2009年12月29日から2010年1月11日までの期間で、高校1年生と中学生、全24名の
アカデミー生による毎年恒例のフロリダ遠征を行っています。
今年度は遠征の前半にオーランドにあるDisney’s Wide World of sports Fieldにて
開催される「Disney’s Soccer Showcase Match」に初参戦し、後半ではタラハシに
移動しフロリダ州立大学（FSU）キャンパスでの交流プログラムを中心としたキャンプを
実施しています。
アカデミー開校初年度から続いている遠征も今年で4年目。初遠征時に中学1年生だった
メンバーも今や高校1年生。英語を話す事も出来ずにオドオドしていた彼女たちも立派に
成長し、過去の経験をいかしながらリーダーとして中学生を引っ張っています。
国際舞台での活躍を目指すアカデミーとしてこの海外遠征はまさに日頃の取り組みを
実践の舞台で挑戦する場。日本では体験できない経験をより多く積むことによって、
人間的にも大きな成長をとげることでしょう。
今年度も選手が感じ体験した生の声を皆様にお届けします。


いよいよ待ちに待ったアメリカ遠征！！
扇寮寮監のお父さんお母さん、栄養士の浅井さん、そしてわざわざ駆けつけてくれた
卒校生の山根恵里奈さんに見送られ、選手全員満面の笑顔で寮を出発した。
バスで3時間かけて成田に移動し、乗り継ぎ地ニューヨーク行きの飛行機に乗った。
そこまでは順調だったのだが、シートベルトを装着し、イヤホンもつけ、いよいよアメリカに
行くぞーー！！という時にまさかのアクシデント。。
機長が体調不良のために、フライトできなくなってしまったのだ。飛行機に乗ったものの
結局私たちは、機内で３時間ほど待たされた後、近くのホテルに泊まることになった。
すごく楽しみにしていたので、一気に期待を裏切られた気分だったが、フライト中に
体調不良になって、墜落するよりかは全然ましである。むしろ運がついていたといえる
のかもしれない。
泊まったところは「成田エクセルホテル東急」というホテルだった。さすが航空会社側が
用意してくれただけあり、とてもきれいで豪華だった。選手は、アカデミーの合宿や遠征
では絶対泊まることのない素晴らしいホテルに感激し、フライトできなかったことも忘れて
満足しているようだった。時差ぼけ対策ということで寝ないつもりだったのだが、移動で
疲れが溜っていたため、簡単に睡魔に負け、いつの間にかぐっすりと眠りに落ちていた。。(笑)

翌日、私達は朝早くホテルを出発して、２度目のチェックインをした。2度目にでもなると、
みんなもうすっかり慣れて、手間をかけることなくスムーズにチェックイン出来た。
そして2度目のフライトで私達は、アメリカに飛び立った。機内は1つ1つの座席にモニターが
ついていて、映画を見たり、ゲームをしたり、音楽を聞いたりできるようになっていた。
選手は映画の多さに感激し、暇をすることなく、映画を見て楽しんでいた。
また、アメリカの時間に合わせて寝たり起きたりして、時差ぼけ対策をした。
13時間ものフライトだったけど意外にも長く感じることなく、あっという間にニューヨークに
到着した。ニューヨークからオーランド行きの飛行機ではなんと、なんと、ビジネスクラスに
座ることが出来た！座席は広いし、ふかふかだし、スチュワーデスさんはすごく親切だった。
エコノミーとは寝心地もサービスも全然違った。初めての、そして最後の(笑；)ビジネスクラス
でのフライトは最高だった☆★ホテルといい、座席といい、昨日のフライトミスも悪くない
思った(笑)
良い気持ちでオーランドに到着し、やっと一息つける～と思ったら、まさかの第2アクシデント
発生！！選手の荷物、スタッフの荷物、チーム荷物、合わせて3つの荷物が届いていな
かったのだ。去年も到着空港に荷物が届かないというアクシデントがあり、アカデミーは
荷物にほんと運がないと感じた。。(笑；)しかし、現地で遠征をサポートしてくださるFU-さん、
聡一郎さん、たかしさん、ブライアンのおかげで無事に荷物は届いた。
結局私達はオーランドの空港でも1時間半くらい待ち、ホテルに着いたときにはもうくたくた
になってしまっていた。。みんな疲れすぎて会話もできないほどだっだ(笑



ホテルは、Disney World内にある、「Disney’s Beach Club Resort」というホテルで、
成田のホテルよりももっときれいで豪華だった！何よりもミッキーやミニーが部屋に
隠れていることが選手には好評だった☆ホテル到着後は、散歩とミーティングをした。
ハプニングもあり、色々と大変だったけど、無事到着することができて良かった。
いよいよ明日からは、「Disney’s Soccer Showcase Match」。自分の力が、アカデミーの
力がアメリカ人相手にどこまで通用するのか試すことのできる素晴らしいチャンスである。
どんどんチャレンジして、たくさんのことを吸収していきたい！





 
文：田口ひかり(高１)