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柏、ガンバ、ベスト8入りをかけて敵地で第1戦 ~ACLラウンド16第1戦~

2015年05月18日

柏、ガンバ、ベスト8入りをかけて敵地で第1戦 ~ACLラウンド16第1戦~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2015は5月19、20日にノックアウトステージ1回戦となるラウンド16第1戦が開催されます。日本からはグループステージを1位で突破した柏レイソルとガンバ大阪が、ともに第1戦をアウェイで戦います。

19日に行われる柏の対戦相手は、韓国の水原三星ブルーウィングスです。
水原は、韓国代表FWとして2度のFIFAワールドカップに出場したソ・ジョンウォン監督の下、グループGを3勝2分け1敗で終え、1位通過した北京国安(中国)とは同勝点ながらも当該対戦成績で下回って2位でベスト16に進出しました。
国内Kリーグクラシックでは現在2連勝中で、5月16、17日の第11節を終えて6勝2分け3敗で2位につけて好調を維持しています。
ACLではMFソ・ジョンジン選手が6戦3得点、FWレオ選手が2得点ですが、Kリーグでは元韓国代表MFヨム・ギフン選手がここまで6得点をマークして現在リーグトップタイです。

また、川崎フロンターレやドイツのボーフムなどで活躍した朝鮮民主主義人民共和国代表FWチョン・テセ選手や、セレッソ大阪や横浜FCでもプレー経験のあるFWカイオ選手など、日本について理解の深い選手が少なくありません。
柏と水原は、柏が前回出場した13年大会のグループステージで対戦し、1勝1分けで柏が勝ち越しています。しかし水原は、今大会のホームでの戦いは2勝1分けの負けなしで、浦和レッズに2勝しました。柏にとって手強い相手であることは間違いなさそうです。

柏は5月14日のJ1リーグ湘南ベルマーレ戦をホームでスコアレスドロー。週明けに控えていた敵地での水原戦を考慮して先発メンバーを変更したとはいえ、柏はJ1リーグ3戦連続無得点で勝ち星がありません。しかし、ACLではMF武富孝介選手とFW工藤壮人選手がそれぞれ5試合で3得点をマーク。DF輪湖直樹選手も好調を維持しており、FWレアンドロ選手、FWクリスティアーノ選手らの活躍に期待したところです。

武富選手は、「ノックアウトステージではアウェイゴールもある。しっかり相手を見て準備して、(2戦合計の)180分で勝てるようにがんばりたい」と話しています。
また、柏の吉田達磨監督は「アウェイで勝点を獲るのが簡単ではないことは経験してよく分かっている。運も左右すると思うが、最善の準備をして何かしら得て戻って来たい。相手に良いサッカーをさせないように、突破口を探りながら臨みたい」と語りました。

ガンバはFCソウルと

ガンバ大阪は20日にFCソウルと対戦します。
ソウルは出場したACL4大会全てでベスト8以上の成績を残し、Jリーグでも活躍した元韓国代表FWチェ・ヨンス監督が指揮を執り始めた2011年以降では、同年のベスト8、2013年準優勝、昨年ベスト4と、アジアでも強さを示してきました。
今大会は、5月5日のグループステージ最終節で鹿島を3-2で退けて2勝3分け1敗とし、グループHを2位で勝ち抜いて16強入りを決めました。
現在Kリーグクラシックでは2連勝で順位を7位に上げ、チームは4月18日のKリーグクラシック水原戦での負け以降、FAカップやACLなどを含めた公式戦7試合連続で負けなしです。

スペイン人DFオスマール・バルバは累積警告で出場停止ですが、チームには韓国代表DFチャ・ドゥリ選手のほか、ジュビロ磐田やヴァンフォーレ甲府でもプレーしたDFキム・ジンギュ選手や、グループステージ2得点のFWチョン・ジョグク選手など代表歴のある選手を多く擁しています。また、コロンビア人MFマウリシオ・モリーナ選手は今年5季目のベテランで、今回もグループステージ最終節の鹿島戦で後半交代出場してアディショナルタイムに決勝弾を決めています。

対するガンバは、16日のJ1リーグ川崎フロンターレ戦は引き分けましたが、ACLグループステージ最終節の城南FC戦の勝利から3試合負けがありません。
チェ監督も、「ガンバはJリーグで調子を上げてきている」と警戒しています。

城南戦では累積警告で出場停止だったMF大森晃太郎選手や、負傷欠場のDF米倉恒貴選手が戻り、日本人ACL出場最多記録を更新したMF遠藤保仁選手も調子を上げてきており、MF今野泰幸選手と共に中盤でチームを牽引しています。FW宇佐美貴史選手はJ1リーグ11試合10得点、ACLでも2試合連続得点と好調です。

宇佐美選手は、「ノックアウトステージにふさわしいチームと対戦できて光栄に思う。しっかり相手を分析した上で、ガンバらしさを出してプレーできればいい。アジアチャンピオンを目指してがんばりたい」と意気込んでいます。

また、遠藤選手は「これからのステージはやるか、やられるか。そういう気持ちの強さも必要になる。ACLを経験している選手が先頭に立ってチームを引っ張っていきたい。アウェイでゴールを決めて良い結果を出して、第2戦へ有利な形にしたい」と話しています。
過去の両者の対戦では、2009年大会のグループステージで1勝1敗の結果でした。

試合は19日の水原三星ブルーウィングス対柏レイソル戦、20日のFCソウル対ガンバ大阪戦、ともに19:30(現地時間)キックオフの予定です。

AFCチャンピオンズリーグ2015

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