったゴールだと思います。相手にペースを譲ってしましましたが、DFを中心に体を張って耐えながらも、風上に立って裏へのボールを蹴れば抜け出せると思って走っていました。練習から試合のように激しくプレーしており、それを試合で出せていることが良い結果を生んでいると思います。
大畑開 監督(セレッソ大阪U-15)
アグレッシブに攻守の主導権を握るC大阪のスタイルを出せましたが、最後の部分で相手の守備を超えられる技術の質がありませんでした。ただ、苦しいところでも積極的にボールを奪いに行ったり、ボールホルダーを追い越すなど、みんな精いっぱい戦い、この1年で一番良い試合ができたと思います。ゴールがなかなか決まらない不安を乗り越えて走り切れたことは彼らにとって今後の財産になりますし、この経験を糧に、自信にして次につなげてほしいです。
準々決勝その他の結果
京都サンガF.C.U-15(関西3) 1-1 (前半1-1、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-0) (PK:5-4) 横浜F・マリノスジュニアユース
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横浜F・マリノスジュニアユース追浜 (関東6) 0-3(前半0-0、後半0-3) FC東京U-15深川
(関東2)
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高円宮杯U-15 第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
2014年12月20日(土)~2014年12月27日(土)
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