JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > U-15日本女子選抜トレーニング 最終日はU-16チャイニーズ・タイペイ女子代表と練習試合

ニュース

U-15日本女子選抜トレーニング 最終日はU-16チャイニーズ・タイペイ女子代表と練習試合

2015年10月07日

U-15日本女子選抜トレーニング 最終日はU-16チャイニーズ・タイペイ女子代表と練習試合

10月3日(土)から始まったU-15日本女子選抜のトレーニングキャンプ。最終日となった6日(火)は、U-16チャイニーズ・タイペイ女子代表とのトレーニングマッチを行いました。

体格で上回る相手ではありましたが、選手たちはこのキャンプで成長した姿を随所で見せ、次のステージへのステップアップを誓って4日間のキャンプを終えました。

U-15日本女子選抜 Aグループ (5-0) U-16チャイニーズ・タイペイ女子代表

得点
23分 宮本春花
25分 宮本春花
28分 十川ゆき
43分 加藤栞
51分 山上ひとみ

U-15日本女子選抜 Bグループ (1-1) U-16チャイニーズ・タイペイ女子代表

得点
15分 梶井鈴音

総括責任者コメント

大部由美 総括責任者(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ/ナショナルトレセンコーチ)
キャンプの初日に「このキャンプは44人で作り上げていくもの」と提示し、選手たちの自立に働きかけていきました。3日目の夜のレクチャーでは自分たちの進むレール(代表活動)について提示をし、「まだ中学3年生か?もう中学3年生か?」を考えてもらいました。2011年の女子ワールドカップでなでしこジャパンが優勝したことをきっかけに女子サッカーは注目を集め、アンダーカテゴリーの代表も成果を残してきています。その結果、選手を見ていると、ナショナルトレセンやエリートプログラムに選ばれると「代表選手に選ばれ、世界との戦いに勝てる」と思ってしまっているのではないかと感じます。今一度、選手の自立に働きかけて、人間性を高める意識をこの年代から持ち、その上でサッカー選手として一流を目指してほしいと強く感じました。

この4日間のキャンプは、普段よりもプレッシャーが速く、思うようにプレーできなかったり、練習量が多くパフォーマンスが落ちてきていることもありました。ぜひ経験した事を日常に持ち帰りレベルアップしてほしいと思います。最後に、今回は同じタイミングでU-16チャイニーズ・タイペイ女子代表がキャンプ中で、キャンプ最終日にトレーニングゲームをする事ができました。11月にU-16AFC女子選手権を控えているにも関わらず、「プレーヤーズ ファースト」を考えて快く対戦していただいたチャイニーズ・タイペイサッカー協会に感謝いたします。

アシスタントコーチコメント

古城里香 アシスタントコーチ(鳳凰高等学校)
地域(九州)からアシスタントコーチとして参加し、この年代のトップレベルの選手とトレーニングをしていく中で、非常に多くの刺激を受けることができました。今後世界で戦うためには、この年代で更に日常のレベルアップを図り、基準を変えていかなければならないと感じました。そのために、日常から関わる私たち地域の指導者もレベルアップし、高い基準をもって常に選手に良い刺激を与えていきたいと思います。

小倉咲子 アシスタントコーチ(エステレーラ相馬)
地域(東北)コーチとして参加しました。テクニックや判断、サッカー理解をはじめとする選手の個のレベル差や、選手たちのレベルに応じたオーガナイズの変更やコーチングの質など、地域に持ち帰らなければならないことが多くありました。良い環境、良い天候に恵まれたなか、このメンバーでキャンプができたことは選手たちにとっても、自分自身にとっても大変貴重な経験だったと思います。

選手コメント

加藤栞 選手(FCオリベ多治見ジュニアユース)
外国の選手と試合をするのは初めてでしたが、寄せを早くし、判断良くパスしながらも積極的にドリブルで仕掛けようと思って臨みました。持ち味のスピードを活かしたドリブルや身体で負けないことを心がけ、自分の力は通用したと感じています。ゲーム中、相手の寄せが早いと動き出しが遅れてしまったり、パスミスが出たことが課題です。得点シーンは、昨日トレーニングしたクロスへの入り方で、自分のタイミングでクロスが出てこなかった時に動き直すという場面があり、動き直した後にタイミングよくクロスがきてピッタリ頭で合わせることができました。これまでは、ヘディングでの競り合いが苦手でしたが、今回のキャンプでそのタイミングがつかめたことが収穫でした。

岡田真波 選手(FC Belta)
今回のキャンプでは、高いレベルの選手が集まってくる中で、これまでやってきたことを発揮し、自分がどれくらいできるかを確かめること、キャンプ中にできたことをどんどん挑戦することを目指していました。守備面では、ボールを持った相手にプレッシャーを掛けることと、攻撃面でのロングパス、ショートパスはうまく出来たと思います。また、積極的に裏に抜け出してゴールに向かうプレーもチャレンジすることができました。海外のチームとの対戦は初めてで、相手は体格が大きく、スピードがありました。良かったところは、意識してボールをもらう準備ができたところと、パスも正確に出せたところです。しかし、決定的なチャンスを決めることができませんでした。この4日間やってきたことで、できなかったことをチームに戻ったらたくさん練習し、できたことはもっと精度をあげていきたいです。このキャンプに来られたことに感謝しています。

宮本光梨 選手(アスペガスフットボールクラブ)
今日の試合では、自分ができることを100%発揮し、得意なドリブルから突破してシュートなど、ゴールを狙ったプレーを多くしたいと思っていました。ミスもありましたが、積極的にシュートを狙うプレーはできたと思います。普段はサイドハーフでプレーしていますが、今日はサイドバックで、いつもと違ったポジションでした。サイドハーフの加藤選手との連携で、パスでサイドを崩して自分で攻め上がってシュートまで持っていくことができました。1本目はサイドから相手DFの裏を狙うことができましたが、2本目は相手が引いて守ってきたので裏のスペースが無くなり、足元にパスを付けるプレーになってしまいました。普段も、ボールを奪うところまではうまくいきますが、その後のパスがつながらないことが課題です。このキャンプに来る前は、あまりワンツーを使ったプレーやオーバーラップはしませんでしたが、今日のゲームでは周りと連携し、そのようなプレーをすることができました。ただ、全体的にシュートをあまり打たないことが気になりました。キャンプの最初に、リーダーとして引っ張る人がいないとコーチたちから言われたので、自分でもその役割をしようと最後の方は積極的に声を掛けるようにしました。

スケジュール

10月3日(土) PM トレーニング、コミュニケーションスキル
10月4日(日) AM
PM
トレーニング
トレーニング、レクチャー、ミーティング
10月5日(月) AM
PM
トレーニング
トレーニング、ミーティング
10月6日(火) AM トレーニング
関連情報
アーカイブ
NEWS メニュー

協賛

  • 株式会社ナイキジャパン

協力

  • 株式会社モルテン
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー