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2015年 第4回J3担当審判員研修会を実施
2015年09月30日
9月21日(月・祝)、22日(火・祝)、JFAハウスにてJ3担当審判員研修会を実施しました。
座学ではマネジメントやサッカーを学ぶということを中心に、より良い対応をするためにはどのようにしたらいいか、戦術の分析や実際の試合映像を使ってディスカッションしました。
また、フィジカル面では、今まで取り組んできていることの成果が出ていることを認識し、さらに高めていくためにはどのようにトレーニングを実施していけばいいかなどを確認しました。
Jリーグの連戦の合間でしたが、参加者は積極的にプログラムに取り組む様子が見られました。
指導者コメント
柏原丈二 トップレフェリーインストラクター
シーズンも中盤から終盤に差し掛かっています。中断後のゲームの中からいくつか事象をピックアップし、ディスカッションを行い、グループワークでは違うアプローチで考えていきました。主にペナルティエリア付近の(ペナルティエリア内含め)判定、選手の対応、協力関係に関して主審がどうしたら毅然とした態度で、また正しい判定に結び付けることが出来るかをいくつかの選択肢を増やしながら方向性の統一を再確認しました。全てのゲームに全力を尽くし、強い気持ちと毅然とした態度でゲームをコントロールしていければと感じています。
参加者コメント
眞鍋久大 1級審判員(北海道)
今回の研修では、マネジメントの技術としてアンガーマネージメント(怒りの感情に上手に付き合う技術)、戦術面の理解として「なぜ選手はファウルをしたか」ということを題材にしていただき、学ぶことができました。アンガーマネージメントでは2つの具体例で相手のイライラを増長させる言葉とは何か、どういう言葉や態度に変えれば怒りは小さくなるかをシーン別に実演しました。普段何気なく使っている言葉でも相手に伝わらないことがあることを認識したり、具体的に何をどう変えて欲しいかを伝えることが大切なのだと、いくつかのキーポイントを発見しました。戦術面ではなぜファウルをしたかを考え、シーン別にさまざまな意見交換をし、発見が多くありました。また、グループディスカッションを行ったことで、よりたくさんの見方や考え方が伺えたのも勉強になりました。今シーズンの試合も残り少なくなり、より難しいゲームが続くかと思いますが、私たち審判団も良いゲームの一員となれるよう努力をし、チャレンジを繰り返していきたいと思います。
宇田賢史 1級審判員(東京都)
「フィジカル」「アンガーマネジメント」「ファウルの分析」「映像分析」の4つのテーマついて取り組みました。フィジカル面では、8月に行ったフィットネステストにおいて、私自身時間・内容・目的など考えながら、工夫し取り組んできたことの成果が確認でき、自信にもつながりました。今回の研修会を通して、状況やジェスチャー、コミュニケーションをより深く考え、ゲームを通して安定してマネジメントしていくことの大切さを学びました。ディスカッションを通じて、他の審判員の考え方も参考になり、共通認識が深まったと思います。ゲーム終盤に向けて、この研修会で得たものを意識高く取り組んでいきたいと思います。
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