JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > U-22日本代表、コスタリカに快勝 ~親善試合で成長の跡を見せた選手たち

ニュース

U-22日本代表、コスタリカに快勝 ~親善試合で成長の跡を見せた選手たち

2015年07月02日

U-22日本代表、コスタリカに快勝 ~親善試合で成長の跡を見せた選手たち

リオデジャネイロ・オリンピック出場を目指すU-22日本代表チームは、7月1日にユアテックスタジアム仙台で行われた国際親善試合でU-22コスタリカ代表と対戦し、MF野津田岳人選手とFW金森健志選手の得点で2-0の快勝を収めました。

これまでは4-3-2-1システムや、キャプテンのMF遠藤航選手を「アンカー」に置く4-3-3システムで戦うことが多かったU-22日本代表でしたが、この試合では、初選出で18歳のMF井手口陽介を遠藤選手とともにボランチに並べた4-2-2-2システムを採用。これが遠藤選手の攻撃力を引き出すポイントとなりました。

立ち上がりこそ、強いフィジカルを誇るコスタリカの早いパス回しに取りどころを見いだせない日本でしたが、すぐに慣れ、最前線からチームが連動する守備と、ボールを奪ってから縦に速く出すパスで主導権を握りました。6分には遠藤選手の鋭い縦パスからFW浅野拓磨選手が抜け出してシュート。ボールは惜しくもポストを叩き、得点にはなりませんでしたが、完全にペースをつかみます。

10分にはカウンターからコスタリカFWマイロン・ジョルジ選手に抜け出されますが、GK櫛引政敏選手が冷静そのものの守備を見せて体でブロック。以後はカウンターの形もつくらせず、安定した守備を続けることができました。

相手のフィジカルに対し、闘志とチーム全員の連動した守備で対抗した日本。繰り返しチャンスをつくるなかで、38分に待望の先制点が生まれます。自陣中央の遠藤選手から相手陣深くに上がっていたDF亀川諒史選手にロングパスが通り、亀川選手が見事なスピードの変化で相手DFを抜き去ると、ゴールライン際から戻し気味のクロス。後方から走り込んだ野津田選手がワンタッチで右足に合わせ、ゴールに送り込みました。

後半に入ると手倉森誠監督は次々と交代選手を送り出し、システムも70分から4-3-3、88分には3-4-3にと変えると、交代選手を含めてチームは見事に対応。危なげなく90分間を戦い抜きました。

そうしたなかで、77分には交代出場の金森健志選手が相手パスをセンターサークル内でカットしてそのまま持ち上がり、ペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを叩き込んで2-0とし、勝利決定づけました。

2016年1月にカタールで開催されるリオデジャネイロ・オリンピックのアジア最終予選(兼AFC U-23選手権2016)に挑むU-22日本代表。各選手が所属チームでさらなる成長を見せることが期待されています。

監督・選手コメント

手倉森誠 U-22日本代表監督
選手たちには、「親善試合ではない、強化試合だ」と話しました。「我々の思いや志を示さなければならない、日本代表で戦うからには日本の魂を示さなければならない」と伝えました。選手はその思いをくみ、志を表現してくれたと思います。全員守備・全員攻撃、攻撃においての優先順位やバリエーション、守備での前からのプレス、ブロック、そしてシステム変更に対しての柔軟性など、成長していると手応えを感じる試合でした。今日は8人の交代が許されていましたが、(最終予選で使える)3人の交代枠で90分間できるかどうか、最終予選の連戦で今日のような内容の試合を誰が出ても毎回できるかが、これからの課題です。

MF 遠藤航 選手(湘南ベルマーレ)
(自分たちが)どういうサッカーをするのか、何をするべきかは整理されていますし、一人ひとりが戦術理解もできています。今日はメンバーがどんどん代わりましたが、後半も内容を落とさずにできました。先制点の場面では、それまでの相手のプレッシャーのかけ方を見て、こうすればフリーになれるのかなというのがありました。

MF 野津田岳人 選手(サンフレッチェ広島)
(先制点の場面は)あそこは狙っていました。浅野選手がニアでつぶれて自分のスペースを空けてくれたので、そこに入って行こうと思いました。亀川選手も見えていたと言っていました。亀川選手との連携はだいぶ良くなってきたと思います。良いタイミングで上がってきてくれるので、お互いが徐々に分かり合えてきたかなと思います。

ルイス・フェルナンド・ファジャス・アリアス U-22コスタリカ代表監督
日本のレベルの高さは予想したとおりで、驚きではありませんでした。そうしたプレーに慣れるために、この日本に来ました。コスタリカは1カ月後のオリンピック予選に向けてテストをしているところで、フル代表に入っているFWダビド・ラミレス選手など7人を連れてくることができませんでした。彼らを含めて最終メンバーを決めたいと思っています。

JFA-TV

  • 遠藤航 選手( 湘南ベルマーレ)インタビュー

  • 野津田岳人 選手(サンフレッチェ広島)インタビュー

  • 金森健志 選手(アビスパ福岡)インタビュー

アーカイブ
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー