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なでしこジャパン、相手の攻撃を封じて勝点3を狙う~カメルーン戦前日~

2015年06月12日

なでしこジャパン、相手の攻撃を封じて勝点3を狙う~カメルーン戦前日~

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015のグループステージ第2戦・対カメルーン女子代表戦を翌日に控え、なでしこジャパンは6月11日(木)、午前中にバンクーバー市内の練習場で約1時間半トレーニングを行い、午後には佐々木則夫監督と岩清水梓選手がBC Place Stadium(バンクーバー)で公式会見に臨みました。

なでしこジャパンは過去、カメルーンと対戦したことはありません。グループステージ初戦のエクアドル戦の映像を見た選手たちは、個人の身体能力の高さや攻撃スタイルなど、カメルーンの特徴を頭に入れてこの3日間準備してきました。また、スイス戦で得た課題もチームとして修正し、カメルーン戦に挑みます。

佐々木監督は、対カメルーンにおける攻撃面と守備対策について、「ボールをどんどん動かしながら、流れの中でとにかくシュートで終わることを徹底したいと思っています」と話しています。また、センターバックの岩清水選手は、「相手の勢いや時間帯に応じて、自分たちが守りやすい守備ができるようにみんなで意識を統一したいです」と話していました。

カメルーンのFW、Gabrielle ONGUENE選手(#7)は日本の守備について、「経験豊富でベルリンの壁のように堅いです。しかしその壁を壊せるように戦略を立てたいと思います」と意気込みを語っており、日本にとっては、カメルーンの攻撃陣をいかに抑え、その守備網を打ち破るかが勝利へのかぎとなります。

勝てばラウンド16進出が決まるグループステージ第2戦・対カメルーン女子代表戦は、日本時間13日(土)11:00(現地時間12日19:00)にキックオフです。なお、グループCのもう一試合、スイス女子代表対エクアドル女子代表は同日16:00(現地時間)にキックオフとなります。

監督・選手コメント

佐々木則夫 なでしこジャパン(日本女子代表) 監督
カメルーンは個々の質が高いと感じています。しかし、われわれも親善試合などでアフリカ勢との対戦経験があるので、その経験を踏まえて明日は慎重にしっかりと戦い、勝点3を獲得したいと思います。エクアドル戦で大量得点をし、カメルーンは精神的にも楽な戦いをしています。明日の試合は気持ちよく試合に入ってくると思いますが、(カメルーンにとって)シビアな戦い方をして彼女たちの戦略を断ち切ること、そしてわれわれの前戦の選手たちがしっかりと点を取ることが戦いのポイントとなります。

DF #3   岩清水梓 選手(日テレ・ベレーザ)
カメルーン戦は相手のスピードが脅威になります。FWも要注意な選手が多いので、DFラインとGKも含めて無失点で抑えられるように頑張りたいです。リスクマネジメントでは自分たちが二次攻撃をできるように準備をして、相手に仕事をさせない試合にしたいと思っています。高い位置でボールを回せる時間帯には、守備も良い準備ができるので、速攻でいくのか、ボールをキープして攻撃を組み立てるのか後ろから指示していきたいと思います。

MF #9   川澄奈穂美 選手(INAC神戸レオネッサ)
とても良い状態でトレーニングができていると思います。日本がボールを保持している時間帯には、サイドにパスを振りながらボールを回せると思うので、サイドで攻撃の起点をつくれるように、高い位置でボールが受けられるように良い準備をしていたいと思いますし、ペナルティーエリア付近ではチャンスがあればどんどん仕掛けていきたいです。追加点があれば、チームとしてもう少し楽な戦いができると思いますが、DF陣を中心に全員でしっかりと体を張って、踏ん張りのきく戦いができていることは良いことだと思います。

Enow NGACHU カメルーン女子代表監督
前回大会のチャンピオンと戦うことができ、夢のようです。カメルーン女子代表にとって新しい経験になります。難しい試合になるでしょうが、良いサッカーをしたチームが勝つと思います。日本の守備陣がわれわれのFWを警戒しているからと言って喜ぶことはできません。日本は守備が組織されていて何をすべきかを分かっています。もちろん攻撃も素晴らしいです。われわれにとって、日本は世界で最高のチームです。選手たちも日本と対戦するのを楽しみにしています。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015

なでしこジャパン(日本女子代表) vs カメルーン女子代表
日本時間 6/13(土)11:00 キックオフ(予定)

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