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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐第4種の取り組み(鳥取県サッカー協会)
2015年09月09日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き第4種の取り組みを紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2015年8月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第4種の取り組み~鳥取県サッカー協会
小林慎太郎 第4種委員長
「小さな県というストロングポイントを生かした環境整備」
鳥取県は日本一人口が少なく、少子高齢化が加速していますが、第4種のサッカー登録チーム数、選手登録数は年々増加傾向にあります。東西に広がる本県は、高速道路などのインフラ整備に伴い、東部地区から西部地区までの移動時間がおよそ2時間という非常にコンパクトな土地です。このメリットを生かしながら、競技会とトレセン活動という2本柱で整備を進めてきました。
まず競技会については、U-12リーグ戦の整備を行いました。各チームが生活圏内で活動できるようにリーグを振り分け、本年度は89チーム約2500人の選手が参加しています。また、全日本少年サッカー大会へのリンクが義務化されたことから、昨年秋にプロジェクトを立ち上げた本県協会の事務局と連携しながら年間カレンダーを整備し、毎月第1週と第3週をリーグ戦デー、第4週をトレセンデーに設定しました。さらに登録選手の出場機会が少しでも増えるようにと、県内の全リーグに「ドリーム賞」を設け、1試合あたりの出場人数を記録し、年間を通じて出場選手数の多いチームを表彰するという取り組みを行っています。ただ勝敗にこだわるのではなく、登録チームのそれぞれのニーズに合ったリーグ戦にするための方策を模索しています。今秋には全チームにアンケートを実施し、リーグ戦に対する感想を出していただき、それを検証して次年度につなげていきたいと考えています。
次にトレセン活動についてですが、移動時間が少ないというメリットを生かして、県トレセンの回数を増やしています。県内3地区のトレセンに加え、県トレセン、女子トレセンの全5グループ構成で毎月活動しています。鳥取市や大山町のフットボールセンターを活用して芝生のグラウンドで活動するなど、良い環境が整いつつあると感じています。トレーニングメニューについても技術担当者の研修会で共有し、県の課題と育成方針を整理しながら進めています。また、毎年6月にはトレセンフェスタを開催し、U-12トレセンのほか、U-13、U-14の各地区トレセンが集まって地区対抗戦を実施しています。選手の育成状況を指導者が「観て、話して、共有する」ことや「県内課題を見つけ出す」ことなど目的を持った活動ができ始めています。
小さな県だからこそ「距離と人の近さ」というストロングポイントを最大限に生かし、未来を担う選手一人ひとりが輝けるよう今後も環境整備を進めていきたいと思います。
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