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FC東京が3位に浮上 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

2015年07月06日

FC東京が3位に浮上 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

ピックアップマッチ

FC東京U-18 1-0(前半0-0、後半1-0) 清水エスパルスユース

高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第8節が7月5日(日)に各地で開催され、4位のFC東京U-18(東京)は、7位の清水エスパルスユース(静岡)と対戦しました。観客席にはホームのFC東京サポーターだけではなく、オレンジのグッズを持った清水サポーターも駆けつけ、両チームに声援を送っていました。

3連敗中の清水エスパルスユースは、立ち上がりからハーフウェーラインまで引いて守備を固めました。そのため、FC東京はボールを保持することができましたが「ロングボールを蹴ろうとすると、相手の最終ラインの戻りが早かったし、中盤も空かなかった。こっちが足を動かしても、ボールを動かしても、崩れなくて難しかった」と渡辺拓也選手が振り返ったように、組織的な清水の守備に苦しみます。それでも、30分過ぎからは中盤の底に入った安部柊斗選手がゴールに迫る場面もありましたが、得点を挙げられません。44分の佐藤亮選手のヘディングも清水のGK水谷駿介選手の好セーブに阻まれました。

スコアレスで迎えた後半も序盤はFC東京が攻め込みます。しかし、57分の決定機もGK水谷選手の守備に阻まれました。60分を過ぎると、清水がチャンスをつくり始めます。FC東京の守備を崩す場面もありましたが、福井悠陽選手、沼野誠也選手のシュートは、ともに枠外へ飛び、決定機を生かせませんでした。危険な時間帯を無失点で切り抜けたFC東京は、77分に鈴木喜丈選手が中盤の底からドリブル突破を仕掛け、味方選手とのワンツーで守備を突破。最後はGKをかわしてシュートを流し込みました。このゴールを守り切ったFC東京が1-0で勝利を収めています。

監督・選手コメント

佐藤一樹 監督(FC東京U-18)
前節の大宮戦では終盤までリードしていましたが、最後に追い付かれてしまいました。エスパルスの(パスコースの)消し方がうまくて、思った以上に背後は取れないし、ボールもいつも以上に縦に入っていきませんでした。それでも、選手たちが前の試合から何かを学び、今日はしっかり1-0で試合を終えて勝点3を手にできたことは、プレミアリーグで毎試合、良い経験を積ませてもらっている成果が出たのかなと思います。

鈴木喜丈 選手(FC東京U-18)
(得点シーンは)自分で中盤からゴール前に持って行って、パスを出した後も自分で行こうと思っていました。リターンパスが来て、落ち着いてGKもかわして決めることができました。前半はゴール前になかなか入れなかったのですが、チャンスを見てどこかのタイミングで点を取れたらいいなと思っていました。最近は自信も付いてきて、プレーをしていて楽しいです。最近は勝ち切れていなかったので、この試合で勝ちが拾えたことは良かったです。

平岡宏章 監督(清水エスパルスユース)
FC東京は力強く、スピードもあって、このプレミアリーグで一番力を持っているチームだと思っていました。無理にボールを取りにいっても、彼らのカウンターのスピードを生かすだけになってしまうと思ったので、まずしっかり守ることを徹底し、残り30分で勝負どころが来ると思っていました。選手たちはプランどおりに遂行してくれましたが、2度の決定機を生かせませんでした。あそこまで集中して守れていただけに、もったいないです。

村松航太 選手(清水エスパルスユース)
これまで前半、後半の残り15分で失点することが多かったので、そこは気を付けようとみんなで話していました。前半からしっかり耐えることができていましたし、狙いどおりに試合は進められましたが、残り15分でまた踏ん張り切れなかったのは、まだ課題が残る証拠だと思います。4連敗になってしまいましたが、試合内容は良くなってきていると思います。フィニッシュやラストパスの精度をみんなで高めて、ブレずにやっていきたいです。

その他の試合結果

コンサドーレ札幌U-18 0-1(前半0-0、後半0-1) JFAアカデミー福島
青森山田高校 1-1(前半1-0、後半0-1) 鹿島アントラーズユース
市立船橋高校 2-1(前半1-0、後半1-1) 柏レイソルU-18
流通経済大学付属柏高校 0-3(前半0-1、後半0-2) 大宮アルディージャユース

コンサドーレ札幌U-18(北海道)は、ホームにJFAアカデミー福島(静岡)を迎えました。後半アディショナルタイムまでスコアレスだった一戦は、谷口憧斗選手のゴールでアカデミー福島が1-0で勝利し、2連勝を飾っています。首位の鹿島アントラーズユース(茨城)は、青森山田高校(青森)に1点を先制されますが、75分に追い付いて無敗をキープ。2位の市立船橋高校(千葉)は、柏レイソルU-18(千葉)との千葉県勢対決を2-1で制し、首位の鹿島に勝点1差と迫りました。9位の流通経済大学付属柏高校(千葉)は、大宮アルディージャユース(埼玉)に0-3で完敗を喫し、最下位アカデミー福島と勝点6で並びました。

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