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SAMURAI BLUEシンガポールに3-0勝利で首位奪回 ~FIFAワールドカップ予選第5戦~

2015年11月13日

SAMURAI BLUEシンガポールに3-0勝利で首位奪回 ~FIFAワールドカップ予選第5戦~

SAMURAI BLUE(日本代表)は11月12日、2018 FIFAワールドカップロシア・アジア2次予選第5戦でシンガポールとアウェイで対戦し、FW金崎夢生選手(鹿島アントラーズ)の先制点などで3-0で勝ちました。

この結果、日本は4勝1分けで勝ち点を13に伸ばし、この日試合のなかったシリア(4勝1敗)を勝ち点1差で上回り、再びグループE首位に立ちました。

日本は予選初戦となった前回6月の対戦で数多く攻め込みながら0-0に終わった反省を活かして、ピッチを広く使って多彩な攻めを意識したプレーを展開。5年ぶりの代表戦復帰となった金崎選手を1トップに起用し、トップ下の清武弘嗣選手(ハノーファー96)、右サイドの本田圭佑選手(ACミラン)、左サイドの武藤嘉紀選手(1.FSVマインツ05)らと絡んで前線でボールを保持しながら積極的に動きます。

守備的MFの長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)が相手の攻撃の芽を摘み、柏木陽介選手(浦和レッズ)が鋭いパスを前線の選手へ送り、相手に揺さぶりをかけながら得点機をお膳立てします。

立ち上がり7分、武藤選手のクロスボールにファーサイドで相手DFの裏に顔を出した本田選手がヘディングで狙いましたが、6月の対戦でも活躍したGK Izwan Mahbud選手に止められ、16分にもFKからゴール前に詰めた吉田選手、本田選手が立て続けにシュートを放ちましたが、Mahbud選手やFW Fazrul Shahul選手に阻まれました。

しかし、日本はその後も粘り強くサイドから攻めて1点目、2点目を奪いました。

先制点は20分。森重選手からのパスを右サイドで受けた本田選手が相手を惹きつけながらクロスボールを送ります。これを逆サイドで受けた武藤選手が頭で落として金崎選手へ繋ぐと、金崎選手は胸で受けたボールを左足で捉えて、鮮やかにゴールネットを揺らしました。代表初ゴールを叩き込んだ金崎選手は猛ダッシュでベンチに走り寄ると、控え選手らと先制弾を喜びました。

2点目はその6分後です。テンポ良く繋ぎ、右サイドからのボールを武藤選手が本田選手へ出し、本田選手が冷静に決めました。

日本はその後も攻撃の手を緩めず、33分にも武藤選手の左サイドからの折り返しを本田選手がゴール前でシュート。42分には吉田選手がミドルレンジから狙いましたが、いずれも相手GKに止められました。

前半を2-0リードで折り返した日本は後半に入っても、本田選手、武藤選手、長谷部選手、金崎選手らが相手ゴールを脅かしますが、相手GKの好反応もあり、なかなか3点目を奪えません。

高温多湿の暑さによる疲れか、少し動きが落ちてきた日本は、相手にシュートを許す場面を与えてしまいます。65分にFKでFaris Ramliに頭で合わされ、その6分後にはFaris RamliのクロスにニアでAbu SujadにDFの前に入られてヘディングを打たれます。どちらのシュートもゴールの外に流れたものの、際どい場面でした。

日本は70分に武藤選手に代えてFW宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)、75分には清武選手に代えてMF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)、さらに82分には本田選手に代えてFW原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)を送り込み、新たな攻撃の糸口を探します。

すると88分に、酒井選手の右サイドの攻め上がりからCKの機会を得ます。柏木選手のCKに吉田選手がヘディングで合わせると、これは相手選手にゴールライン上でクリアされます。しかし、そのこぼれ球に反応した宇佐美選手がシュートを狙うと、吉田選手の足に当たってゴールに吸い込まれました。

日本は次の予選第6戦目のカンボジア戦(17日)へ向けて、13日にシンガポールからプノンペンへ移動します。

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監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
勝ててとても嬉しいです。前半はかなり良く、選手たちは野心とアグレッシブさを出して美しいプレーを何度か見せました。後半は暑さによる疲れもあってリズムが落ちましたが、大きなチャンスを作り続けていたので、もっと点を獲れていたと思います。そこは残念です。決めるところで決めなくてはなりません。

金崎選手、柏木選手、清武選手の表現には満足です。特に前半、彼らは同時に動き出すことでチャンスを作り出していました。金崎選手は難しいゴールをとても美しく決め、清武選手は守備を固めた相手に良く戦いました。彼らのアグレッシブさで高い位置でボールを奪うことができましたし、柏木選手は多彩で効果的なビルドアップをしてくれました。ただ、相手に初めて危険な場面を作られ、フリーでシュートを打たれたことは問題です。ディシプリンが欠けたところを相手につかれました。ワールドカップ予選では相手を過小評価してはならないということです。

MF 清武弘嗣 選手(ハノーファー96)
試合前からトップ下にボールを入れるのは難しいかなと思っていたので、いろいろ考えながらプレーしました。柏木選手や長谷部選手が前を向けていたので我慢して真ん中でプレーして、少ないチャンスで何かできればと思っていました。チームとして3-0で勝てたことはポジティブに捉えていいと思います。

MF 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
暑さもあって、みんな疲れている感じで動きが無かったので、ボールを早く回してうまくリズムを出していければと思っていました。勝ったことと余計な失点をしなかったことが良かったです。欲を言えばあと4点、5点と獲りたかったです。

MF 柏木陽介 選手(浦和レッズ)
裏を突く時とサイドとの使い分けをうまくできたかと思います。香川選手と清武選手にはボールを触らせて良さを出そうと意識していました。クロスの質とクロスまでの質、中の合わせ方があればもう少し点を獲れたと思うので、そこは徹底して上げていかないといけないと思います。

Bernd Stange シンガポール代表 監督
3-0で勝利した日本を祝福したいです。日本の出方に驚きはなかったですが、左右の展開やショートパスでの組み立てなどで我々を揺さぶりました。立ち上がり15分はもっと高い位置でプレーしたかったのですが、我々の選手たちが相手をリスペクトして下がり過ぎてしまいました。それでも90分間ファイトを続けたのですが、我々には十分な強さがなかったということで、正当な結果だと思います。

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スケジュール

11月8日(日) AM トレーニング
11月9日(月) PM トレーニング
11月10日(火) PM トレーニング
11月11日(水) PM 公式会見
公式練習(ナショナルスタジアム)
11月12日(木) 3-0 2018FIFAワールドカップロシア™ アジア2次予選 兼AFCアジアカップUAE2019予選
vs シンガポール代表(ナショナルスタジアム)
大会情報はこちら
11月13日(金) AM トレーニング
11月14日(土) PM トレーニング
11月15日(日) PM トレーニング
11月16日(月) PM 公式会見
公式練習
11月17日(火) 19:14
(現地時間)
2018FIFAワールドカップロシア™ アジア2次予選 兼AFCアジアカップUAE2019予選
vs カンボジア代表(ナショナルオリンピックスタジアム)
大会情報はこちら

2018FIFA ワールドカップロシア™ アジア2次予選 兼 AFC アジアカップUAE2019 予選

11月17日(火) 日本時間 21:14キックオフ(予定)
カンボジア/ ナショナルオリンピックスタジアム
カンボジア代表 vs SAMURAI BLUE(日本代表)
大会情報はこちら

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