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明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ 準決勝 ガンバ大阪が延長戦を制す
2015年11月29日
11月28日(土)に埼玉スタジアム2002で、明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ準決勝「浦和レッズ vs ガンバ大阪」が行われました。
明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ準決勝
浦和レッズ 1-3(前半0-0、後半1-1、延長前半0-0、延長後半0-2) ガンバ大阪
前半は拮抗した展開となり、両チーム惜しいチャンスを迎えながらもゴールを奪えません。しかし、後半立ち上がりの47分、G大阪は高い位置でボールを奪った大森晃太郎選手からのパスを受けた今野泰幸選手が、エリア内で落ち着いてシュートを放ちガンバ大阪が先制します。その後は同点に追い付きたい浦和レッズが攻勢を仕掛け、李忠成選手や阿部勇樹があわやというシュートを放ちスタジアムを沸かせます。そして72分、CKの流れから最後はズラタン選手が頭で押し込み、浦和が同点に追い付きました。その後もお互いチャンスを迎えたものの勝ち越しゴールは生まれず、1-1のまま勝負は延長戦へ。
延長戦でも両チームが決定的な場面を作りましたが、GKの好セーブなどもあり、なかなかスコアは動きません。しかしPK戦突入かと思われた118分、途中出場の米倉恒貴選手の右からのクロスを逆サイドに走り込んだ藤春廣輝選手がボレーで合わせ、G大阪が勝ち越しに成功。さらに終了間際にも素早いリスタートからパトリック選手がダメ押しの3点目を奪い、3-1でG大阪が勝利を収めました。この結果G大阪が、サンフレッチェ広島の待つ決勝へと駒を進めました。
決勝第1戦は12月2日(水)に万博陸上競技場で19:30より、第2戦は5日(土)にエディオンスタジアム広島で19:30より行われます。
なお、Jリーグチャンピオンシップ王者は12月に日本で開催されるFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015に開催国代表として出場し、オークランド・シティーFC(オセアニア代表)と開幕戦を戦います。
監督コメント
ミハイロ ペトロヴィッチ 監督(浦和レッズ)
前半はお互いがハードに戦い合い非常にきっ抗したゲームとなりました。後半は立ち上がりすぐにミスから失点をしました。そのことによって、自分たちが点を取りにいかないといけないという展開になってしまいました。そこから我々は非常に素晴らしい攻撃を仕掛け、多くのコンビネーションから得点になってもおかしくないシーンを作れていたと思います。延長に入っても主導権を握りながら攻撃をする展開が多かったと思いますし、試合全体を見れば我々が勝利に値するチームであったと思いますが、ただ結果として我々は敗戦してしまいました。選手はこの試合に勝利すべく、非常によく戦ってくれたと思います。彼らの持つベストをぶつけてくれたと思いますし、彼らの今日の頑張りを監督として称賛し、感謝しています。これほどまでに運に味方されないかという思いもあります。シーズンを通して選手たちはコンスタントに良く戦い、彼らのサッカーを見せてくれました。彼らの今日の試合での頑張り、あるいは今季を通しての頑張りに、監督として大きな感謝を持っています。
長谷川健太 監督(ガンバ大阪)
両チームともに気持ちの入ったゲームができたのではないでしょうか。そういう中で勝利できたのは若干の運があったからだと思います。レッズは力のあるチームですし、一瞬のミスが命取りになると思っていました。延長でまさか丹羽(大輝)がああいうプレーをすると思いませんでしたが、それが逆にレッズの選手の集中を削いだような感じになり、藤春(廣輝)がバースデーゴールを決めるという劇的な流れで勝つことができたと思います。選手もこのスタジアムではどうしても(鹿島アントラーズに0-3で敗れた)ヤマザキナビスコカップ決勝のイメージが残っていましたが、それを払拭する試合をしてくれました。ただ、まだ準決勝を勝っただけ。決勝の相手である広島は非常にバランスの取れたチームなので、しっかりと準備をして、広島に勝って今季のチャンピオンになれるようにしたいです。
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