9月13日（日）
8日目のトレーニングは前日と同様に、2部練習を行いました。モンゴルの代表戦でも使用するNational Garden Pitchにて、非常に暑く乾燥した気候の中、選手は集中してトレーニングに臨みます。4対2のパス回しから始まり、8対8、GKを入れて7対7など守備を意識した練習に時間を割きました。過去の遠征でも守備への切り替えが遅く失点してしまったケースがあるので、攻守の切り替えスピードを再確認しました。また、疲れからか体を張っていない守備をした選手には、厳しい激が何度もスタッフから飛びました。

午後はさらに気温が32℃まで上がり、乾燥も重なって水分補給する回数が増えました。その中でもGKを入れて5対3のクロスシュート練習では、選手は午前に比べさらに集中力を高め、体を張ったプレーが何度も出ました。最後にはピッチの3分の2を使った紅白戦を実施。夜のミーティングでは木村浩吉 育成年代代表チームダイレクターから日本代表として必要なことを改めて共有し、多くの選手が自分の意見を発言するなど活発な雰囲気でミーティングは終了しました。

9月14日（月）
9日目は午前中のみトレーニングを実施しました。試合を想定し、セットプレーの練習を中心に取り組みました。コーナーキックやフリーキックのさまざまなシチュエーションを試し、ポジションの確認を厳しくスタッフが指摘していきます。選手たちは次第に自分たちで工夫して崩す場面が見られるようになりました。夜のミーティングでは、元日本代表である中澤佑二選手の映像を見ました。中澤選手が過去育成年代の代表にも選出されなかった環境から、基礎練習を繰り返して徹底的にサッカーを追求し、地道な努力で日本代表には無くてはならない存在となった過程を皆で共有し、ミーティングを締めくくりました。

明日は「00JAPAN」大会初戦の前日記者会見及び公式練習に臨みます。

*「00JAPAN」：2000年以降に生まれたメンバーで構成されたU-15日本代表チームの呼称

選手コメント

GK　高田侑真 選手（東山高）
菅平での直前キャンプでは怪我でフィジカル面中心のトレーニングでしたが、そこで体幹など鍛えることができて良かったです。モンゴルに入ってからは2部練習で追い込んでいますが、怪我含めコンディションは非常に良くなりました。本番まであと2日ですが、チームの雰囲気も徐々に良くなっていますので、さらに良い準備を皆でしていきたいです。一回一回のプレーの質にこだわり、GKとして最後方からチームを盛り上げたいと思います。

DF　監物拓歩 選手（清水エスパルスジュニアユース）
チームの雰囲気は一体感があり良いです。まだ練習準備などが遅いなど課題も多々あるので、改善していきたいです。個人としてはゴール前での粘りなどが足りず、パスなども消極的になってしまう部分が散見されるので、シュートを打たせない気持ちを誰よりも持ち、もっと体を張っていきたいです。また、長所であるロングパスを活かしチャンスを少しでも増やしたいです。一つ一つのプレーに自信を持ち、相手に隙を与えない努力をしていきたいと思います。

FW　中村敬斗 選手（三菱養和SC巣鴨ジュニアユース）
菅平での直前キャンプでは標高の高さに苦戦し、疲れやすかったのですが、モンゴルに来てからはコンディションが非常に良く、高地トレーニングの効果がでていると思います。2日間の2部練習はハードでしたが、トレーニング内容も非常に濃く、充実しています。明後日からはいよいよAFC U-16選手権大会予選が始まるので、チームの雰囲気を保ちつつ、良い緊張感の中で明日も頑張ります。個人としては必ず得点し、結果を出したいと思います。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。