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なでしこジャパン、イタリア女子代表と練習試合を実施~長野合宿3日目

2015年05月30日

なでしこジャパン、イタリア女子代表と練習試合を実施~長野合宿3日目

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015へ向けて最終調整を進めるなでしこジャパンは5月29日(金)、南長野運動公園総合球技場でトレーニングを実施し、前日にキリンチャレンジカップ2015を戦ったイタリア女子代表と非公開の練習試合を行いました。

24日(日)のニュージーランド戦、28日(木)のイタリア戦とワールドカップ壮行試合で2連勝を収めたなでしこジャパンはこの日、35分×2本の練習試合を通して、課題を含めて攻守にプレーを確認しました。

佐々木則夫監督は、連日にわたる合宿で選手たちに疲労があることは考慮しつつ、「相手も疲れがある状況の中で、それに合わせてしまう部分がありました」と試合内容を振り返りました。また、イタリア戦で得た攻撃面での課題においては、選手たちのシュートへの意識を高めようとしながらも「シュートを打たないことはなかなか治らない」と話し、ゴールを意識したボールの運び方や連係プレーにおける課題を再確認していました。

長野合宿を終えたなでしこジャパンはこの後、合宿の場を千葉県に移します。

なお、佐々木監督は同日、東京駅八重洲地下街で開催されている「なでしこジャパン特別展示~こころ、ひとつに~」を訪れ、30年の歴史パネルや各選手のコメントが直筆で記された色紙など一つ一つの展示に目を通していました。特別展示は、今週末31日(日)まで行われます。

選手コメント

DF #5   鮫島彩 選手(INAC神戸レオネッサ)
合宿では基本的に守備に重点を置いており、守備面での危機感は強く持っています。ニュージーランドやイタリアとの親善試合に限らず、紅白戦でも危ない場面は多いので確認が必要だと感じています。

左サイドバックと左サイドハーフ、どちらのポジションでも自分に求められているのは攻撃力だと思っています。28日のイタリア戦では監督から「仕掛けろ」という指示がありました。相手もかなり疲労がたまっている時間帯でしたし、仕掛けることは自分の持ち味でもあるので迷いなくプレーできました。2つのポジションで、ボールを受ける高さが違ったり、出る時間帯が違ったりという部分はありますが、自分の役割として違和感はありません。ポジションに関わらずどんどん仕掛けていきたいと思っています。

DF #19   有吉佐織 選手(日テレ・ベレーザ)
テーマとしている守備面においては、ブロックを作ってやるところや前からプレッシャーをかけて相手のゾーンでボールを奪いにいく部分の判断は、昨日の試合や今日の練習試合でも声を掛け合いながらできました。しかし、もっと相手のシステムも意識しながら、機転を利かせて後ろから指示の声を出していきたいと思っています。

攻撃面では、サイド攻撃を仕掛けるときもリスク管理は大切なので、逆サイドにボールがあるときは残っている選手を確認しつつ、サイドチェンジしたときに速い攻撃にいけるようなポジショニングや間合いを意識しています。良いタイミングで良い動き出しができれば高い位置でボールを受けられますし、サポートにもいけます。その動きをスムーズにできるようにしていきたいです。

GK #21   山根恵里奈 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
ワールドカップでは、出場したら今自分ができるベストなパフォーマンスをしっかりと発揮できるように、残りの時間でいろんな面で準備をしていきたいと思います。日本女子サッカーでは今まで私のような身長の高さを持っている選手はいなかったので、新しいプレースタイルを自分で探していかなければいけないと思っています。私のプレーを見て、身長の高い女の子がGKをやってみたい、自分にももしかしたらできるかもしれないと思ってもらえたら嬉しいです。170㎝以上のGKも最近では中高生で出てきているので、少しは手本になれるようにと意識しています。 

キリンチャレンジカップ2015

なでしこジャパン(日本女子代表) vs イタリア女子代表
5月28日(木) 19:20 キックオフ/16:50 開場
長野/南長野運動公園総合球技場

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015

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