JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > U-14日本女子選抜、準決勝で朝鮮民主主義人民共和国に敗れる

ニュース

U-14日本女子選抜、準決勝で朝鮮民主主義人民共和国に敗れる

2015年05月24日

U-14日本女子選抜、準決勝で朝鮮民主主義人民共和国に敗れる

AFC U-14 Girls' Regional Championship 2015 (East)/準決勝
2015年5月23日(土)  キックオフ17:00 70分(35分ハーフ)
National Football Training Centre Pitch 6(中国/北京)

U-14朝鮮民主主義人民共和国女子代表 3-0(前半1-0、後半2-0) U-14日本女子選抜

得点
17分 失点(U-14朝鮮民主主義人民共和国女子代表)
38分 失点(U-14朝鮮民主主義人民共和国女子代表)
67分 失点(U-14朝鮮民主主義人民共和国女子代表)

スターティングメンバー
GK:伊藤七海
DF:富岡千宙、月東優季乃、長江伊吹、三谷和華奈
MF:中尾萌々、田中智子、寺田妃花、青木柚香
FW:上田佳奈、中江萌

サブメンバー
GK:三宅紗優
FP:小野遥香、野嶋彩未、齊藤理子、及川莉子、芳本小夏、大西歩花

19分 伊藤七海→三宅紗優
47分 田中智子→芳本小夏
47分 中江萌→小野遥香
67分 青木柚香→大西歩花

マッチレポート


初夏のような天候の中で行われた準決勝、相手はグループBを3勝、32得点1失点という圧倒的な成績で勝ち上がってきた朝鮮民主主義人民共和国。毎日朝食前や試合後にも走りこんでいる姿や、食堂で体格の差を目の当たりにしてきた相手です。

日本ボールのキックオフ、朝鮮民主主義人民共和国はかなり高い位置に全員がポジショニングし、前からどんどんプレッシャーをかけてきます。そして、ボールを取ると、日本が苦手とするロングボールをどんどん入れてきます。日本もボールの出しどころにプレッシャーを掛け、DF陣が体を張った守りで相手の猛攻を凌ぎます。

17分、中盤でのクリアミスから朝鮮民主主義人民共和国の選手に左サイドからフリーでクロスを上げられ、そこに走りこんできた選手にヘディングでシュートを決められてしまい、先制を許します。そのプレーで選手と交錯し、それまで思い切ったプレーで日本ゴールを守ってきた伊藤七海選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースColza)が負傷退場。替わって三宅紗優選手(岡山湯郷Belle U-15・U-18/JFAアカデミー堺)がゴールを守り、前半は1点のビハインドで折り返します。

ハーフタイム中の観客の急病対応のため、後半が始まったのは前半終了から約1時間後。ハーフタイム中に気をつけようと言っていた立ち上がりの38分、右サイドからクロスを上げられ、ヘディングで再び押し込まれてしまいます。徐々に相手のスピードやスタイルに慣れてきた日本がボールを持つ回数も増えてきますが、なかなかリズムが作れません。何度かゴール前に迫るシーンは見せたものの、シュートにつなげることが出来ず、逆に67分にも失点し、そのまま0-3で試合を終えました。

翌24日の3位決定戦の相手は、今大会の初戦で0-2と敗れている韓国です。1試合目でのリベンジをするためにも、勝利して笑顔で大会を締めくくろうとチーム全員で誓いました。

監督・選手コメント

加藤賢二 監督(JFAナショナルトレセンコーチ)
全ての試合で攻守において主導権を握る事を目標として臨み、これまでの3試合では達成できていましたが、今日は攻守のどちらにおいても主導権を握ることが出来ず、結果としては0-3の完敗でした。しかし、終始ロングボールを蹴りこんでくる朝鮮民主主義人民共和国に対し、DFラインを中心にしっかりと競り合い、セカンドボールを拾うこと、そして最後まで身体を寄せてフリーな体勢でシュートを打たせないことをトライし続けることは出来ました。攻撃時にもう少し相手を見てボールを動かすことが出来れば流れを変えることも出来たと思いますが、そこも相手のプレスの早さに対応できず、効果的な攻撃が出来なかったことが悔やまれます。アクシデントによってハーフタイムが1時間ほどになった中で集中を切らさず、70分間ハードワークし続けたことは選手たちにとって今後の財産になることでしょう。明日の3位決定戦の相手は初戦で敗れている韓国なので、勝って3位のメダルを持って帰りたいと思います。

寺田妃花 選手(旭スポーツFCジュニアユース)
今日の試合を振り返ってみると幾つもの反省点が出てきました。その中でも特に感じたことが2つあります。1つ目はできていなかったことで、どんなに強い相手でも自分達らしくサッカーをするということです。自分たちは朝鮮民主主義人民共和国の迫力のある攻撃を必死で守ってボールを取りきっていましたが、攻撃になると少し弱気になってチャレンジするところが少なかったと思います。だから、明日の韓国との試合では「自分達らしいサッカー」というのを心がけてプレーしたいと思います。2つ目はできていたことで、それは今日の試合の目標だった1人目が競った後のセカンドボールを拾うことです。私はボランチでプレーしましたが、DFやFWが競った後、しっかりとセカンドボールを拾うことが出来てFWへパスを出すことが出来ました。朝鮮民主主義人民共和国はセカンドボールをしっかり拾わなければどんどんシュートを打ってきたり、逆サイドに大きく展開してきたりするので、この目標を達成することが出来てよかったと思います。この出来ていたことと出来ていなかったことをしっかりとメンバー1人1人が考え、明日の韓国戦は絶対に勝ちたいと思います。

青木柚香 選手(京都精華女子中学校)
今日の朝鮮民主主義人民共和国との試合で、ボールを持ったらドリブルで仕掛けること、相手のゴールキックではしっかりと相手にマークにつき、セカンドボールを触れるようにすること、ヘディングでは触れなくても身体を寄せて相手に自由にさせないことを意識して臨みました。今日の相手は今までの試合と違い、後ろからでもどんどん蹴ってきました。しかし前線からどんどんプレスを掛けて、蹴られてもセカンドボールを奪えていた時間帯もあったと思います。味方の全員がピッチの中で声を掛け合って、しっかりマークにつけていたと思います。しかし、フリーの選手が出る場面もあったので、明日の試合ではそれをなくすように声を掛け合えるようにしたいと思います。明日はこのメンバーで一緒にプレーできる最後の日なので、悔いのないように勝利してメダルをもらえるようにしたいです。そのために、数少ないチャンスを決めきって勝ちたいです。

富岡千宙 選手(JFAアカデミー福島)
今日の相手の朝鮮民主主義人民共和国はとても背が高く、フィジカルも強かったです。この試合の目標はルーズボールで相手を自由にさせずにセカンドボールを拾うことでした。実際に試合をしてみると、目標通りにプレーすることが出来ました。しかし課題も多く出ました。1つ目は自分のマークを外されないように相手のクロスに対応することです。朝鮮民主主義人民共和国の選手はクロスの質が良く、さらにヘディングも強かったので、対応するのが難しかったです。2つ目は1つのチャンスをものにすることです。少ないシュート数で1本1本のシュートを決めきる事が大切だと思いました。この大会では日本では経験できないような相手と試合することが出来、とてもよい経験になりました。個人的な課題も出たので、しっかり改善していきたいです。

スケジュール

5月18日(月)   トレーニング
AFC U-14 Girls' Regional Championshi​p 2015 (East)
5月19日(火) 0-2 vs. 韓国
5月20日(水) 14-0 vs. グアム
5月21日(木) 7-1 vs. チャイニーズ・タイペイ
5月22日(金)   トレーニング
5月23日(土) 0-3 vs. U-14朝鮮民主主義人民共和国女子代表
5月24日(日) 14:00 / 17:00 3位決定戦 / 決勝戦
アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー