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都道府県サッカー協会取り組み紹介-ビーチサッカーの取り組み(青森県サッカー協会)
2015年01月05日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続きビーチサッカーの取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事はJFA news 12月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
ビーチサッカーの取り組み~青森県サッカー協会
工藤 多加志 青森県サッカー協会フットサル委員長
「挑戦者たち」
ストーブ列車に地吹雪、峠の先には竜飛崎。本州最北に位置する青森県北津軽郡中泊町には、冬の物語がよく似合います。7月から8月までの短い夏、この地に県内から「じょっぱり」(注:津軽弁で「頑固者」の意味)たちが集う「中泊町ビーチサッカー青森県大会inこどまり」が、今年も同町の折腰内海岸で開催されました。
町長以下、役場や観光協会が中心となって開催される本大会は、今年で19回目を迎えます。一般、女性、中学生の3カテゴリーがあり、参加チーム数は117に上ります。大会の模様は地元テレビ局でダイジェストが放送されるなど、参加者だけでなく多くのビーチサッカーファンの一大イベントとして定着しています。津軽暖流が沖を流れる折腰内海岸は土用波の影響をあまり受けず、9月初旬まで一度に6面分のコートがとれるという、ビーチサッカーにはうってつけのロケーションです。来年、記念すべき20回を迎えるにあたり、全国大会の招致に向けて町民・関係者の思いも大きく膨らんでいます。本大会の優勝チームは、東北サッカー協会主催の東北予選に推薦され、これまで東北大会を勝ち抜いた本県チームは全国ベスト4という成績を残すまでになっています。
この大会から全国に挑んだ「青森スタリオンズ」というチームがあります。ここ数年は東京レキオスBSなどとともに「東日本ビーチサッカーリーグ」(民営)に活躍の場を求め、遠くは北信越まで遠征。しかし、今年度「関東ビーチサッカーリーグ」が創設されたことで、東日本リーグは閉幕することになりました。そこでスタリオンズは10月26日、支援者の協力のもと三戸郡五戸町にサンドコートを整備し、「青森県ビーチサッカーリーグプレ大会」を開催。参加は4チームのみでしたが、彼らの意気込みが天に伝わったのか、絶好のビーチサッカー日和となりました。協会としては、全国大会の経験を持つ審判員を2人派遣するなどのバックアップしかできなかったものの、大会の成功と彼らの今後の夢を後押しできたのではないかと思います。近い将来、県大会が実現し、近県のチームの協力のもと東北のビーチサッカーリーグが立ち上がるよう、皆さまのご支援・ご協力をお願いいたします。
「諦めることのできない夢がある、仲間がいる、だから前に進める。」
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