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アジアカップ連覇へ、SAMURAI BLUE始動
2014年12月30日
日本が連覇を目指すAFCアジアカップ2015オーストラリア(来年1月9日~31日)へむけてSAMURAI BLUE(日本代表)は12月29日、千葉県内で準備合宿を開始しました。
チームは、所属クラブの試合日程の都合によりオーストラリアで合流するDF吉田麻也選手(サウサンプトン)を除いた22人が集合。海外メディアを含めた約140人の報道陣と約450人のファンが見守る中、FW本田圭佑選手(ACミラン)やFW岡崎慎司選手(1.FSVマインツ)らに初参加のMF清武弘嗣選手(ハノーファー96)とDF植田直通選手(鹿島アントラーズ)が加わって、コンディショニングを中心としたメニューで体を動かしました。
トレーニングパートナー2人の協力を得て、リラックスした雰囲気の中、グループに分かれてのボール回しやフットバレーなどに取り組み、約1時間20分の練習が終わる頃には、ストレッチをする選手の体から湯気が上がっていました。
代表チームは年明け1月2日にオーストラリアへ向けて出発し、初戦の会場であるニューカッスル近郊で最終調整に取り組む予定です。
大会グループステージはDグループで1月12日にパレスチナ(ニューカッスル)、16日にイラク(ブリスベン)、20日にヨルダン(メルボルン)と対戦します。決勝は1月31日です。
日本は1992年、2000年、2004年、2011年大会で優勝しています。
コメント
ハビエル・アギーレ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
大会を戦うにはフィジカルコンディションが重要なので、合宿ではまず全員が同じコンディションになるようにして、2つ3つ違う戦い方にも取り組みたいと考えています。練習前のホテルでのミーティングで、選手たちに八百長疑惑の件について先日の会見と同じことを説明して、ミーティングのあとはサッカーに集中していこうという話をしました。AFCアジアカップで優勝してタイトルを守ることが目標で、ベストと考える23人の選手を選んでいます。準備の時間も選手の質もあるので、アジアに力のあるチームはいますが、日本が目標を達成できる可能性はあると思いますし、すべてのチームに勝ちたい。映像も駆使して準備を進めて、大会中にもチーム状態が良くなっていってほしいと思っています。
長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)
リーグ中断から合宿まで休みは1週間しかなかったのですが、2回ほど体を動かしてきました。今日、監督から(八百長疑惑の件で)話がありましたが、直接、話を聞くことで変わったと思います。監督は「サッカーを愛しているし、サッカー人としてサッカーに対する裏切りは一切していない」と言っていて、サッカー人としてそこは通じるところがありました。自分たちの信じる力が試されていると思います。AFCアジアカップは日本に関わる全ての人が同じ方向を向かないと勝てません。チームは同じ方向に向いていると思いますし、サポーターにもまとまっているところを見せられればと考えています。国内合宿ではコンディション調整が大事になります。各選手でばらつきはありますが、初戦まで2週間あるので合わせて行きたいと思います。
遠藤保仁 選手(ガンバ大阪)
ここでの合宿で自分もチームも良い状態にして大会に臨みたいと思っています。監督の件については、暫く報道されていましたし、特に何もありません。大仁会長からもこれまでの経緯についての説明と「アジアカップ、頑張ってくれ」という話がありました。僕らはサッカーに集中するだけですし、AFCアジアカップへ向けて高めていって、チーム一丸となってやれればいいと思います。
酒井高徳 選手(VfBシュツットガルト)
自分たちでサッカーをやることに変わりはないですし、個人的にはそこまで気にしていません。しっかりAFCアジアカップで連覇できるように集中するだけです。
香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
初戦へむけてしっかり調整していきたいと考えています。監督から(八百長疑惑の件について)話はありましたが、AFCアジアカップへ向けて監督を信じてやっていくだけです。気持ちを整理して取り組むしかないと思います。(ドルトムントでは)個人的にすごく苦しいですし、チームも結果が出てないのですが、いい経験になると信じて、それを力に変えて頑張りたいと思っています。ドルトムントでも代表チームでもまだまだ成長が必要と感じているので、その成功をピッチで証明しないといけません。僕にとって、AFCアジアカップは新たなスタートです。
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