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なでしこジャパン、エクアドル戦に向けてスタジアムで公式練習

2015年06月15日

なでしこジャパン、エクアドル戦に向けてスタジアムで公式練習

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015を戦っているなでしこジャパンは6月13日(土)、グループステージ第3戦の開催地であるウィニペグに移動し、翌14日(日)に試合会場のWinnipeg Stadiumで公式会見と公式練習を行いました。

公式会見には、佐々木則夫監督と大儀見優季選手が出席。スイス、カメルーンを破り、2連勝しているなでしこジャパンは現在、グループCで首位に立っています。第3戦で対戦するエクアドル女子代表は2連敗していますが、なでしこジャパンが無条件で1位通過するためには引き分け以上の結果が必要です。

また、1位通過した場合、23日(火)のラウンド16までは中6日空くことになります。そのことも踏まえ、佐々木監督は「選手を休ませることはあまり考えていません。勝点3を獲ることを前提に、コンディションの良い選手で構成したいと考えています」と話しました。これまで試合出場機会のなかった選手たちも、闘志を燃やし、意識を高くもって準備している状況を明かし、ラウンド16以降の戦いも見据えてメンバーを選出する考えを示しました。

また、大儀見選手は、対戦相手からの厳しいマークについて質問が及ぶと、「ここ数年、さらに大会に入ってからの2試合はかなり厳しくマークされていると感じています。しかしその分、周りの選手が空くので、そこを生かして自分も生きるプレーを心掛けたいです」と意気込みを語っていました。

公式会見後の公式練習では、約1時間のトレーニングを実施。実戦形式で戦術やピッチの状態を確認しました。

なお、エクアドル女子代表のVanessa ARAUZ監督は、「2試合16失点の数字は確かに厳しいですが、挑戦しないチームは成長しません。日本戦は最後まで顔を上げて戦いたい」と話し、キャプテンのLigia MOREIRA選手(#16)もまた、「前回チャンピオンと戦えることを誇りに思います。ポジティブなプレーをして、最後までエクアドルのために戦ったと証明したい」と話していました。

16日(火)のグループステージ第3戦対エクアドル女子代表戦に向けて、なでしこジャパンは15日(月)に前日練習を行い、万全な準備をして試合に臨みます。

監督・選手コメント

佐々木則夫 なでしこジャパン(日本女子代表) 監督
エクアドル戦はしっかりと勝って、ノックアウトステージに弾みをつけたいと思っています。第2戦で得た課題を踏まえ、ゲームの流れを感じながら試合運びをすること、そして攻撃に対する意識を高めること、この2点につきます。今日の公式練習で次の試合を想定したゲームを行い、メンバー構成を考えるつもりです。グループ1位通過は大会が始まるときから目標に置いていました。しっかりと勝ちながら、自分たちの課題を克服しながら、次のステージに行くことが重要だと考えています。

FW #17   大儀見優季 選手(VfLヴォルフスブルク/ドイツ)
ノックアウトステージにつながるように、良い内容と結果を求めていきます。前回のカメルーン戦ではチームとしてシュートに持っていける機会が少なく、ボールを保持していてもフィニッシュまでいけないことが多くありました。エクアドルは引いて守ってくることが予測されるので、グループでの連動したコンビネーションやクロスなど、いろんなアイデアをもって攻撃のかたちをつくりたいと思っています。中央での崩しがあるから外のクロスが生きてきます。なるべくペナルティーエリア付近で受けられる回数を増やし、人数を掛けての崩しや連動、個人の突破もおり混ぜながらゴールを目指していきたいです。

DF #12   上尾野辺めぐみ 選手(アルビレックス新潟レディース)
今日の公式練習ではゲーム形式の練習をしました。全員でしっかりと確認をしてエクアドルとの試合に臨みたいと思います。カメルーン戦では、押し込まれた時間での出場となりましたが、その中でどういうボールの動かし方をするのか、苦しい流れをどう断ち切るかといったことが課題として残りました。コミュニケーションも大事になるので、あと2日間しっかりと準備したいです。攻撃面では得点にこだわってプレーしたいですし、落ち着かせるプレーなどを意識していきたいと思います。

GK #1   福元美穂 選手(岡山湯郷Belle)
次の試合もチームとして良い試合をしたいです。ピッチに立つ以上は選手として、しっかりと仕事をするだけだと思っているので、どういう状況になっても変わらずに、いつもの自分のプレーをするだけです。試合に集中して臨みます。誰が試合に出るのかまだ分かりませんが、どの選手が出てもみんなで協力してプレーすることに違いはありません。自分もそうですし、早めに守備の準備をして、相手に良い攻撃をさせないようにプレーしたいと思います。

Vanessa ARAUZ エクアドル女子代表監督
初出場国として、これまでにたくさんのことを学んでいます。日本との試合は、国民にとっても私たちにとっても重要です。試合後に堂々と顔を上げられるようなサッカーを見せたいです。日本はこれまでの2試合で良いプレーをしていますが、だからといって私たちが良いプレーをできないわけではありません。守備的に戦いつつも、バランスを意識して、チャンスがあれば、積極的にゴールを狙っていきたいと思っています。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015

エクアドル女子代表 vs なでしこジャパン(日本女子代表) 
日本時間 6/17(水)6:00 キックオフ(予定)

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