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明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ 決勝 1戦目 サンフレッチェ広島が勝利
2015年12月03日
明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ決勝 ガンバ大阪対サンフレッチェ広島の第1戦が12月2日(水)、万博陸上競技場で行われました。
明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ決勝 第1戦
ガンバ大阪 2-3(前半0-0、後半2-3) サンフレッチェ広島
前半はホームのガンバ大阪が押し気味に試合を展開。宇佐美貴史選手のドリブル突破を起点に阿部浩之選手が惜しいシュートを放つなどいくつか好機を迎えたものの、ゴールには結び付けられません。
0-0で迎えた後半は一転、激しい点の取り合いに。60分、広島守備陣の隙をつき長沢駿選手のゴールでG大阪が先制すると、追い付きたい広島は選手交代で勢いを増し、80分に途中出場の柏好文選手のシュート気味のクロスボールをドウグラス選手が頭で合わせて同点にします。
しかしその直後の81分、遠藤保仁選手のFKから最後は今野泰幸選手がボレーでたたき込み、再びG大阪が勝ち越します。このまま試合が終わるかと思われましたが、86分にG大阪オ・ジェソク選手が退場となると、数的優位を手にした広島が最後の攻勢を仕掛けます。そしてアディショナルタイムに突入した90+1分、青山敏弘選手のクロスボールを佐々木翔選手が頭で合わせて同点に追い付くと、さらに90+6分に森﨑和幸選手のインターセプトから左サイドを打開し、ゴール前に詰めていた柏選手がこぼれ球を押し込んで決勝ゴールを奪取。土壇場で勝負強さを見せた広島が劇的な逆転勝ちで、第1戦を3-2で制しました。
2015年のJリーグ王者が決まる注目の第2戦は、12月5日(土)19時30分よりエディオンスタジアム広島で行われます。
なお、Jリーグチャンピオンシップ王者は12月に日本で開催されるFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015に開催国代表として出場し、オークランド・シティーFC(オセアニア代表)と開幕戦を戦います。
監督コメント
長谷川健太 監督(ガンバ大阪)
ホームでの第1戦を勝てずに非常に残念です。第2戦があるので切り替えてやるのが一番大事だと思っています。
―オ・ジェソク選手の退場後の展開について
リスタートから一発でやられて2-2にされたところで、少し落ち着きがなくなってしまった。そこでもう少し慌てずに対応できれば、3点目を与えることはなかったと思っています。自分たちのスローインから相手にボールを奪われて、非常にもったいない失点でしたが、それも現状の力だと思いますので、しっかりと中2日で切り替えて臨みたいと思っています。
―長沢駿選手の先発起用の狙いは?
準決勝から中3日で、しかも120分戦ったということで、フレッシュな長沢を起用した。点を取ってくれたし、非常にアグレッシブなプレーをしてくれた。こちらの期待に応えてくれたと思っています。
森保一 監督(サンフレッチェ広島)
今日のチャンピオンシップ決勝第1戦に関しては、本当に難しい試合になると思ってこの地にやってきましたが、まさに我々が思っていた通りの厳しい試合になったと思っています。先制点を許し、追い付き、またリードされる展開の中で、選手が今年のシーズン中に見せてくれた、劣勢の中でも反発力を持ってはねのけること、劣勢になっても粘り強く辛抱強く戦っていく「継続力」を今日の試合でも見せてくれたと思います。選手が今年のシーズンで続けてきたことを、この大舞台でも発揮してくれて今日の勝利につながったと思っています。ただし、まだファーストレグが終わっただけなので、ホームに帰ってもしっかりと戦いたい。優勝に結び付けてこそ今日の勝利が生きてくると思っていますので、気を引き締めて準備していきたいと思います。