JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 兵庫県シニア60選抜が優勝! 第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

ニュース

兵庫県シニア60選抜が優勝! 第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

2015年06月02日

兵庫県シニア60選抜が優勝! 第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

6月1日(月)、第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会と、シニア(70歳以上)サッカーフェスティバルの最終日が開催されました。準決勝と決勝を行った全国シニア(60歳以上)では各チームが日本一を目指して熱戦を繰り広げました。

準決勝

室蘭シニア60サッカークラブ 1-0 (前半1-0、後半0-0) 60秋田選抜サッカー
横須賀シニアサッカークラブ 0-1 (前半0-0、後半0-1) 兵庫県シニア60選抜

準決勝の2試合は共に僅差の試合に。60秋田選抜サッカー(秋田)と対峙した室蘭シニア60サッカークラブ(北海道)は前半に奪った1点を守り切り、決勝進出を決めました。横須賀シニアサッカークラブ(神奈川)と兵庫県シニア60選抜(兵庫)による一戦は開始から一進一退の攻防が続き、前半をスコアレスで折り返します。試合が動いたのは35分。松永正利選手が放ったシュートのこぼれ球を南本龍生選手が押し込んで兵庫県シニア60選抜が先制すると、そのまま1-0で試合を終えました。

決勝

室蘭シニア60サッカークラブ 1-3 (前半0-2、後半1-1) 兵庫県シニア60選抜

原博実日本サッカー協会専務理事も駆け付けた決勝は、開始早々に試合が動きました。2分、右サイドを突破した松永選手のクロスに南本選手がゴール前で合わせて兵庫に先制点をもたらすと、5分にも二人がチャンスを演出。今度は左サイドを飛び出した松永選手のクロスに南本選手が頭で合わせてリードを広げました。兵庫はその後も攻め手を緩めず、15分には左サイドの中西徹選手がゴール前に送ったフィードから南本選手がシュートを打ちましたが、枠を捕えることができません。

エンドが変わった後半も、兵庫ペースは変わらず。26分に左サイドを突破した松永選手のクロスを野島章文選手が頭で叩き込んで、3点目を奪いました。このままでは終われない室蘭も、17分に渡野部博選手がロングシュートを突き刺し、反撃開始。アディショナルタイムにも小澤敬憲選手を中心に追加点を狙いますが、兵庫も集中力を切らすことなく、落ち着いて対応します。5試合で1失点と大会を通じて堅守を誇った兵庫が、日本一の座をつかみました。

なお、シニア(70歳以上)サッカーフェスティバルもこの日、最終日の8試合を開催。3日連続となる日程の中、疲れを感じさせないハツラツとしたプレーを披露しました。また、試合後には大会を戦い切った選手たちが健闘を称え合う姿がありました。日本サッカー協会はこれからもシニア年代のサッカー環境の整備、プレー機会の創出に取り組んでいきます。

監督・選手コメント

長谷川進 監督(室蘭シニア60サッカークラブ)
この大会は各地域の代表が集まるので、厳しい戦いばかりでした。決勝は力の差が出てしまいましたね。私たちは、冬は体育館、春からは屋外で1年を通して週1回の練習をこなし、この大会に備えてきました。相手が技術で上回る中、決勝に来られたのは日々の練習で磨いたチームワークの賜物だと思います。ただ、地元の代表として優勝を目標に掲げていたので、残念でもあります。選手はみんな、「また来年、優勝を目指すための宿題ができた」と口をそろえています。

天内和弘 選手(室蘭シニア60サッカークラブ)
3日間で5試合を戦う厳しい日程でしたが、全員がモチベーションを落とさずにプレーできました。兵庫県選抜の松永選手と試合をするのはこれで3回目。初めて対戦した40代のときは勝つことができましたが、50代の試合では敗れています。今回はリベンジを狙っていたのですが、そう簡単には行きませんでした。全国大会に出ると、いろいろな地域の方と知り合うことができます。今回も試合会場や宿舎で旧知の仲間に会い、サッカーを続けてきて良かったと思いました。

佐藤忠志 監督(兵庫県シニア60選抜)
優勝したことはもちろん、宿舎のご飯もおいしく、われわれにとって良い思い出ばかりになりました。昨年はベスト4で終わったので、今年こそは優勝という目標を立て、50代のチームとの練習試合を重ねてきました。関西予選で大勝したり、今回優勝できたのも、そうした日々の積み重ねでスタミナが増え、終盤まで運動量が落ちなくなったから。また、常日ごろから「人の世話をしよう」と言いながら磨いてきたチームワークの良さも発揮できました。

岡中正安 選手(兵庫県シニア60選抜)
静岡県選抜をはじめ一生懸命戦うチームが多く、苦しい戦いが続いた中で優勝することができてホッとしています。優勝の要因はチームワークです。全員でグラウンドの白線を引くなど例年以上に仲が良い今年のチームの特長が、試合でも表れたと思います。個人的には50代のときに4回優勝しましたが、60歳以上の大会になってからは3位ばかりでした。「なんで優勝できないんだ」と悔しい思いをしていた分、今回の喜びは大きいです。来年も優勝できるようにまた頑張ります。

JFA-TV

 

第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

2015年5月30日(土)〜6月1日(月)
サングリンスポーツヴィレッジ(夕張平和運動公園)
大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー