ニュース
京都ダービーはサンガに軍配 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2015年06月29日
ピックアップマッチ
京都サンガF.C. U-18 5-0(前半2-0、後半3-0) 京都橘高校
高円宮杯U-18プレミアリーグWEST第7節が6月27日(土)、28日(日)に開催され、京都サンガF.C. U-18(京都)が京都橘高校(京都)と対戦しました。
「(京都橘には)中学のときに一緒にプレーした小川礼太選手がいるので、絶対に負けたくなかった」とサンガの荻野広大選手が振り返ったように、ともに京都を本拠とし、縁のある選手も多い両チーム。序盤こそ「久々の公式戦のため、立ち上がりはどうなるかと思った」(森岡隆三監督)と硬さが見られたサンガですが、島村拓弥選手のドリブルなど個人技で徐々に京都橘DFを翻弄します。5分には門司康成選手がGKと1対1の場面をつくるなど試合を優勢に進めたサンガは、29分に中央でこぼれ球に反応した荻野選手がミドルシュートを決めて先制に成功。42分にも荻野選手がハーフウェーライン付近から、豪快なロングシュートをゴールネットに突き刺し、サンガが2点をリードして前半を折り返しました。
エンドが変わった後半もサンガの勢いは止まらず、54分には廣川裕太選手が蹴った右CKが相手オウンゴールを誘発し、リードは3点に。後がなくなった京都橘も65分にはゴールキックから相手DFの背後に飛び出した坂東諒選手がシュートに持ち込むなど反撃に出ますが、点差を縮めることはできません。以降も攻勢を強めた京都橘でしたが、84分に前がかりになった隙を突かれて守屋圭幾選手に得点を許すと、アディショナルタイムにもCKから俣野亜以己選手のゴールを決められ、終わってみればスコアは5-0。「今日は何も言うことがない試合内容」と森岡監督が破顔したように、攻守ともに京都橘を圧倒したサンガが勝利し、連勝を3に伸ばしました。
監督・選手コメント
森岡隆三 監督(京都サンガF.C. U-18)
今日はこれまでスタメンだった2人のFWをはじめ主力がケガでいませんでしたが、チーム全体が良くなっていると思える試合でした。良い取り組みを続けてきてくれたから、こういう結果になったのかなと。サブの選手の練習に取り組む姿勢が良く、試合前に「お前たちは良いチームだ。でも、良いチームから強いチームになれるかは2連勝を3連勝に持っていけるか大事」という話をしていました。ここまでうまくやってくれると思わなかったですし、彼らは素晴らしいです。
荻野広大 選手(京都サンガF.C. U-18)
今日は自由にボールを持てる時間が多く、僕が攻撃のリズムをつくっていければと思っていました。組み立てはもちろんですが、沼(大希)や松下(英右)がケガでいない分、自分がやってやろうと意識していました。2点を取って、チームを勢いに乗せることが良かったです。3連勝できてうれしい気持ちもありますが、次の試合はさらに大事になります。(次節に対戦する)大分トリニータU-18は強豪ですが、球際で負けないように、また1週間練習します。
米澤一成 監督(京都橘高校)
0-5なってしまったことを厳しく受け止めます。これまでの試合からDFラインの配置を変えてみたのですが、今回の結果を受けてこれから先はどうしようかなと。後半の半ばにチャンスをつくることもできましたが、3点差まで引き離されてからでは遅かったですね。点差がつく前に攻める姿勢を示していれば、違ったのかもしれませんが、3点差になってから仕掛けても、背後を突かれるだけですし、実際にそうなりました。チームの現状を象徴する試合でした。
堀尾橘平 選手(京都橘高校)
前半の2失点は、自分たちが下がったことで生じたスペースを突かれました。試合前に「点が取れていないことと、失点の多さが課題」という話をしており、自分たちの裏へのボールを気にしすぎて、DFラインが低くなってしまいました。後半に改善しようと思ったのですが、怯んでラインを上げることができず、そこが相手との差になったと思います。今回がプレミアリーグ初のスタメンでしたが、そのうれしさよりも5失点した方が悔しいです。
その他の試合結果
サンフレッチェ広島F.Cユース 2-2(前半1-2、後半1-0) ガンバ大阪ユース
東福岡高校 0-2(前半0-0、後半0-2) 大分トリニータU-18
名古屋グランパスU18 3-1(前半2-1、後半1-0) 履正社高校
ヴィッセル神戸U-18 0-1(前半0-1、後半0-0) セレッソ大阪U-18
サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)とのアウェイ戦に挑んだ2位のガンバ大阪ユース(大阪)は、前半を1点リードで折り返しましたが、85分に加藤陸次樹選手に同点弾を許し、勝点1を分け合う結果に。東福岡高校(福岡)と大分トリニータU-18(大分)の九州ダービーはスコアレスで突入した後半に試合が動き、2点を奪った大分が勝利をあげました。名古屋グランパスU18(愛知)と履正社高校(大阪)の一戦は、15分の北野晴矢選手の得点を皮切りに3得点を奪った名古屋が初勝利を手にしています。セレッソ大阪U-18(大阪)は前半に奪ったゴールを守り切ってヴィッセル神戸U-18(兵庫)に勝利し、首位の座をキープしています。
関連ニュース
最新ニュース
- 日本代表 2024/11/25 フットサル日本女子代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(11.28-12.1@千葉/高円宮記念JFA夢フィールド)
- 2024/11/25 令和6年能登半島地震 復興支援活動 サッカーファミリー復興支援チャリティーオークション第8弾、本日より開始
- 大会・試合 2024/11/25 大津がWEST初制覇 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第20節
- 大会・試合 2024/11/25 なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/25 チケット販売概要のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 ファイナル