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いよいよ決勝 第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
2015年01月10日
第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は1月11日(日)、兵庫県神戸市のノエビアスタジアム神戸で決勝を開催し、日ノ本学園高校(関西1/兵庫)と常盤木学園高校(東北1/宮城)が日本一の座を懸けて戦います。
連覇を目指す日ノ本学園は決勝戦までの4試合を15得点1失点と危なげなく勝ち上がってきました。チームの持ち味は、鋭いカウンターアタック。昨年はポゼッション主体のチームでしたが、今年は八坂芽依選手や池尻茉由選手らスピードのある選手を生かした戦術を取り入れています。今大会ではサイドから折り返したボールを中央で合わせる形でゴールを量産。「1点目を取るまでに時間がかかるけれど、1点入れば勢いに乗る」(多田彩華選手)、「誰もが点を取れるチーム」(田邊友恵監督)と自信をのぞかせます。
監督と選手たちの絆も深く、木付優衣選手は「監督はミーティングで突然、『みんな、好きだよ』と言うような、とてもお茶目な人。怒ると怖いけれど、自分たちのことを思って言ってくれているのが分かるので、素直に受け止めることができる。優勝して胴上げしたい」と意気込みます。
日ノ本学園の前に立ちはだかるのは、2年ぶり6回目の優勝を狙う常盤木学園です。日ノ本学園と同様、こちらも着実に勝利を積み重ねてきましたが、準決勝の藤枝順心高校(東海1/静岡)戦ではフィニッシュの精度を欠いて大苦戦。相手にリードを許しながらも、「前回大会で敗れた試合を何度も思い出し、この1年は最後まであきらめないチームになろうと意識してきた」(西川彩華選手)成果が表れ、後半のアディショナルタイムに追いつくと、PK戦を制して決勝進出を決めました。
決勝で鍵を握るのは、選手たちも「バリエーションが豊富」と自信を持つ攻撃です。川﨑咲耶選手や杉原遥波選手がサイド攻撃の担い手となり、中央では白木星選手や小林里歌子選手が中心となって得点を狙います。決勝の相手・日ノ本学園は、第35回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会で0-6と敗れた相手とあって、選手たちは気合い十分。杉原遥波選手は準決勝の後、「優勝することが一番の目的。次の試合に勝たないと、これまでの勝利の意味がなくなる。決勝では相手の長所を消しながら、自分たちの持ち味を発揮したい」と大一番への決意を語りました。
高校女子サッカー界の強豪同士の対戦となるこの一戦、最後に笑うのはどちらのチームでしょうか。試合は11日(日)、14時10分にキックオフ予定です。
第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 決勝
2015年1月11日(日)14:10キックオフ(予定) ノエビアスタジアム神戸
日ノ本学園高校(関西1/兵庫) vs 常盤木学園高校(東北1/宮城)