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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐女子サッカーの取り組み(石川県サッカー協会)
2015年11月05日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き女子サッカーの取り組みを紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2015年10月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
女子サッカーの取り組み~石川県サッカー協会
佐野新一 女子委員長
「女子サッカーの普及と活性化に向けた3つの取り組み」
2015年度の石川県女子チームの登録数は、4種5チーム、高校5チーム、大学1チーム、一般5チームとなっています。高校体育連盟(高体連)に女子サッカーの加盟が認められて以降、高校チームが5つ新設され、これが登録チームの増加につながっています。そのほかU-15の2チームと一般の2チームが休会している状況です。
なでしこジャパン(日本女子代表)の活躍で女子サッカーへの関心は確実に高まってきました。しかし一方で、少子化による児童数の減少によりU-12やU-15のチームで部員数が減り、金沢市とその周辺以外の地域では女子チームを新設したり存続させることに苦慮しています。中学生においては、男子と一緒にサッカー部に入って活動する選手がいる半面、サッカー以外の部活動に流れる選手も多くなっています。他競技の部活動との両立を図りながら、女子のクラブチームで活動する選手もいますが、部活動を優先するよう指示され、女子サッカーの大会に参加できないといったケースもあります。
このような現況を踏まえながら、本県協会では次の3つの事業に取り組んでいます。
1.初心者サッカー教室の開設 (年間8回程度)
幼児・小学生から社会人の初心者を対象に、女子連盟に所属するB級・C級コーチが基礎的な技能を指導したり、ゲームを楽しむ体験を通じてサッカーに親しんでもらっています。
2.女子サッカーリーグの充実 (4月~10月)
本県の一般リーグは1993(平成5)年から、U-12の部は1994(平成6)年からスタートし、実に23年の歴史があります。リーグ戦を通して競技力を向上させ、上位リーグである北信越女子リーグに参入し、活躍できるチームの育成を目指しています。
3.育成強化フェスティバル (年間7回程度)
女子連盟に所属する指導者やトレセンコーチなどが協力し、合同練習会やトレーニングマッチなどを行って各カテゴリーのチームのレベルアップを図っています。
これらの活動を通して、多くの県民に女子サッカー選手の活動を身近に感じてもらえるようになりました。また、地元の新聞に紹介していただく機会も多く、普及面で大いに役立っています。今後は中学校の部活動との協力関係を構築し、男子が多いサッカー部の中で女子も自由に参加し活動できる環境が保障されること、そして、女子独自の大会や取り組みを指導者および顧問の方々にもっと周知して、選手たちがより参加しやすい環境をつくることが重要。
※2014年度より、U-12世代の選手・チームは、男女とも「