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「IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015」記者発表会をヴァーチャルスタジアムで実施

2015年06月30日

「IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015」記者発表会をヴァーチャルスタジアムで実施

9月に開催する日本ブラインドサッカー協会主催「IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015」の記者発表会が、6月29日(月)に日本サッカーミュージアム内のヴァーチャルスタジアムにて行われました。

ブラインドサッカーとは、視覚障がい者のために開発された5人制サッカーで、人間が情報の8割を得ているといわれる視覚を閉じた状態でプレーします。転がると音が鳴る特別なボールを使用し、シュートのタイミングなどを声で伝えるガイド(コーラー)やゴールキーパーは目の見える人が担当します。監督や選手同士も含めて、「音」と「声」のコミュニケーションが重要なスポーツです。

今大会は、来年のリオデジャネイロパラリンピックアジア最終予選を兼ねており、上位2カ国にパラリンピック出場権が与えられます。過去4度のアジア選手権優勝を誇る強豪・中国を始め、韓国、イラン、マレーシア、インドそして日本の6カ国で熱戦を繰り広げます。記者発表会には、魚住稿日本代表監督、黒田智成選手も参加し、大会アンバサダーである北澤豪日本サッカー協会理事とのトークセッションで、アジア選手権への意気込みを語りました。

昨年11月にアジア初となるブラインドサッカー世界選手権を東京で開催し、約8,000人が来場するなど、ブラインドサッカーの注目度が高まる中、パラリンピック初出場にむけ、アジア選手権でのブラインドサッカー日本代表の活躍が期待されます。

参加者コメント

魚住稿 日本代表監督
強い国から当たっていくということで、日本としてはすべての試合がかなり厳しい戦いになることが予想されますが、昨年の世界選手権でも初戦のパラグアイに勝利しているので、アジア選手権も中国に勝って弾みをつけて、どの国が相手でもしっかりと勝ちきりたいです。パラリンピック出場は我々にとって特別な価値を持つものであり、何が何でも勝ち取らなければなりません。最後は日本国民の皆様の応援の力もお借りして、総力戦でパラリンピック出場権を勝ち取り、喜びを分かち合いたいと思っています。

黒田智成 選手
どこの国も簡単に勝てる相手ではありませんが、この4年間で国際試合の経験をたくさん積んできたので、世界の強豪相手にも平常心で戦えるようになりました。全員が自分たちの強みを共有し、自信を持って試合に臨めるよう、中国戦までにしっかりと準備をして、全試合勝つつもりで戦います。たくさんの方に会場で応援してもらいたいです。

北澤豪 大会アンバサダー/日本サッカー協会理事
JFAハウス内のヴァーチャルスタジアムで記者発表会ができたのは、お互いが協力体制にあり、かつ前に進んでいるということの表れであり、それが強化にもつながっていくと思います。ブラインドサッカーに10年以上関わっていますが、社会が障がい者スポーツをサポートしていこうという雰囲気に変わってきていると感じています。たくさんの人が会場に集まることで、社会に変化をもたらすきっかけになればと思います。

大会概要

大会名:
IBSA ブラインドサッカーアジア選手権 2015

大会日程:
2015年9月2日(水)~7日(月)

会場:
国立代々木競技場フットサルコート(東京都渋谷区神南2丁目1-1)

参加国:
日本、中国、韓国、イラン、マレーシア、インド (6カ国)

主催:
日本ブラインドサッカー協会

共催:International Blind Sports Federation(IBSA:国際視覚障害者スポーツ連盟)

※詳細は大会公式サイトおよび日本ブラインドサッカー協会ウェブサイトよりご確認ください。
IBSA ブラインドサッカーアジア選手権 2015
日本ブラインドサッカー協会

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